『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

不動湯火災

2013-08-31 07:04:00 | ノンジャンル


土湯の奥にある
秘湯と呼ばれていた
不動湯の旅館が全焼して
従業員が一人亡くなった。

NHKの全国ニュースにも出たので
驚いたが、高村光太郎・智恵子夫妻が
宿泊したことで有名だったらしい。

ナツホが小学生のときに
二人で温泉に入りにいったことがあり、
木製の急階段とケロリンの桶があった
露天風呂は印象に残っている。


***********


『ネット依存』

先生.依存症予備軍も他にもいるわけでしょ。
奈保子.そうですね。高校生のケータイ所持率は95%近いようですので、予備軍もかなりいそうですね。
先生.そして、5時間以上利用しているのが高校生で14%、中学生が9%なんでしょ。
奈保子.そうです。それで、アクセスの内訳が…
 
 情報検索    69.2%
 動画サイト   64.4%
 メール     62.5%
 ソーシャル・ネットワーク  33.4%
 ブログ・掲示板 28.2%
 チャット    20.4%
 ゲーム     20.2%

先生. ソーシャル・ネットワークというのは、ラインが主でしょうね。
奈保子.2013年7月のアメリカのデータでは、一日平均150回ほど、スマホに触れているそうです。
先生.へえー。驚いたね。
奈保子.チェック回数で示してみますと…

 メッセージ   23
 電話      22
 時計機能    18
 音楽      13
 ゲーム     12
 SNS 9
 カメラ      8
 アラーム     8
 ニュース     6
 カレンダー    5
 ウェブ      3
 検索       3
 その他     14


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ネコ道

2013-08-30 06:48:00 | 風景


朝の散歩が
三日続いた。

明日から天気が崩れるので
これで終われば、
またまた三日坊主に
なってしまう懸念がある。

30分のウォーキングとなると
どうしても近所周辺ばかりで
飽きてくるので、できるだけ
車では通れない初めて歩く道を
ネコみたいに隙間を見つけては
歩いている。

無為、無目的の散歩を
忌避していたが、
路傍や人家のいろんな花々が
楽しめるのはいい。

他に何かいいことがないか、
考えてみたが、
袋を持って、毎日、
ゴミ拾いでもしたら、
さぞかし徳積みになるかもしれない。


***********


『ネット依存』

先生.依存の男女率でみると、男子が6.4%で、女子が9.9%でしょ。
奈保子.なるほど。女子の方が多いんですね。
先生.これは臨床的所見とも一致するね。
 ケータイが今ほど普及する前は、夏休みとかの長期休業中にゲームをやりすぎて昼夜逆転になってしまって、不登校になるケースがあったんですが、今はそれよりも深刻な状況だね。
奈保子.睡眠障害は当然ながら、意欲低下や情緒不安定などの精神症状と身体的な不定愁訴が生じますものね。
先生.当たり前ですわ。ただでさえ、日本の大学生は世界のなかで最も睡眠時間が短くて、それがもとで不調感を訴えるのが世界一多い、というデータがありますよ。
奈保子.そうなんですか。
先生.大学院のときに習った福田一彦先生というのが、睡眠学の専門家で、そういうデータをネットで出していました。
奈保子.ただでさえ、睡眠時間が短いうえに、その質まで悪かったら最悪ですね。
先生.そうですよ。作業能率や学業成績の低下とも相関がある、って福田先生が言ってましたよ。
奈保子.まさに、ネット依存、睡眠障害が若者たちを蝕んでいるような感じですね。

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月見草

2013-08-29 06:19:00 | 風景


今朝も散歩に行ってきた。

この時季、庭には
何も咲いていないので、
玄関の花入れに
活けるものがなかったが、
散歩していたら野の花が
あちこちに沢山咲いてるのを
見つけた。

帰り道、月見草を
一輪手折って
さっそく花入れに活けた。

朝、まだ薄暗いうちの散歩だと
近所の畑の野菜を見ると
ちょいと失敬したくなるが、
さすがにドロボー散歩は
如何なものか…と、
自戒している。


***


『ネット依存』


先生. 「ネット依存」というのは、それに伴う様々な不定愁訴や不適応行動群が問題でしょ。
奈保子.そうですね。中高生の症状別割合も発表されています。それによりますと…
 
 気分の落ち込み    68%
 睡眠の質が悪い    59% 
 睡眠時間が6時間未満 43%
 午前中に調子が悪い  24%
 寝つきが悪い     23%
 夜中に目が覚める   16%

先生.「気分の落ち込み」は「抑うつ症状」だし、他はすべて睡眠障害でしょ。
奈保子.入眠困難が2割、中途覚醒が1割5部、熟眠障害が6割…というのは、まるで「うつ病」のような症状でもありますね。
先生. 「午前中に調子が悪い」というのは、日内変動のようだしね。
奈保子.先生が以前からおっしゃっていた、女子高生に「プチうつ」が増えてきた、というのは「ネット依存」と関連性があるかのかもしれませんね。


