『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

雪の茶庭

2021-01-31 07:01:00 | 運動
昨日から
チラチラと降っていた雪が
今朝はすっかり積もって
庭は真っ白になった。






降り始め頃の
茶庭の蹲(つくばい)やら
雪見灯篭なぞが
薄っすらと
綿帽子を被り始めるころが
いちばん頃合いが佳い。

何事も「ほど」が
大事なのかもしれない。







昨年は
ベートーヴェン生誕250年の
記念イヤーだったので、
『パセティック』や『テンペスト』の
3楽章を本気モードでさらってきた。

久しぶりに、
『パセティック』の
主題の合間にある
コラール風の部分を
ゆっくりとペダルを効かせて
フレージングを歌わせてみた。

プロの演奏家は、
主題の速さに合わせて、
この部分もサラリと
何事もなかったかのように
弾き通してしまい、
いささか味わいに欠ける。

この部分は
楽典でいう処の
「反進行」で書かれており、
それが、ずらした「掛け合い」風に
構成されていて、
「七度」の和音なぞもあって、
ゆっくりロング・トーンで演奏すると
聖堂に響き渡るコラールのような
宗教性が感じられるのである

変奏曲の名手でもあった
楽聖らしく、
長いスケール(音階)に
主題旋律を合わせた部分も
プロはあたかも腕の見せ所のように
早いパッセージとして
無機的に聴かせるが、
こことても二分音符と四分音符に
音階が巧みに当て嵌められており
見事に対応しているのである。

ゆっくり弾いて
味わい深いというのは、
楽聖の構築した建造物が
いかに揺るぎなく、
精緻に巧みに
創り上げられたものかが
伺い識れる。

こういうのを
まさに芸術作品と呼ぶに
相応しいのだろう。





今朝の朝刊に
東海林さだおの
新刊広告を見つけたので、
さっそく密林(アマゾン)を
ポチッた。

亡き父が
氏の漫画をこよなく愛してたので、
学生時代から
我が家にはその作品が
すべて揃っていた。

父亡き後は、
自分が後続エッセイ類を
すべて買い上げている。

もう、書棚の
ショージ君コーナーは
100冊を超えているだろう。

氏も齢(よわい)八十三を超え、
今尚、健筆を振るっているのは
頼もしい限りである。





前日の残った
『トルテ・ダニョー』
(仔羊のパイ包み焼き)を
温め直して
パイ生地をパリリと復活させ
自家製のレモン・オリーヴ油と
ミール(蜂蜜)でやってみた。

自宅カウンセリング後の
"ぼっちランチ"だったので、
白の甘口ワインの
「モスカート」を合わせてみた。

作り立て、焼き立てには
及ばないものの、
それでも、
ケフタ/キョフテのような
クミン香の仔羊挽肉の
オリエンタル・テイストと
フレンチ風のパイが
素敵にマリアージュしていた。





Facebookの過去記事が
自分のニュースフィードだけには
表示されるが、
何年か前に載せた
30代のテニス姿を
久しぶりに見て、
その精悍に引き締まった肉体に
(若いなぁ…)
と、なんだか羨望の念を
禁じ得なかった(笑)。


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パイ作り

2021-01-30 07:17:00 | 食物・飲物
【栴檀は双葉より芳し】で、
幼児の頃、
包丁で野菜を切りたがり、
白菜を笊いっぱい分切って
喜んでいた…と、
祖父母から聞かさせたことがある(笑)。

