『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

コロンビアン

2020-08-31 07:34:00 | TV・ドラマ
心理学畑では
フロイト派はフロイディアン、
ユング派はユンギャン、
ロジャーズ派はロジャリアン…
なぞと称するので、
『刑事コロンボ』好きから
“コロンビアン”と自称している。




BSで今も
毎週、放映されているので、
ついつい視てしまう。

旧作の全45話は、
ベータやVHSのビデオテープで
今も棚の一角を占めている。

なので、
観ようと思えば
いつでも…なのだが、
さすがに、地デジ以前の画像は
あまりキレイではないので、
今のBSはその点素晴らしい。

一エピソードを
もう何度となく観ているので、
話のディテールまで知悉しているが、
やはり秀作ドラマには
古典音楽や古典落語と同じく
何度観ても“味わい深さ”がある。

そして、毎回、
見る視点を変えていると、
小さな新たな発見がある。

今回は『第三の終章』という
シリーズの中でも
難解なミステリーであるが、
犯人役のひとりが名優・名朗読家の
橋爪 功の吹き替えだったことを知って
驚いた。

74年の作品なので、
まだ33歳のかん高く張りのある声で、
クレジットで確認してから
録画を巻き戻して
いま一度確認するようだった。

すでに物故者の
小池 朝雄のコロンボは
言うに及ばないが、
シリーズの犯人役に三度登場する
ジャック・キャシディの
吹き替え役の田口 計が
また憎々しく渋くていいのだ。

小林 清志は、
『ルパン』の次元大介で
おなじみの声である。

時折、銭形のトッツァン声の
納谷 悟朗もシリーズには登場する(笑)。

昨晩は、
久しぶりに、
町田さんの名著
『コロンボ読本』(1999)を
書棚から出して、
『第三の終章』の欄を熟読した。

この本は、
90年代に町田さんが
「コロンボ・サイト」で
本の企画を告知したことが切っ掛けで、
全国のコロンビアンが
トリビア・ネタを提供した
稀覯本である。

自分も
『別れのワイン』で、
ワインについての蘊蓄を提供したことで、
謝辞と寄贈を頂いた。




昨晩、その箇所を
久しぶりに読み返したら、
「実在しない」と思われていた
ヴィンテージ・ポルトーを
おととしネット市場で発見して、
「これだーっ!!」
と興奮してブログに載せたことがあった。

*** 2018/10/31 ***

『刑事コロンボ』の名編
『別れのワイン』には、
「フェレイラ・ヴィンテージ・ポルト1945年」
が事件の解決の鍵に登場する。

試しにググッてみたから、
まだ市場に数本あって、
5.000ユーロなので
現在のレートで
641.385 円である。

ε= (+_+)

*************

ドラマ中では、
コロンボが
「フェリエー・ヴィンテージ・ポルト」
と発音していた為に、
永年、判らなかったのである。

70年代には、
ワインについて
あまり知られていなかったので、
原作シナリオの段階で
「FERREIRA」を
「フェリエー」と発音したのか、
(英語でもそう発音している)
はたまた、「フェレイラ社」が
実在するポルトガルの
会社だからなのか、は定かではない。

