『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

名器が出た・・・、が・・・

2024-06-12 04:33:14 | 古楽器製作

きのうは30℃を超す
「真夏日」だったが、
きょうは更に上がって
32℃にもなるという。

なにせ、
年に何度かは
38℃くらいになって
全国一になることもしばしばある
盆地気候なので、
そろそろ暑熱順化してくれないと
「熱中症」の怖い時季となった。

ここ数日は
真夏日がつづくようである。



*

20年ほど前から
担任から要請があり、
新規予約の「申し込み」用紙を
カルテにも用いている
「マルチ・アセスメント」シートの
簡略版として作った。

きのうも
さっそく担任から
新規予約の依頼があり、
これに書き込んでくれるようにと
コーディネーターに伝えておいた。



*

外は30℃あっても、
室内は冷房で23℃なので、
食欲が落ちる事もなく
手作りベントを頂いた。

まだ、日曜の
カツ丼の「油中り」で
おなかがゴロゴロいってるが、
腹痛はなくなってくれた。



*

帰宅すると
不在票が入っていて、
玄関前に「置き配」して下さい、
と貼り紙してるのに
持ち帰られたようだった。

いつものドライバーさんに
連絡すると、「ヤマト」は
ネット登録しないと
「置き配」できなくなった、
というので、仕方なく
PCで面倒な手続きを取った。

古楽器製作に必需品の
ライニングというパーツ材を
もう何度も仕入れているので、
これからも度々
配送してもらう事になる。



***

ヤフオクに、
雑貨屋さんから
オランダの名工
ニコ・ファンデア・ヴァールスが
数千円という廉価で
出品されたので、
入札したが、あと4日で
数十万くらいまで高値が
付きそうである。

前回は、
5千円差で同タイプの
バロックリュートを落とし損ねたので、
今回こそは・・・と、思っているのだが、
なにせ、その筋に詳しいビッターなら
相当な値まで上げてくるだろうと
推察される。

演奏者としてより、
製作者として、
バスライダーと
シャントレルライダー構造の楽器を
直に手にして研究したい
という欲求もあるのが・・・、
なにせ「研究予算」にも限りがある。

現在、某ギター専門店でも
140万もの値がついて
売り出されているので、
予算内での落札は
キビシイかもしれない。



**

裏庭の枇杷が
かつて鈴なりになっていたが、
ここ数年はさっぱり実をつけない。

なにか法則的な事があるのか、
調べもしないでいたが、
今朝方、AIに尋ねてみた(笑)。

「庭に植えている枇杷の木が、
一度、実をつけたきりで、
その後、実がならなくなったが、
その理由は何だろう」

AI・・・
1.剪定時期や方法の問題
枇杷は熱帯もしくは亜熱帯地域を
産地とする果物で、
12月頃に花が咲いた後に実がなり、
6月頃が収穫時期です。

平均気温が15度以上の
温暖な地域でないと
栽培が難しいとされています。

寒さが原因で
実がならないことも考えられます。

2.花芽や余分な枝の問題
花芽や余分な枝が多いと
実がならない原因となります。

剪定時期は8月中旬~9月上旬が
適しており、花芽のつく枝先ではなく、
枝が集まる部分を選定します。

・・・そういや、
剪定なんて、一度もしてなかった(笑)。



 

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ルネッサンス意匠のヴィウエラ

2024-06-02 07:14:38 | 古楽器製作

 

今週は中体連があり、
きのうから
「私的九連休」となった。

なので、
初日のきのうは
この期間に古楽器を一本
仕上げようと、製作に入った。



16世紀スペイン発祥の
「ヴィウエラ(vihuela)」という
ギターに似た6コースの
ルネッサンス期の楽器である。

これまでも数本製作し、
いずれもお買い上げ頂いているが、
個人的にも好きな古楽器の一つである。

表面板と裏板、ネックは
すでに数本分は仕上がっているので、
横板の曲げさえすれば
すぐにもパーツ組み立て出来るが、
今回は、先日、仕入れた
希少材の「パープルハート」という
ローズ色の素材を生かして
ルネッサンスらしい装飾美の
一本を創ろうと取り組んでいる。