小学時代は、
よく即席ラーメンを
台所で拵えていた。

時には、
横着な兄の分まで
作らされたこともある(笑)。

それと、
出前のラーメンを食べるのに
異常に喜んだ記憶もある。

高じて、
二十代から
フレンチ創りを始め、
教員時代には、
ずいぶんといろんな人に
フルコースを振舞った。

大阪と京都に住んでたので、
京阪神「三都」の
フレンチ・レストランを
ガイドブック片手に
10年かけて100店以上
ほぼすべて食べて廻った。

そうして、
二十代、三十代と
舌を鍛えたのが、
いい財産になっている。





冷凍のパイシートを
室温で戻してから、
小麦粉を振って
倍の大きさに麺棒でのばし
極薄の生地にした。

ラムの肩肉に
クミンシード、
コリアンダー、
タマネギなどを加え、
フードプロセッサーでミンチにし、
フィリングにした。





200℃のオーヴンで
20分ほど火入れし、
いい焼き色が付いてきたら、
取り出して半分にカットした。

ステーキなら
しばらく休ませて
肉汁を落ち着かせるが、
パイ包み焼きは
焼き立てが身上なので、
カットすると肉汁が
ダラダラと流れ落ちる。

なので、
それをソースに戻して
さらに旨味を加える。

焼き魚用の
本郷焼の裏地が
無釉で緋色がいい具合だったので
いちどそこにドレッセしてみたかった。

スパイシーなラムの
ハンバーグのようなモッチリ感に
パイ生地のパリパリした食感が
心地よく、たいへん美味であった。

ジュ・ド・ヴィアンド(肉汁)
を加えたブラウン・ソースも
一段と深みを増していた。

星付きレストランなら
『トルテ・ダニョー』
(仔羊のパイ包み焼き)
として、アラカルトで
5000円はふんだくられそうだ(笑)。

材料費よりも
手間がかかるもんねぇ…。






熱々のハーフカットを
4口ほどで速攻で片付けたので、
満腹中枢がまだ働かず、
一口分のお代わりを
小皿盛りにした。

セルフィーユのみの
簡素なドレッセは、
ビストロ風で、
これならオードヴルとして
1000円くらいだろうか(笑)。







ゆんべは
夕食後、早めに布団に入り、
YouTubeで
往年の名手・サビカスの
クラシカルなフラメンコ曲を
1時間ほど聞いただろうか…。

若き日のパコも
サビカスの謦咳に接し、
その端正な演奏を
手本にしたという。

まさに、書道でいう
「楷書」のような芸である。






新潟在住の
古楽愛好家のSさんが、
愛用して頂いている
ヴィウェラ(右)と
ルネッサンス・ギター(真ん中)を
綺麗に撮られて
アップされていたので
画像をお断りして拝借した。

自分が製作したものを
こうして客観的に眺めると、
やっぱり、古楽器って
いいなぁ…と、
しみじみと思う。

さりとて、
なかなか、また、
リューティエ(製作家)を
やろうという気が起きないから、
工房はいまも無人のまま、
表面板と裏板が
何年も寝かせたままになっている。


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辞世の句

2021-01-29 10:17:00 | 生活
朝目覚めたら
庭木が雪化粧していた。

そういや、
また寒波がくるとか
予報でいってたなぁ…。

今週は
変則勤務で、
月曜から四日連続出勤し、
今日がオフ日となった。

土日も
自宅カウンセリングと
ギターレッスンがある。

なので、
今日を、のんびり、
駄々羅に過ごそうと
思っている。




いつもなら、
早朝にブログを書き始めるが、
今日に限っては、
十一時近くになって
やっと寝床から離れた。

まだ、
上気道に違和感があり、
黄色い痰も切れるので、
炎症が治まってないようだ。

なので、
きょうはおとなしく
安静にしていよう。




朝刊に載る
新刊広告には
毎日目を通しているが、
その見出しだけ見て、
実際に買うのは滅多にない。

『明日死んでもいいための
44のレッスン』
なるタイトルと
見出しに目を惹かれて、
どれどれ…と、
目を通して見た。

けっこう、
やってんじゃん…と、
自分の「終活」にも
当てはまるのが多かった。

中に、辞世を作っておけ、
というのがあって、
ナルホイド…とばかり、
一句、駄句を吐いてみた。

  人生を
   学び遊びて
     嗚呼愉快

こんなんが、
自分の心情にはぴったりだ。








毎日のように
中世・ルネサンス期のCDが届き、
これまであまり聴かなかった
ハスラーやプレトリウスなぞの
音楽を繰り返し耳に浴びている。

それが、
400年も昔の音楽だと思うと、
なんだか、不思議な
タイム・スリップ感がある。

最近、よくある
タイムラプスという
早送り画像のように、
その頃からコロナ禍の現在まで
人類の"愚かな"歩みが
パノラマ現象のように
振り返られる。

人の無垢なる心が、
清浄な精神性が、
真善美聖が、
今の世に顕現化されるのを
祈るばかりである。







"ぼっちランチ"でも、
たまには贅沢して
『ウニのパスタ』なぞを
こしらえる時もある。

生ウニと卵黄、
生クリームを
フードプロセッサーで撹拌し、
熱々アルデンテの
『ディチェコ#11』に絡めて
一丁出来上がり!