しかし、
『シャトー・ディケム』も登場し、
それは、フランスの
リュル=サリュース家所有の
シャトー(ワイン生産者)だから、
実名を憚ったとも考えにくい。

今日はこれから、
18年ぶりに
著者の町田さん宛に、
「フェレイラ・ヴィンテージ・ポルト1945年」
発見の朗報をお伝えしようと思っている。

果たして、
連絡が通じればいいのだが…。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

38℃

2020-08-30 06:33:00 | 季節
猛暑つづきで、
きのうは38℃にもなり、
今日も上がるそうな…。

お盆前に揮毫して
玄関室礼に飾ってある
「秋風 有り難し」
になる気配が
ちっともしない…(笑)。

()´д`() グッタリ…



朝の寝起きのカラダも重く、
ダルダル状態である。

勤務日は超多忙で
過労状態になるので、
オフ日はおもいっきり
スイッチ・オフにして
電話も取らずに
療養モードでグデグデしている。

〜(˘・з・˘)〜 グテグデ

たまに痛くない日もあり、
薄皮を剥くように
改善しつつありそうなオシリ痛も、
冷房下と扇風機の風を
直接カラダに受けて
芯まで冷えると
痛み出すのに気づいた。

YouTubeサイトで
改善するストレッチ法を
何通りも試しているが
即効性はないようだ。

でも、
コロナ禍同様に
いつかは
“厄晴れ”の日が来ることを信じて
希望を失わず“難負け”しないよう
ご祈念させて頂いている。

大学院時代の副査で
敬愛していた先生が、
心因性の慢性腰痛で
自殺してしまった…という
苦い経験があるので、
慢性痛は人を死にも追いやる、
ということがいつも脳裏にある。

まだ、
セルフ・ケア頼りで、
針も灸もマッサージも温泉もあり、
神経ブロックという手もあるので、
いよいよの時は
掛かるつもりではいる。

今はコロナと同じく、
“痛み”と付き合って、
これを理解し、味わい、耐え、
辛抱性・我慢強さ・耐性を
醸成すべく修行のつもりでいる。

「一にして全、全にして一」なる世界は、
【陰が極まれば、陽に転ずる】と
信じている。




「気晴らし」「憂さ晴らし」に
土湯散策に出かけてきた。

初めて、
川沿いを歩き、
足湯にも浸かってきた。

土湯は高度300m弱なので
高原地ともいえず、
盆地内の38℃より
わずかに2℃ほどしか
変わりない暑さだった。

なので、
補水しながらも、
早々に車内の冷房で
カラダをクールダウンさせた。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの給食カレー

2020-08-29 05:03:00 | 仕事
昨日から
安倍総理の退陣表明で
世間は大騒ぎである。

また、持病の
潰瘍性大腸炎が再発したらしく、
1次政権時代と同様に
政権途中での降板となった。

最長政権を記録して
間もなくのことだったが、
「もり・かけ・さくら」は
説明責任もはたされず
釈然としないままの
幕引きである。

次の猿山のボスは
誰が推されてくるのか、
全く期待すべき人物も
思い当たらない。

人格・人間力ともに
備わったリーダーが
果たしてこれまでいたか
思い浮かびもしない。




きのうは
高原にあるY中への
2学期初勤務だったが、
市内の37度には及ばないものの
30℃は越していたので、
エアコンのないカウンセリング室から
隣の視聴覚室に避暑移動した。

ひと月ぶりだったので、
個人ボックスには
書類や学校・学級通信類が
山積していた。

ウエルカムお菓子も
4種ほど入っていた(笑)。




学級通信には
1学期末のサマコンの
画像が載っていた。

給食後に、久しぶりに
体育館のグランドピアノを弾こうと
夏休み中に編曲した楽譜を持参して
いざ音出しを始めたら
ものの10分ほどで汗が噴き出した。

館内の温度計を見たら
30℃だったので、
熱中症予防のために
残念ながら早々に切り上げた。

やっぱし、
真冬と真夏の館内は
とても楽器練習には
厳しい環境である。




女性教頭先生から
「先生。今日の給食はカレーですよ」
と、朝の打ち合わせで
“楽しみですね”というニュアンスで
告げられた(笑)。

カボチャの入った
夏野菜カレーだった。

ひとり、こっそりと、
給湯室のレンジで熱々にして、
冷蔵庫にあった
胡椒と一味を半々にふりかけた。

カウンセリング室に
「ケイジャン・スパイス」が
置いてあったのを
後から思い出した。

今度は、醤油やソース類、
オリーブオイルなどの
小瓶も持参して
卓上調理して自分の好みの味に
合わせようとも思った(笑)。

行事のたびに
趣味でカメラマンを務めて下さる
司書さんから卒業式の写真を
「今頃、すみません…」
と付箋をされて頂いた。

半年前に、
新卒でSCコーディネーターを
務めてくれたK先生と
よく洒落で言っていた
「福高福女」コンビの
復活であった(笑)。

転出の餞別にさしあげた
『水辺で遊ぶ子どもたち』も
懐かしい一枚である。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黙祷・・・

2020-08-28 04:42:00 | 仕事
勤務校で
一年生のクラス担任が
急逝したので、
きのうは生徒全員を
5人ずつグループ・カウンセリングを
8回行った。