「45×70×474㎜」の角材を
電動丸鋸をブンブンいわせて
7枚くらいの薄板に剥ぎ、
さらに、ストライプにするのに
2.5㎝幅にカットしていく。

先日、バンドソーの刃も
替えたばかりなので、
正確な直線切りができて、
気持ちよく作業が捗っている。

アガチス材と交互に接着してから、
表面を電動カンナで均し、
モールド(木型)に合わせて
裏板の形に切り出す。

なんだか、
シェークスピア時代の
ピエロの服装を彷彿させるような
心浮き立つ意匠になった。



これに合わせて、
ネックも指板もヘッドも
全部ツートンの
ストライプ加工にする。


さぞかし、お洒落な
ルネッサンスっぽい一本に
仕上がりそうで
楽しみである。

【美しい楽器は美しい音がする】
という経験則から
その音質にも期待している。

完成したら、
また、デモ演奏として
オリジナルのミランや
ナルバエスの曲を試奏してみたい。

***

午前中に3時間ほど
一気に根を詰めた製作をしたので、
気晴らしに、外食に出た。

シティ情報誌で見つけた
カツ屋と蕎麦屋のコラボで、
蕎麦タレを用いた
『刑事ドラマの
取調室に出てくるカツ丼』(笑)
というのを試食してきた。

その見てくれも
“いかにも”で、微笑ましかった。

値段はけっこうよかったが、
こういう洒落っ気は
“喰道楽”には
食指を動かされるものである。

**

今日は
七年続いている
恒例の『アンムクライ会』なので、
薄茶事のために
水無月の朔日だったので
茶筅を改めた。

馴染みのお茶屋さんだが、
年々、茶筅師の後継者がいなくなり、
日本の職人物は
ついに7000円近くになってしまい、
かつての3倍にもなった。

一方で、中国製のものが出てきて、
かつての値と同じくらいの
二千円台で買えた。

これは一本ずつ
職人の手で竹を割って
穂先を曲げて仕上げるので、
大量生産品はないので
価格高騰も致し方なしかもしれない。

これを作る機械を作っても
そのコストがまた価格に反映するから
せいぜいが職人仕事の
半額がいいところだろう。

・・・というので、
工場製品と思える
プラ製のものがあったが、
値段は三千円以上もし、
その味気無さは
とても、これで茶を立てたい
という気になれるものではなかった。

茶筅師の後継者が
途絶えそうとあれば、
三千家はじめ、
世界中の茶人にとっては
由々しき事態である。

その時は、
自分で作るよりなくなる
という事になるかもしれぬ。

茶杓は簡単で、
茶人自らが削ることはよくあり、
これまで何本も削ったが、
さすがに茶筅となると、
そうとうな技巧を要するだろう。

そんな、よもやま噺も
気楽な薄茶時では
いっ時の話題になるやもである。

***

茶事の時には
御用達の老舗菓子舗である
『松屋清風庵』では
季節の主菓子『水無月』と
波紋やせせらぎを模った
干菓子を求めてきた。

薄茶事といえ、
お菓子を愛でる楽しみは
また格別なものである。

**

薄茶事の後は、
フレンチ・デジュネ(ランチ)で
クラシカルなスペシャリティの
『キャナール・ロティ・ソース・ヴィガラード』
をメインに楽しんでくる。

フランス産の鴨を
ヴィアン・ロゼにローストし、
それをエマンセ(薄切り)にして、
古典的なオレンジソースを
合わせたものである。

三婆(元嬢・・・笑)とも、
教職を勇退し、
悠々自適の生活なので、
このくらいの老後の贅沢は
許されるくらい
社会には十分貢献してきた。



**

フレンチ後の二次会は、
大学ギター部同期の
アキオ君の吹奏楽団コンサートに赴き、
彼の晴れ姿と演奏を聴き、
楽屋見舞いを届けてくる。

きのうは、
酒屋で吟醸酒を求め、
熨斗紙だけもらって
書室で揮毫した。

彼は、
院展に何度も入賞するほどの
書家なので、
へっぽこ字しか書けないジジイは
汗顔の至りなのだが、
ま、それ・・・
気は心、書は人、であるからして・・・(笑)。

彼は、校長退職後には
音楽活動に精を出しながらも、
母校の特任教授にも招聘されたから
教育界に今なお貢献しており、
元同じギタークラブ員として
誇りに思っている。







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『日々、リューティエ』

2024-05-13 07:44:34 | 古楽器製作

 

