『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

みつとめの奉仕淡々と

2024-04-24 07:44:10 | 仕事

 

きのう今日と
オフ日なのを幸いに、
ソーちゃんの名人戦を観戦しながら
のんびり、まったりと
過ごしている。

今朝はストーヴが要るほどに
冷え込んだが、
週末には28℃にもなるというから、
寒暖差のジェットコースターに
カラダがついていけない。

***



今年、着任したばかりの
KP中の物置だったカウンセリング室を
二日がかりで清掃・整備して
どうにか、それらしい
「癒しの空間」にできた。

 



考えてみれば、
この28年間で
二回引っ越した自宅も含めて
30ケ所ほどのカウンセリング室を
設営してきた。

それこそ、
SC制度スタート時の
28年前は、すべての学校で
一から準備が要ったが、
あれから、ずいぶん経ったのに、
未だに、カウンセリング室が
整備されていない学校も少なくない。

それだけ、生徒のメンタルヘルスに
関心や問題意識がない
と言わざるをえない。

 



小中生の不登校は、
コロナ禍以降、現在、
30万人にも達し、
自殺者数も増加しているのに、
どうしてそこに問題意識が
向かないのだろうか・・・。

教員とSCを経験してきた観察では
雑務も含む多忙さ、
担任王国心理、
部活中心主義、
子どもに関心がない、
事なかれ主義、
切り捨て主義、
資質の無能さ、
発達障害・・・etc。

学校・教員サイドの
複雑・多彩な要因によって、
子どもたちの病的心理が
見逃されていたり、
放置されていたりする現状も
少なくない。

 



ここ数年では、
教員へのカウンセリング研修を
実施した学校は
ほんのわずかである。

その事も、
現場でのメンタルヘルスへの
関心が低下しているのを
実感させる由々しき事と
思っている。



*

新任校にも箱庭療法を
導入すべく、材料を
私費で購入してきた。

現在、SCには
このような必要経費の予算が
全くついていないので、
臨床に必要な道具は
一切、自費で負担している。

それでも、
仕事に誇りをもって、
子ども達の役に立つなら、
神様がきっと補填して下さる
と信じて、これまでやってきたが、
その通りになり、
仕事も増えた。

今年度に
未整備の環境下に着任させられたのも、
最近になって、「ご神意」と
感じることが強く、
ここに種子を撒いて
「こころとたましい」の救いの環境を
芽吹かせよ、という事なんだ
と受け止めて、真摯に向き合わせて
頂いてる。

 賜はりし大切なわが役柄に
  こころつつしみて
   仕へさせ給へ

 みつとめの奉仕淡々と
  出来るだけ淡々と
   われにつづけ得しめ給へ

 

【生活の為に仕事をするな。

 人の心と魂を救うために身命を捧げよ。

 神様は真の心理師を活かさずにおくものか・・・】



*

昨晩は、
久しぶりに工房で、
製作中のビウエラのボディに
裏板張りをした。

今日も、名人戦を観戦しながら
ぽちぽちと造りを進めようと
思っている。






 

 

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新任校の憂鬱

2024-04-16 07:42:08 | 仕事

きのうは
今年度から新任となる
KP中へ着任した。

先ずは、玄関に付くと、
下駄箱に新任教員の
歓迎メッセージと名札が貼られていたが、
自分の分はなかった。

これは、よくあるので、
ま、あまり気にも留められてないな
と軽く落胆した。

なので、いつものごとく(笑)、
自分で名札ボードに
「SC」と朱藍鉛筆で記入した。

T中の時は、
それを済まなく思った事務主任が、
きちんとタイプした名札に
代えてくれたが・・・。

K中でも、未だに、
手書きのまんまの
シュー・ロッカーである。

*

カウンセリング室を案内してもらったら、
なんと、物置部屋の奥にあり、
そこも雑然としていて
不要物が山積してあり、
テーブルに椅子が4つあるのみで
唖然とした。

よくもまあ、
前任者は、こんな処で
カウンセリング出来たものだ・・・と、
驚くばかりだった。

うつ病や希死念慮を持つ子や、
自傷、PTSDなどの子どもたちの
心理療法をするのに、
物置同然の場所とは・・・
学校側のカウンセリングに対する
理解もその程度かと思うと
情けない限りである。