女子生徒は
泣いた子が多かったので、
「ショックを受けた時には
いろいろな反応が起こるのは、
普通のことで正常なことである」
という心理教育をし、
セッションの〆に
10秒間の黙祷を捧げた。

そしたら、
笑顔になった子たちが
カウンセリング室のギターを見つけて、
何か弾いてくださいと言うので、
『コーヒールンバ』を弾いたら
みんな喜色満面になり
「すごいー!!」
と感激して拍手してくれた。

ここにおいても、
音楽やギターが
人の心を癒す力を
まざまざと見せつけられた。




カミさんが
部屋の掃除をしてて
14年前の未現像フィルムを見つけて
まだやっているDPEに出して
仕上がってきたと見せてくれた。

まだ子ども時代の
アキとナッちゃんが
誕生日にハシャぐ姿が固定されていて
ちょっとしたタイムカプセルを
開封した気分だった。

なぜか、
トーチャンはどの場面にも
パジャマ姿でムクんだ顔で
写っていた(笑)。

たまたま、
死語のDPEという言葉が思い浮かんだが、
何の略なのか理解できておらず、
ググってみたら、
「Development・Printing・Enlargement」
(現像・焼き付け・引き伸ばし)
であった。



近所にまた一軒
外食チェーン『魚べい』が
オープンしたので、
さっそく出かけてみた。

市内では初めての
回転すし店である。

110円で80種ものネタがあったが、
光物だけ4種試食してきた。

コハダ・アジ・サバ・イワシ
…のような青魚は、
DHA(ドコサヘキサエン酸)や
EPA(エイコサペンタエン酸)という
体内で合成できない必須脂肪酸を
豊富に含んでいるので、
“クスリ喰い”でもある。

440円で
サプリよりも美味しく
腹八分目で
健康食品摂取したなぁ…と、
満足した(笑)。

近所のミナフク・エリアには、
これで十何軒目の外食店が
出来たことになる。

最近も、
歩いて1分ほどの散歩コースに
『創作うどん はち兵衛』なる店も
出来たので試食に出かけたばかりである。




最近、
『芦田愛菜の博士ちゃん』
という番組を見るようになり、
高1の彼女の
知性的な様に感心していた。

そしたら、
そーだ…
高3のソーちゃんのお嫁さんには
こういう子がいいなぁ…
と、勝手に妄想してしまった。

羽生永世七冠だって
女優の畠田 理恵なので、
愛菜ちゃんなら
それに匹敵するニッチだなぁ…
とも思った(笑)。

これを
老爺心というんだろうなぁ…(笑)。

まだ見ぬ、初孫のリッ君の画像を
スマホの待ち受け画面にして、
見るたびに、早く会いたいなぁ…と、
ジイジは溜息をもらす毎日である(笑)。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サーヴィス残業疲れ

2020-08-27 04:50:00 | 仕事
2学期の始業が
Tちゃん先生の教会近くの
T中からだったので、
朝一で教会に寄せて頂き、
お参りと共に
始業の挨拶と今学期の無事と
オシリの改善のお願いをさせて頂いた。