これまで
いくつもの楽器を
お求め頂いた
新潟のS様から、
ルネッサンスギターの修理を受け、
きのうは、半日がかりで、
修復作業にかかった。

1㎝ほどの厚みのヘッドに
切れ味鋭い「竹ビット」で
板割れを起こさないように
慎重に下穴を開け、
直径2㎜の金ビスを2本
斜めに噛ませた。

初めての
修復技法だったので、
端材で試し加工してからの
本番であった。

一昨年の作品までは
伝統的な「Vジョイント」を
採用していたが、
強度的に脆弱さがあるので、
最近では、モダンギターの
ジョイント法に改めた。

**

現在、
ルネッサンスギターと
バロックギターの2本を
ヤフオクで出品しているが、
工房内に死蔵されていた
失敗作を解体して
新たなルネッサンスギターに
改造している。

古い塗装を剥離したり、
表面板を均したり・・・と、
かなり手の込んだ作業もあるが、
修復+改良という工程も
木工のスキル・アップと思って
黙々と取り組んでいる。

完成したら、
「アウトレット品」として
これも廉価で出品しようと思う。

**

楽器製作の息抜きに
近所の『王将』にお昼に出た。

開店時の11時頃だったが、
日曜とあって
八部の入りで、
けっこう待たされた。

うっかり、スマホを忘れたので、
待ち時間が手持ち無沙汰になり、
仕方なく、リュックの中から
メモ用紙を出して、
メニューの漢字を拾って
ペン字の稽古時間にした。

昔っから、
こういう隙間時間に
勉強やらギター練習する事が多く、
なんだか、そうすると
うんと得した気分になり(笑)、
その積み重ねで技量も上がるから
一石二鳥なのである(笑)。

期間限定の
『モツ・ニラ・ラーメン』を
試食しようと出かけたのだが、
残念ながら、もう終わっていて、
仕方なく、定番メニューから
『ふわとろ麻婆豆腐天津飯』
(790)にした。


たしかに、
玉子はふわふわトロトロの
食感だった(笑)。

麻婆豆腐は
あまりパンチの効いた
グッとくるものじゃぁなかった。

退店時の11時半頃には
満席となり、
入口にもごっそりと
人が並んでいて驚いた。



****

最初に買った
高級デジタル・キャリパー
(のぎす)が壊れて、
次には、安価なプラ製にしたが、
これまた壊れたので、
再度、合金製の高級品を買った。

古楽器の場合、
ガット(羊の腸)フレットや
フロロカーボン釣り糸を
弦に用いてるので、
そのゲージ(太さ)を計測するのにも
必要な工具である。



***

出品中の楽器が
落札されることを見越して、
精密加工に重宝すると評判の
『プロクソン』(ドイツ)の
ディスクサンダーと
国産で定番の
スピンドルサンダーを購入した。

古楽器製作を始めて
10年以上経つが
年ごとに電動工具が増えて、
12畳の工房も手狭になってきた。

きのうなぞは、
大型吸引機に吸わせながら
研磨作業をしていたら、
いきなりブレーカーが落ちて、
余計な照明や空気清浄機のスイッチを
切っての作業再開だった。

 

 

 

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「パープルハート」に一目惚れ!!

2024-05-10 08:38:20 | 古楽器製作

きのうの『名人戦』第三局は、
安定した「藤井曲線」を描いて、
最終盤は見事な寄せ手で
トヨピーを早々と投了に追い込んだ。

これで、
七番勝負は「3-0」で
防衛に早くも王手となった。

第四局は来週の土日である。

***

きのうも
「希死念慮」の強い
JCが来談したので、
慎重な面接時間になった。

空き時間に、ChatGPTに
「現在の日本の
小中学生の自殺率が高いのは、
どのような要因が考えられるか」
と問うてみた。

AIの答えに拠れば、
「複合要因」として
5つ挙げたが、どれも
最もな応えであった。

1.学校関連のストレス
学業やクラブ活動などの多忙さが
ストレスを引き起こす。
成績や進学のプレッシャーが強いため、
自己価値感が低下しやすくなる。

2.いじめ
自殺のリスク要因として
非常に深刻な問題。
被害を受けたり、孤立することが、
精神的な苦痛や
自己価値感の低下を引き起こす。

3.家庭環境
家庭内の問題や虐待、親の離婚などの
ストレスフルな状況は、
メンタルヘルスに影響を与える。

4.メディアや社会の影響
ネットやソーシャルメディアの
情報や影響に晒されるようになった。
ネットいじめやネガティブな情報によって、
自尊心が傷つくことがある。

5.メンタルヘルスのサポート不足
問題を抱える子たちが
適切なサポートを受けられない場合がある。
メンタルヘルスに関する偏見や
周囲の理解不足が、
適切なケアを受ける障壁となる。