新任の教頭の了解を得て、
先ずは、いつもの如く、
部屋の清掃・整備・室礼に着手した。

66にもなって、
力仕事で事務机を搬入したり、
不要な書類の箱詰めを搬出したり・・・と、
1時間やるたびに休憩を要するほどの
重労働であった。

 



それも、倦怠感や体痛を抑える
鎮痛剤やトランキライザーを呑んでの
作業である。

初日は、予約生徒が皆無だったので、
丸々一日を整理整頓に費やした。

床にはゴミや髪の毛がへばりついており、
掃除機でも吸い取れないので、
膝まずいてガムテープで粘着除去した。

どうにか、
小児科の診察室風の
治療空間に仕上がったが、
SSWも使用するという
専用室ではなかったので、
勤務日が異なる先任者に
勝手にカウンセリング仕様に
変更したことを侘びた「置手紙」をして、
復元いただいても結構です・・・
としておいた。

「カウンセリング室=治療空間」
ということを全く理解していない
教職員は多く、
「こころの保健室」だという事に
思いをやれれば、
雑然・不衛生は論外で、
心地よい癒しの空間であらねばならない、
くらいの常識的な了解に至らないのが、
学校のメンタルヘルス理解の
遅れた処である。

それでも、
出会う生徒たちは
誰もが「こんにちわー」と
気軽に挨拶をしてくれたので、
それでずいぶんと気を良くした。

この子たちの為にも、
スクール・ポリティクスの不備や
教職員の無理解は
なんとかしていかなければ・・・
と思わされた。

*

新年度初の“手作りベント”だったが、
体調不良もあって、
美味しいという感覚よりも
栄養クスリとして摂取しなきゃ・・・
という思いであった。

職員室の机上には
ウェルカム菓子がどっさりあったので、
これも、作業を一服するたびに
口にしていた。

*

そんなんで、
初日の勤務は無事に終えたが、
重労働だったので、
疲労困憊で帰宅した。

風呂上りに
念入りにマッサージ機で
揉み療治をしてから、
カミさんに背中に湿布を貼ってもらい、
早々と就寝した。

 



ミカちゃんから届いた
リク坊の写真が
そんなボロボロのジイジを
慰めてくれた。

ほんに、この子は、
飲んだり、食べたりする時は、
幸せそうな、いいお顔をする(笑)。


 

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新年度「仕事始め」

2024-04-12 06:38:52 | 仕事

 

 

きのうは
朝から名人戦「第一局」の
二日目を視聴していた。

 



春休み最後の日だったので、
棋戦の昼休中には
買い物がてら城山まで足をのばして
「ひとり花見」をしてきた。



昼食はスーパーで
オニギリとコロッケを買って
車内で済ませた。

棋戦は
じりじりとした展開で、
終盤まで互角の闘いだったが、
トヨピーが「70:30」までリードし
優勢を保っていたが、
最終盤で「緩手」(悪手?)を指し
そこから逆転した。

最後の「詰め」は
まさに鋭い刃(やいば)での
一刀両断の妙技で、
解説者や視聴者に
溜息をつかせるものだった。

さすがの「名人」
さすがの「八冠」
「400年に一人の天才」の
『藤井将棋』は
まさしく「魅せる将棋」である。

***

将棋の真剣勝負を
忘れさせるような
のどかな花景色が拡がる中、
(小学校の遠足で来て、
ここを走り回ったっけなぁ・・・)
と、老境になって
懐かしく回想もした。

*

どの桜も古木で
自分よりも遥かに
年長者然としてるので、
それらが美しく咲いているのを見て、
老いたりといえども
まだまだ花咲ジジイにはなれるのやも
・・・とも、思わされた。

来週のコンサートでは
そうありたいものである(笑)。

 



*

フキノトも花盛りで
それらも愛でていたら、
あやうく冬眠から醒めたばかりの
カエルを踏みつけるところだった。

枯葉に擬態していたので
目の前でもそもそと動いた時は
驚いた。

**



新年度の仕事始めは
今日の山の学校からである。

花粉症と寒暖差による
アレルギー症状がやや強く、
風邪のような怠さと
倦怠感がある。

睡眠と栄養は十分なので
寝込むほどではないが、
抗アレルギー薬や
鎮痛剤の助けを借りて
なんとか初日を乗り切りたいと思う。







 

 

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教師のエンマ帳(笑)

2024-03-23 08:58:45 | 仕事

吾妻の山も
雪解けと降雪を
繰り返しているが、
しだいに春めいてきているのが
実感される今日この頃である。



*

先日は、
びっき沼で
たくさんフキノトを採ってきて
晩には天婦羅にして
美味しく頂いた。

春の山の息吹を感じさす
ほろ苦さは
健胃作用があるようで
胃腸が善くなりそうにも感じた。

いっ時ほど、
フキノト採りに
情熱がなくなって、
ワクワク感が失せたのは
単に飽きてきたのか、
老いによる感情鈍麻なのか・・・
と、思いもした。

*

先日、
30年前の教え子から
facebookに友達申請があり、
すぐに名前と顔が
思い出せなかったので、
11年間の担任時代を務めた
教務手帳(通称:エンマ帳)を取り出して
その名前を調べてみたら、
たしかにあって、
「申請」に快諾した。

ついでに、
開通した個人間メールでは
当時の成績も教えてあげた(笑)。



自分史の一資料でもあるので、
懐かしく頁を繰ってみたら、
91年は修学旅行の引率年で、
3月末に中国へ行っている。


何の因果か、
担任中は3回も中国への
修学旅行に当たっている。

当時、かの国は貧しく、
まだ、人民服を着ていた時期で
タイムスリップしたような
感覚があった。



*


空いた子ども部屋を
漫画図書館にしたが、
その蔵書から
『天にひびき』(全10巻)
『ミュジコフィリア』(全5巻)
を一気に再読した。

ありがたいことに・・・
しばらくぶりの再読だったので、
内容をすっかり忘れており、
新鮮な気分で読めた(笑)。

どちらも
音楽コミックとしては
『のだめ』同様に
読み応えのある作品である。

二日続けて、
マンガ漬けだったので、
(漫画ばっか、読んでんなぁ・・・)
と、自戒もしたが、
骨休み、心の休養のための
ロンバケなので、
好きな事をとことんする事を
気にしないようにした。

ちゃんと、家事もやり、
コンサートの練習もし、
勉強もしてることだし・・・。

*

マンガ作品の中には、
懐かしい京都の錦市場が出てきたり、
幽庵焼きの由来が蘊蓄として
語られたり・・・と、
味わい深い処も多々あり、
単なる暇つぶし以上の価値もある。










 

 

 

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「春風に似たる心」とは・・・

2024-03-20 09:00:33 | 仕事

きのうのT中の勤務で、
本年度の業務を無事終了した。

なので、
Tちゃん先生の教会に
一年間の御礼参りに
寄らせて頂いた。

三校のそれぞれの生徒たちが、
高校合格・症状改善・・・と、
それぞれにお陰を頂いたことも
御礼申し上げた。

新年度からは
1校増えて
久しぶりの4校勤務になる。

かつては、
5校勤務時代もあったので、
老け込んでしまっては
いられない・・・と、
背筋がシャンとするようだ。

 



*

きのうで
朝の手作りベントも
一段落し、
今日からは3週間の
スプリング・ロンバケである。

時節の変わり目で
体調が崩れやすい時なので、
せいぜい自宅静養しながらも
趣味や勉強に精を出そうと思っている。

 



*

「震度5」のあったK中では、
壁に掛けられた絵が
落ちずに、傾く程度で
無事であった。

一昨年の「震度6」の時には
さすがに、いくつか落ちて、
額縁が壊れるものが
数点あった。

毎年のように
大余震が一度は来るので、
良寛和尚の災害訓のように
【災難に遭うときは
 遭うがよろし・・・】
という
諦念の境地でいる。

 



**

K中の文集を頂き、
忘れていた揮毫が載っていた。

たまたま、
昨日はT中の卒業生の
ターミナル・ガイダンス
(最終面接)だったので、
パソコン画面で
その歌を見せて
「餞(はなむけ)」の言葉とした。

 春風に似たる心を持ちたしと
  吹く春風に
   吹かれつつ思ふ

        碧水歌




 

 

 

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