脳内セロトニンが
ドバッ! っと
出そうな濃厚クリーミーで
これは「麻薬」なみの
旨味の極みであるので、
年に一回くらいが
ちょうどよい(笑)。




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老ギタリスト

2021-01-28 07:42:00 | ギター
おとついの
コンサートの演奏写真を
R先生が画像で送ってくだすったので、
ちょっとトリミングして
背景にあるトイレのドアを
修正した。




当たり前だが、
こうしてアップでみると、
"老ギタリスト"然している。

動画の時には
さほどに感じなかったが、
スチール画にしてみると
しっかりと"老い"の姿を
認めるようである。





頬肉は弛(たる)んでるが、
右手の甲はツルっとしてて
少年のもののようだ(笑)。

左指は
ヘバーデン結節で
節だっていて、
見るからに痛々しい。

それでも、
ハイ・ポジションのD₇コードを
しっかり決めているのは、
さすがにギタリストの指ではある。

50年以上もやってれば、
当たり前ではあるが…(笑)。






生徒たちの
音楽の授業のように、
自分もまた、
箏の手習いをしたり、
ピアノをやったり、
ヴァイオリン、チェロを
かじったり…と、
いろんな楽器を
"一学徒"として
"一音楽家"として
楽しみながら学ばせてもらっている。

なので、
多様な音楽を聴く、
楽譜を読むというのも、
勉強でもあり
楽しみでもある。





毎日、
アマゾンとヤフオクで、
中世・ルネサンス期のCDを
物色しては
目ぼしいものを
購入・落札している。

なので、
毎日のように、
ポストに何かしらの
パッケージが届いている。

未開封のCDが
枕元の棚には
段々と山積みになってきている。

でも、
春休みもあることだし、
のんびり、毎日、聴くつもりである。

こうして、
ブログを書いてる時にも、
とっかえひっかえ
古(いにしえ)の音楽が
鳴りっぱなしである。

寝室で読書する時にも
格好のBGMとなってくれている。

まさに、
音楽は弾くのも
聴くのも
楽しいものである。





ゆんべは、
左小指の爪のささくれから
バイキンマンが侵入したのか、
小指の半分が真っ赤に腫れあがり
ズキズキと疼いたので、
真夜中の1時半頃に目が覚めた。

仕方なく、
鎮痛剤のイブプロフェンを呑み、
テトラサイクリン系の抗生物質
アクロマイシン軟膏を塗布し、
さらに湿布をしたら
1時間ほどで痛みが楽になった。

今朝見たら、
腫れが引いて
痛みもなくなっていたので
早い手当が功を奏したようである。

イブプロフェンの
ジェネリックは
100錠で600円くらいの
安価なものがあるので、
それを常備薬としている。

ただ、
イギリスの保健相が
「コロナ感染を悪化させる」
なぞというデマを吹聴したので、
ビビって調べてみたら、
各大学やWHOも
何のエビデンスもない
とのことだった。

大阪府知事の
"イソジン"同様の
フェィクだったのだ。

イブプロフェンと
アセトアミノフェンの
組成を調べてみたら、
イブは「CHO」で出来ていて、
「C₆H₁₂O₆」が
ブドウ糖(澱粉の元)だから、
同じ三元素だったのに驚いた。

アミノは、
やはり、そこに「N」が
加わっていた。

高校の生物教員の頃、
「CHON」を「チョン」と読ませ
タンパク質の組成だと
教えたことがある。

ご飯は「CHO」(チョ)である。





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ニューイヤーコンサート

2021-01-27 07:03:00 | 音楽
きのうは
Y中のニューイヤーコンサートだったが、
生憎と、寝起きから頭痛に見舞われ、
まだ風邪の試練に晒されていた。

それでも、
ドタキャンした
クリスマス・コンサートの
リベンジをせねばならなかったので、
全身痛や倦怠感がなかったので、
頭痛薬とスポーツドリンクで
なんとか対症療法して出勤した。

到着早々、
養護の先生に
センサー体温計で測定してもらったら
36.2℃という
いたっての平熱(笑)。

そんでも、
午前中いっぱいは
あまり鎮痛剤が効かず
難儀した。





コンサートは
6校時目の音楽の授業に
当てられてたので、
給食後には、
強めのロキソニンに換えた。





糖質制限食餌療法も
週一の給食の時ばかりは
制限なしにしてるので、
焼きそばパンにして
モクモクと糖質を取った。







1年生の筝曲合奏には
伴奏パートとして参加した。

クリスマス・コンサートでは
猛練習したのに
風邪で参加できなかったので、
今回も再度さらい直して練習した。

結果は、
見事な五重奏になった。

ギター・ソロは、
毎度の『コーヒールンバ』だったが、
少し改変しようと、
カウンセリング室から見える
雪の山野の景色から
インスパイアされた
ファルセータ(即興旋律)を
8小節ほど採り入れ、
パコのルンバからも
4小節ばかり付け足して
『2021-YAMAKIYAバージョン』とした。

これも、
近年にない迫力の演奏になった。











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