昨日のケースでは、
HSC気質で社会不安障害を有し、
抑うつ症で通院・服薬しているものの、
両親同胞による「登校圧力」が加わって
希死念慮が改善しないでいる。


**

まだ、新学期早々なので、
さほどにクライエント予約が
込み入っておらず、
ポツポツと空き時間がある。

きのうも
そんなんで、
ネット・サーフィンをしてたら、
欲しいと思っていた
「パープルハート」
というローズ色の角材を見つけ、
「45×70×474㎜」という
手ごろなものがあったので、
3,300円(税込)+送料1500円
だったが、注文した。

側板用に2㎜に2枚剥ぎ、
裏板と指板用に3㎜に4枚剥いでも
まだ余るので、
ビウエラ2本分の材料が
取れそうである。

この木は
まだ使ったことがないので、
その素性は未知だが、
曲げや削りに適した
優良材であればいいなと
願っている。

5千円の材料費でも
2本の楽器になれば、
10万で売れるので
採算は取れる。

なによりも、
リューティエ(製作者)の
モチベーションを引出してくれるのは
素材の魅力・良し悪しにも
かかっている。

***

不出来で出品できなかった
ルネッサンスギターを解体しようと
ネックとボディの接合部を
バンドソーで切断作業していたら、
火花が散って、回転が停止した。

ドキリとして
仕様書を見たら、
「鉄鋼は切断不能」とあり、
ジョイントの鉄鋼ビスに刃が当たって
その負荷で停止したことが解かった。

見たら、刃がボロボロに
欠けており、
その後、別の材で試してみたら、
真っすぐに切れずに
ヨロヨロ状態になってしまった。

こうなると
刃の交換よりない。

仕方なく、
今朝方、Amazonに発注した。

消耗品とはいえ、
今年になって、
換えたばかりだったが、
鋼鉄を切ったばっかりに
全損させてしまった。

こういう、
工具の使用ミスというのも
工作作業にはままある。

痛い目や
授業料を払って、
一つひとつ覚えていくより
仕方がないのである。


**

『グーブログ』には
投稿記事がカテゴライズされるが、
2004年来、20年もやってると、
70ものカテゴリーに広まっていて
我ながらその多方面ぶりにも
感心する(笑)。

これは、
20代の頃に影響を受けた
狐狸庵センセイの
「人生をマルチ・チャンネルで生きよ」
という薫陶の成果かもしれない。

これに、
『3.11』体験が加わり、
「浅く広く」でなく
「広く深く」という
ライフ・ビリーフを持って
毎日の「今・ここ」を
意識化して生きて、味わっている。



 

 

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手間賃4000円・・・

2024-02-11 10:22:10 | 古楽器製作

 

 

これまでになく、
珍しく、ヤフオクに出品して
一週間内にリュートフォルテが
2本とも落札されたので、
きのうは、中央郵便局まで
配送手続きに出向いた。

3.11来、13年も
放ったらかしのままだった
ボディ部分に端材を合わせた
試作品だったので、
1.5万という超廉価で供出した。

送料も出品者負担としたので、
1本あたりの経費は・・・
弦・・・3500円
ペグ・・・500円
出品料・・・1500円
送料・・・2500円
材料費・・・3000円
・・・ほどとなり、
実質の手間賃は
4000円ほどしかなかった。

これならば、
タダで誰かに譲渡しても
よかったくらいである(笑)。

それでも、
ウォッチリストが20人もついたので、
市場のリサーチにはなった。

それと、廉価で
古楽器を入手して
喜んで頂ければ、
リューティエ(製作者)冥利にも尽きる。



**

晴れ上がった
吾妻山は、
その名の「小富士」のとおり、
冠雪を抱いて
美しく佇んでいた。

 