愛猫家のTちゃん先生は、
本格的に野良猫や
ネグレクト家猫の救済に
立ち上がり、
いまでは、教会と自宅に
16匹も保護している。

そして、
「なせばニャル」事務局を立ち上げ、
そのチラシを頂いてきた。

我が家でのセミナーの時も、
「人間も猫も命は等価」
という考えで意見は一致していた。

人間様の方がエライとの思い込みは、
「人間中心原理主義」とでも
呼びたいと、二人して
気炎を吐いていた。

実は、コロナ・ウイルスだって、
地球に生まれた
唯一無二の貴重な生き物であり、
たまたま人に害するので
「病原体」の汚名を
着せられてるにすぎない。

もし、それが、
火星の地中にでも発見されたら、
それこそ、大騒ぎになって
貴重な生命体ともてはやされるだろう。

人間中心原理主義が
どれほど多くの種を絶滅させ、
地球環境を破壊しているかは
枚挙にいとまがない。

モーリシャスでの
タンカー座礁による環境破壊なぞ、
その典型でもあるし、
海洋温度の上昇による
激甚な気候変動も
人為的なものである。



Tちゃん先生から、
初めて見る「お神酒(みき)さん」の
スプレーボトルなるものを
頂戴した(笑)。

金光教では、
ご神前に奉納したお神酒を
「お下がり」したものを
「お神酒さん」として
頂いたり、患部につけて
お蔭を頂くという習わしがある。

先生の小学生の姪御さんは、
去年、頭部の大手術をして
全快のお蔭を蒙ったが、
最近、頭痛がするので、
スプレーでお神酒さんを
頭にひと吹きしてから
学校に行っているという。

なので、
自分もオシリにひと吹きしてから
仕事に行こうかと思ってる(笑)。




ボンビーなので、
スーパーの刺身コーナーに行くと
ついつい“切り落とし”の
手屑パックを手に取ってしまう。

立派な柵が
900円だ、1500円だ、
という値札を見ると、
こっちの150円の端っこでいいや、
と卑屈に思い、カミさんにも
ミジメな思いをさせたくないから
それを調理工夫でカバーしている。

生サーモンの切り落としも
半日、酢と柑橘類で〆て
丁寧にキッチンペーパーで酢を切り、
これも安価なベビーリーフのサラダに
散らし盛りして、
パルミジャーノを削って振りかけると
見た目も豪奢なサラダになる。

さしずめ、
『サラダ・ド・ソーモン』
としても恥ずかしくない。

してみれば、
手屑のような素材であればこそ、
それをカバーすべく
創作意欲が湧くのかもしれない。

2000円もする
大トロの柵を買ったとしても
(あり得ないが…笑)
ただ、切りつけて盛るのが
関の山で、調理しようという
気は起こらないかもれしれない。



きのうは、
始業初日から1.5時間の残業で、
コロナ禍の勤務体制もあり、
職員室に執務記録を届けに寄ったら
先生方は部活なしの日で
一斉帰宅して教頭のみが残っていた。

SCが残業してるというのに…
と苦笑せざるを得なかった。

でも、
金光第一高校時代、
大阪府高槻市から
京都市内の自宅への
171号線の帰路が大渋滞するので、
いつも7時過ぎまで生物室で
勉強して時間をやり過ごし、
最後に守衛の辻さんに
見送られて帰っていたのを
懐かしく想い出した。

女性事務長の処に
若い女性教員たちが
いろいろ弱音を吐いて
泣いてるらしく、
その一人がきのう
退勤前に連れられて来室したので、
ついつい話を聞いてあげた。

そしたら、
まだ20代の
福大の後輩でもあったので、
親身になって
カウンセリングしてあげた。

今日も、
もうひとりデプ(うつ)っぽい
というので、
相談を受けることになった。

国試の問題にも出されたことがあるが、
SCは、教職員は
カウンセリング対象にならない、
という原則があるが、
目の前で泣いてる人間がいては
知らぬ存ぜぬではいられないのが
“人助けの道”である。

自分でも
「メサイア・コンプレックス」が
ちっとは有るんかなぁ…と、
思わないでもなかったが、
帰宅してホッとする間もなく、
晩飯当番の家事をやり
妻子に夕食を振る舞い、
すぐに自宅へも
予約クライエントが来られた。

…なので、
今朝は、過労気味で
背中がバリバリである…。

(хдх;)  

こりゃ、出勤前に
背中にも“お神酒さん”スプレー
ひと吹きせんならんなぁ…(笑)。





書には「文房四宝」というのがあるが、
それは、筆硯紙墨(ひっけんしぼく)を指す。

よって、
作品の左下に押す落款や
右肩に押す関防印などの
印材類はそれには含まれない。

文鎮や水盥(すいう)、水匙、
墨台、筆筒なぞも
書の小物類であるが、
これらに凝るのも
「人文趣味」の楽しみである。

彫刻された印材は、
教員時代に修学旅行で
三度訪れた中国で、
いずれも「一級篆刻士」に
彫ってもらったものである。

30年近く前なので、
印材込で、千円ほどの彫り賃だったが、
当時の中国人給与の平均が
五千円ほどだったから、
大した額なのだろう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする