『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

星空に起き、星空に帰る

2024-01-12 09:29:03 | 我が事

 

ここ数日、
朝方の寒さが厳しく
毎日、氷点下である。

きのうは
新年の初出勤日だったが、
初日からフルタイムで
ケースのブリーフ・カンファを
担任や教頭らと済ませると
定刻の五時を回っていた。

すっかり日も沈み、
それでも残照が山際に映え、
信号機や車のライトが
イルミネーションのように輝き、
天空には星々が煌めきはじめていた。



早朝5時に目覚めて
ゴミ出しに出た時も
まだ夜空は暗くて
星が瞬いていた。

星を抱いて目覚め、
星を見上げての退勤かぁ・・・と、
一日が無事、平穏に就業できたことを
有難く感じられた。

そう・・・。
ウクライナ、パレスチナは
まだ戦禍の中にあり、
能登の人々は寒々とした避難所で
家人や家屋を失って悲嘆に暮れている。

我が身の『無事』を思う時、
「病気が治ったから有難いのではなく、
いつも、まめなのが有難いのぞよ」
と仰った金光教祖の
み教えが思い出された。

*

帰路、いつかは撮りたい
と思っていた、
陣屋通りのイルミネーションを
信号待ちからスタートした瞬間に
走りながら片手での
一発撮りに挑戦してみた。

偶然頼りだったので
構図もへったくれもないが、
どうにか映ってはいたものの
銀杏並木みたいな
遠くに消失点のある
遠近感のある光景とはなっていなかった。

*

去年から
一年かけて
トリコチロマニア(抜毛症)の
JCのサイコセラピーに取り組んでいるが、
なかなか改善しないので、
あの手この手で、心理教育もまじえ
教員時代を思い出して
板書をしながら心理・病理の
メカニズムの説明をもしてみた。

そしたら、後で、
「自罰」と書いたつもりが
退勤前に板書を消そうとして
「自罪」と間違って書いてたことに
気が付いた。

JCは、初めて聞く言葉だから
間違いを指摘できるはずもなく、
聞き流していたが、
教員時代には、よく、
気の利く賢い生徒が
「先生。字が違います・・・」
と、やんわり指摘してくれて
「あ、ほんとだ・・・。
 ありがとね・・・」
といった場面も多々あった。

*

不登校と抑うつ症になりつつある
娘のスマホ・アディクト(依存症)の
相談で見えられた母親の
カウンセリングで、
「可愛そうで取り上げられない・・・」
という気弱な事を言われたので、
板書に『仏心鬼手』という
四文字熟語を書いて
その意味を説いた。

遥か昔には、
高校生の生物実験で
夏季の特別補習の希望者のみに
マウスの解剖をやらせたことがあるが、
その折も、この言葉を板書した。

多くが特進クラスの生徒たちだったので、
その意味をよく解ってくれ、
実習後のレポートには
感心するような感想が多かった。

*

きのうは
勤務初日とあって、
まだ、エンジンがかからなかったのか、
常に持ち歩いている
ギターの練習「課題」曲集の
激しい曲、活気のある曲は
とてもやれるような気分ではなく、
いちばん、しっくりきたのが、
バッハのゆったりした『アダージオ』の
瞑想的な深い旋律であった。

弾いていて、
こういう時は、
バッハは、しみじみ沁みるなぁ・・・と、
感慨深く思った。

*

新年初の手作りベントには
叔母ちゃんからもらった
『骨なしスペアリブの山賊焼き』
という、角煮みたいなのを
メインにした。

それに、
前日のピザ造りで
かけ忘れたパルミジャーノと
ペコリーノの削ったものをのせて
バーナーで炙った。

*

帰宅したら、
玄関の宅配ボックスに
Amazonに注文していた
イタリア産の小麦粉が届いていた。

YouTubeで、
世界一になったという
さるピッツァ職人が
「激推し」してたので
購入してみたが、
国産『ニップン』社の
4倍もの値段がするので、
味も4倍美味く感じられなきゃ
損するなぁ・・・と、
感情高いことを計算していた。

今日はオフ日なので、
この後、さっそく、
生地煉りを入念にして
お昼には、また、
手作りピッツァにしたいと思っている。

*

年末年始に
赤ちゃんワンコのヲト君に
四日も触れあっていたせいか、
または、Tちゃん先生の教会で
仔猫に触れたせいか、
最近、YouTubeの
『捨て猫(仔猫)』の
保護動画ばっかり視ている。

ゆんべも、
真剣に見過ぎて
9時から0時まで
3時間もぶっ続けで視てしまった。

何が、こんなにも、
心が魅かれるのだろうか・・・。

きっと、何かを投影しているに
違いないが・・・。

もしかすると、
戦禍の悲惨な子ども達の姿や
震災下の気の毒な被災者の姿が
捨て猫の姿にオーバーラップして
胸キュンになっているのかもしれない。

我が家でも
かつては仔猫もいたし、
仔犬もいたが、
すべて他家にもらわれていったので、
その寂しさも覚えており、
今更ながら動画で、その時の哀しさを
埋め合わせているのでは
とも思われた(笑)。

今朝も寝起きに
一時間ばかり
視ちまった(笑)。

これも、
ピッツァ造りと併行して、
プチ・マイブームになりそうだ(笑)。









 

 

 

 

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寿がれる幸せ

2022-12-07 06:33:33 | 我が事

誕生日のきのう、
「前期高齢者」入りするも、
職場ではフルタイム働いて、
退勤時に職員室で溜息をついてたら、
保健室の先生から
「先生。今日も、お疲れさまでした・・・」
と、慰労して頂いた。

ついつい、
「今日、誕生日なんですよ・・・」
と、漏らしてしまったら、
そばにいた女性の先生と
二人でパチパチ拍手して
「おめでとうございます!」
と、お祝い頂いた。

「誕生日なのに、
目いっぱい働きました・・・」
と言って
自虐的に笑うようだった。

 

ダラダラと過ごさずに、
丸一日、全精力をあげての
仕事をやり果せばこそ、
帰宅して、ホッとして、
カミさんの買ってきてくれた
バースデーケーキの
「ローソク。ふっ!!」
も充実した気分で出来た。

*

昼の自家製ベントは、
偶然、瀬戸物の小鉢に入ってた
前夜の残りご飯を
そのまんまカパリと
タッパーベント箱に
伏せて出したので、
ドーム状になった(笑)。

おかずは
これまた残り物の
キムチ鍋の具材を
ご飯の周囲にグルリと
配置してみた。

出勤朝の
遊び気分での
ベント作りである。

*

毎年、誕生日に、
教え子の二人が、
好物の高槻銘菓を
送ってくれるので、
あり難く思っている。

二人とも、すでに
娘・息子たちが成人した
五十台の母親である。

自分が担任をしたのは、
彼女たちの“花のJK時代”だから、
40年ほど昔である。

それでも、こうして
縁を切らさずにいてくれるので、
誰やらが吐いた
見事な箴言をいつも思い出す。

 ギャンブラーは一瞬の楽しみ
  農夫は一年の楽しみ
   教師は一生の楽しみ

そう・・・
未曽有の大災害『3.11』の時も、
大勢の教え子たちから
有形無形の支援を頂いた。

ほんに、
あり難いことである。

今回も、
facebook上では、
教え子はじめ大勢の方々から
ご祝辞を頂戴して
あり難く思わせて頂いた。

*

ご注文頂いた
ルネッサンスギターの納期が、
年内なので、何とか、
クリスマスには間に合うように
毎日、こつこつと工程を進めている。

やっと、先日、
フレット計算と
「目打ち」まで到達した。

あとは、
ネックにガットフレットを
一本ずつ装着して、
弦を張って「試奏チェック」して
完成である。

まだ、猶予があれば、
表面板に「インレイ(inlay)」装飾を
施したいのだが、
3.11来、11年も製作から
遠ざかっていたので、
その手技の勘を取り戻すのに、
端材を用いて試し彫りしている。

依頼製作は、
対価に相応しい物で
なければならないし、
お喜び頂けることを
念頭におきながら、
心を込めて一工程ずつ
仕上げていく“職人仕事”である。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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