*

三連休で近所の局がやっておらず、
街中の中央郵便局まで赴いたので、
その脚を郊外まで伸ばして
久しぶりに『鉄平ラーメン』に
行ってきた。

前夜・朝と食事抜きだったので、
オナカがグーグーいっていて(笑)、
ラーメン+半ライス+餃子
という大食セットにした。

さすがに、
二食分空くと、
こんな若者用みたいなセットでも
平らげられるので、
人間、喰わなきゃ生きていけない・・・
という妙な自己憐憫を感じてしまった。



***

帰途、久しぶりに
隈畔(わいはん/阿武隈川沿い)の
土手道を通ったら、
青空を映した川面(かわも)が
冬枯れの河原に美しく見えたので、
わざわざ車を停めて、しばし見入っていた。

対岸の柳町には
今はない生家跡があり、
祖父が東京五輪の時に
橋桁の五輪マークの木型を造った
信夫橋を眺め、その袂の
母校の清明小をも
視野に入れた。

一帯は
幼い頃、たんと眺めた
我が原風景である。

11年間の
関西への内地留学のような体験から
帰郷して久しいが、
終の棲家は故郷なり・・・
と近頃、ふと思うようになった。

*

帰宅したら、
日曜と勘違いしていた
ソーちゃんの『朝日杯』の
準決・決勝の日だったのを
YouTubeを見て知り、
すぐさま『アベマ』をつけた。

すでに、準決勝は終わっていて、
糸谷八段に逆転勝ちをしたという。

決勝相手は、
VS(二人研究会)仲間の
永瀬ッチだった。

王座戦でタイトル奪取して
八冠となった相手でもある。

将棋関連サイトによれば、
ソーちゃんにタイトル奪取された
トヨピー、ナベ、ナガセッチ、
ガースー・・・という
錚々たるA級棋士が
軒並みメンタルをやられて
絶不調に陥ったという。

さもありなん・・・である。

中学デヴュー時に
【四百年に一人の天才】
と棋界から畏怖されたのは、
天才たちの集う棋士たちによる
命名だけに、まさに、
それは正しかったのである。

師匠の杉本八段は、
ワイドショーで
適切な異名を問われて、
【異次元超特急】
と当意即妙に答えたが、
それもまた言い得て妙だった。

*

きのうの決勝は、
朋友に軍配が上がった。

「早指し戦」ながら
全棋士参加の公式戦なので、
勝敗は勝率に記録される。

昨年は4つの公式早指し戦の
すべてを制した
グランドスラムを達成したが、
その四冠のうち、今年度は、
はやくも銀河戦・朝日戦と
二冠を連破できずに失冠した。

今年度、タイトル全制覇して
八冠になった時は、
グランドスラムを加えると
「十二冠」であったが、
今は「十冠」になったわけである。

さすがに、
五番・七番勝負という
タイトル戦と違って、
一度負けたらそれでオワリになる
トーナメント戦を最後まで
勝ち抜くのは、超天才をもっても
天才集団がひしめく棋界では
至難の技なのかもしれない。

それでも、
瞬間風速的にでも
「十二冠」の頂きに立った事は
前人未踏の快挙であった。

どの棋士の口からも
「あと、十年は、
藤井竜王・名人の天下だろう・・・」
という弱気の発言が
漏れ聞かれる。

・・・とすれば、
八冠×10年で
タイトル80期が合わさると、
羽生永世七冠の棋界最高の
「99期」超えの達成は
「異次元超特急」で
ありそうである。

***

近所にできた
未訪のカフェに行く予定だったが、
突然の棋戦観戦の為に
カミさんがひとりで行ってきた(笑)。

しっかり、
お土産は買ってきてくれたので、
午後のオヤツとして
夕食を抜くことにした。


***

マエストロ小澤の訃報に接し、
何とはなしに
CDラックから
その名を冠したものを
何枚か抜き出してみた。

他にもいくつかあるが、
武満作品のものは
武満さんがジャケット写真になっていた。

今朝の朝刊にも、
各界の識者から
追悼文が寄せられていた。

定期購読はしていないが、
来月号には、おそらく
追悼特集になると思われる
『音楽の友』は購入しようかと
思っている。


***

リュートフォルテが2本とも
売れてくれたので、
昨晩から、また、
ビウエラの製作を始めた。

ネックと表面板は
すでに数仕事で出来てるので、
裏板を張り合わせ、
いよいよ、メインとなる
側板のベンディング(曲げ)加工に
取り掛かろうかと思っている。
















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