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散歩

2013-08-28 06:35:00 | 健康


2ケ月に1度
主治医の定期的診察を受け、
抗コレステロール薬を
もらってくるが、
そのたびに運動と食事制限を
指摘されて毎度毎度
忸怩たる思いでいる。

再来月また1年ぶりの
定期健診に臨むが、
夏休みにちっとも減量できず、
数値が以前と同じままか
幾分悪化しているかと思うと、
情けない気がしている。

それで、一念発起して
今朝から散歩を始めてみた。
朝、寝床から起きると
外を見て
(行きたくねぇなぁ…)
とぼやいてみたが、
エーイとサンダルをつっかけて
とにかく外に出てみた。

目標は30分ブラブラすればいいのだが、
この無為に歩くというのが
どうしても苦手である。

できるだけ近所の
車で通れない道を選んで
ネコみたいにうろついている。

以前も、散歩をしようと決めて
二日で挫折した。
三日坊主どころではない。

今度も、何日で挫折することやら。


***********


『ネット依存』


奈保子.ネット依存の調査結果が、先日(2013.8.1)、NHKのニュースでも、全国紙でも報道されましたね。
先生.はい。教育臨床では、以前から観察されていたことで、ゲーム依存やケータイ依存として早くから注目はされていました。
奈保子.今回は、DSM(精神病診断マニュアル)みたいに、8項目のうち5項目に該当すれば「病的なネット依存」と見做す、と操作的定義ができましたね。
先生.はい。いくらか大雑把な気はしますが、妥当な処でしょうね。

1.インターネットに夢中になっていると感じるか
2.満足を得るために、ネットを使う時間を長くしていかなければならないと感じるか
3.使用時間を減らしたり、やめようとしたりしたが、うまくいかなかったことが度々あったか
4.ネットの使用をやめようとした時、落ち込みやイライラなどを感じるか
5.意図したよりも、長時間オンラインの状態でいるか
6.ネットのため、大切な人間関係、学校、部活のことを危うくしたことがあったか
7.熱中し過ぎていることを隠すため、家族や先生にうそをついたことがあるか
8.嫌な気持ちや不安、落ち込みから逃げるためにネットを使うか

奈保子.これはパソコンだけでなく、スマホの利用も含まれていますね。
先生. 中高生はケータイ(スマホ)によるメールやゲームが圧倒的に多いでしょ。
奈保子.2012年8月のデータでは、8割近くの高校生がスマホを所有しているそうですよ。
先生.スマホはパソコンと同等の機能があるものね。
奈保子.それで、「ネット依存」に該当する中学生が21万人で、高校生が31万人。パーセンテージですと、6.0%、9.4%だそうです。
先生.高校生の1割弱というのは由々しき割合だね。
奈保子.他の精神疾患や不適応で出現率が1割というのは、聞いたことがありませんね。
先生.そう。恐るべき数字ですよ。
奈保子.2012年度の中学生の不登校率が2.56%でしたから、その倍以上ですものね。




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樋口先生

2013-08-27 06:48:00 | 勉強


今朝の朝刊で
樋口先生のご逝去を知った。

京都在住中は
ユング心理学セミナーに
何度か通ったことがある。

また、教育分析を受けた
阪先生のお師匠さんでもある。

河合先生の朋友でもあり
日本のユング心理学の
第一世代の方であった。

Eテレでの『ユング心理学入門』は
未だにテープに録ってある。



書棚には
先生の著書が
数冊揃っている。


*************


『あまちゃん』を語る


創造的退行

奈保子。ユイ・ママが出戻りしてきましたね。
先生。うん。針のムシロを覚悟してね。
奈保子。子どもたちからは、「自分たちを捨てて、どの面さげて帰って来た!」と罵声を浴びせられましたね。
先生。「りあす」では修羅場だったけど、家庭に戻ってからも辛い日々でしょうな。
奈保子。でも、ご主人は許してくれているのが救いじゃないですか。
先生。そうだね。やっぱり、子どもたちは若いから、自分中心で考えるものね。足立先生は、さすがに元教育者だけあって、人は弱いもの、人生に紆余曲折はつきもの、ということを理解しているよね。
奈保子。ユイ・ママは、背伸びしてきたけど、逆境に遭って、それが続かなくなったんですね。
先生。そう。それで、一過性の退行状態になって、自己喪失したんでしょうね。都会に逃避行したのは、そこに埋没することによって、一度、自己溶解させたかったんじゃないかな。
奈保子。それで、春子たちと再会して、自己再体制化に向かったんですね。
先生。うん。彼女の行動を見ていると、creative regression(創造的退行)という感じだね。
奈保子。なるほど。単なる不適応で終わってしまう退行ではなく、次のステップに自己進化するためのものだったんですね。
先生。単なる不適応で終わってしまい、いつまでも「引きこもり」続ける人は、自我強度が脆弱なんだけど、彼女は、それほど弱くはなかったんだね。
奈保子。三陸にいくらかでも住んだことの恩恵でしょうか。
先生。ああ。それもあるかもね。知らずしらず自然や人に育てられていたのかもね。
奈保子。でも、まだまだ、子どもたちとの軋轢を修復するのに時間がかかるでしょうね。
先生。それこそ、真の親子関係になるための通過儀礼なんじゃないですか。
奈保子。ユイちゃんは、早くから母親の「無理」を見抜いていましたものね。
先生。そうそう。何らかの行動化か身体化は、早晩、起こるべくして起こったんですよ。


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