『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

コンサート

2012-10-31 06:50:00 | ギター
おととい、なんだかちょっと
洟が出るなと思っていたら
夜から急に腹模様がおかしくなり、
どうも急性胃腸炎になったようだ。

幸い、薬がストックしてあるので
なんとか凌いではいるが、
昨日、養生して一日寝ていたのに
今朝もまだ具合がよくならず
今日も一日伏せっていようかと思う。

第5週目で、ちょうど仕事が
ない日なので助かった。




先週、頼まれていた
クリスマス・コンサートの原稿が
印刷されて出来上がってきた。

コンサート当日まで
毎週、日曜の午後が練習日になっている。

日曜の午前は
毎週テニスクラブがあり、
月曜の午後はフラメンコ伴奏・・・と、
まともにやっていたら
体が持たないので、
あちこち休ませてもらっている。




きのう、コスキンの
MCの飯田さんから
去年に引き続き
また演奏の感想のお手紙をいただいた。

来年は、是非、K高の生徒さんとの
ギターアンサンブルをやってくれ、
と切望されたが、現実にはなかなか
難しいところである。

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戸外練習

2012-10-30 07:56:00 | ギター


日曜が月例発表会だったので、
直前に、もみじ山公園に出向いて
小一時間ほど弾き込みをしてきた。

これまで東屋で練習していたが、
去年から3.11で取り壊し中の
板倉神社の境内を
屋外練習場にしている。

ここは、眼前に阿武隈川と
弁天山を望む
最高のロケーションである。

おあつらえ向きに、
足台にぴったりの石も見つけて
開放的な気分で練習している。




柳町生まれなので、
隈畔は幼少期のテリトリーである。



亡き父も柳町育ちで
弁天山の眺めは
原風景なので、
末期癌の入院中のベッドで
最後にこの風景をなぐり描きして
息を引き取った。

きっと、自分も最後は
この原風景に溶け込むような
イメージを抱いて逝くのかもしれない、
と、親父の姿を見て以来、
想像している。





*********


『学校臨床の実際』

SSRI
「うつ」には、薬物療法が中心で、最近ではもっぱらSSRIが使われている。
 これは、Selective Serotonin Reuptake Inhibitorの略で、選択的セロトニン再吸収阻害剤と言う。
 生徒や保護者に説明するときには、まず、脳内では脳波が取れることから、神経には電気が流れている、ということから始める。
 そして、神経を一本の電線のようなヒモとイメージすると、このヒモは所々につなぎ目があって、そこは5千万分の1ミリの隙間があるから電気は伝わらず、その代わりにセロトニンという物質に置き換わると図示して見せる。
 生物を習っている学年なら、神経単位(neuron)とシナプス(synapse)、神経伝達物質という専門用語で事足りる。
 電線のつなぎ目の所(シナプス)で、仮に電気が100来ると、今度はセロトニンが100放出されて、向こう岸に伝わり、それを受け取ると、また電気が100流れる、という仕組みになっている。
 ところが、「うつ」になると、セロトニンの伝達が不良になり、電気が100来てもセロトニンが100向こう岸に渡らずに、途中で帰ってくるやつが出てくる。
 そこで、風邪薬(ベンザブロック)のCMでお馴染みの、ブロックをセロトニンが出た所にしてやると、戻ってきたやつがまた向こう側にいくようになる。
 つまり、選択的セロトニン再吸収阻害剤(SSRI)とは、セロトニンだけを選択して、それが再吸収されるのを阻害する薬、というわけである。
 
 脳神経に電気がスムーズに流れなければ、気分や体調に何らかの影響が現れるのは当然であって、それにセロトニンが関係していると、「うつ」の症状が現れるのである。
 たいがいは、こういう説明で「うつ」のメカニズムをも納得し、受診して服薬することも承服するものである。

 未だに、子どもに精神科を受診させることを忌避する親が少なくないので、こういう科学的な病理説明をした上で、
「眼科と耳鼻科と脳神経科と、何処に違いがありますか?」
とか
「うつは心がけの問題で治りません。
 気をしっかり持てばセロトニンがちゃんと伝わるなんてありませんから」
「○○君は今、苦しい思いをしてますので、早く、その苦しみをとってあげましょう」
とやんわり諭して、親のセンチメンタル・バリアをなくさせると、ほとんどは納得して受診させてくれるものである。








 










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フェスティバル・ゲート

2012-10-29 06:15:00 | 風景


K高が文化祭だったので
校門にゲートが出来ていた。

車でここをくぐると
何だかフェスティバル・モードに
入るような不思議な感覚になった。

それは、さながら
神社の鳥居をくぐると
聖域に入るような感じにも似ている。

とすれば、ゲートとは
結界的装置であることに
あらためて気づいた。

人は産道というゲートを通って
この世に誕生してくるので、
その原記憶が
呼び覚まされるのかもしれない。



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『学校臨床の実際』

境界性パーソナリティ障害

4徴候
 通常、境界例とかボーダーライン(borderline personality disorder)と言われるこの障害は、これまで30年間、高校生と付き合ってきて、およそ1~2%くらいの頻度で見られたように思う。
 これは、認知・感情・対人関係に歪みがあり、自他ともに苦痛を感じるものである。
 DSMでは詳しく8つの操作的診断の定義をしているが、この権威でもある市橋秀夫先生からは大学院時代に、「人がすぐに記憶できるのは4つが限界だから、4徴候だけおさえたらいいよ」と教わった。
 それで、その頭文字をとってSAMA(サマ)と覚えた。
 
 まずは、Splitting(分裂)がある。
 これは、心の中が、二分法的で中庸がな状態で、白か黒か、悉無律(all or nothing)の状態ともいえる。
 例えば、子どもが時代劇を見ると、「この人は、いい人? 悪い人?」と訊く。このように間がなく、どちらか両極に価値付けるのは幼児的心性と見做されている。
 ボーダーの子にとって、自分の味方はいい人、反する人は悪い人、と極端である。
 市橋先生の名著『心の地図』によれば、愛されている良い自分と、愛されていない悪い自分が、統合されないままに分裂しているので、それが外に投影されると、同一人物であっても、自分に都合のよいときは「超いい人」になり、ちょっとでも不都合があると、手の平を返したように「超悪い人」に転じてしまうのである。
 健常人ならば、白か黒かではなく、グレー・ゾーンがあるものである。

 Abandonment depression(見捨てられ不安)は、周囲の人に抱く感情である。
 これは、幼い子が家に一人っきりで置き去りにされたときの心情を想像すると、よく理解できる。最初は不安になって親を探すが、やがて寂しくなって泣き出し、それでも親が現れないと怒りの感情が湧きあがり、その後に空虚感が襲ってくる。
 同様に、「見捨てられ不安」も、孤立無援感、空虚感、自棄感、激怒感などが複合している心的状態(complex)なのである。
 学童期は心身ともに静穏な時期であるが、思春期に入ると性衝動や自立衝動、攻撃衝動などを内側から経験することになり、外的適応と共に「思うようにならない」事態に直面するので、抑圧されていた「見捨てられ不安」が再燃し、それまでの「良い子」だけでは対応しきれずに「悪い子」が突出してくる。
 自他への攻撃性の行動化は、リスカやOD、素行障害となって顕現する。

 Manipulation(対人操作)
 市橋先生曰く「彼らは相談の名人である」。殊に、救済者幻想(messiah complex)、思春期心性を持っている人がターゲットになり、周囲の人間関係が滅茶苦茶になりスプリットが起こる。
 ボーダーの本人には、これは自覚がない。

 Acting out(行動化)
 これは言葉が成立する時期(3歳)以前の衝動が、言語で表現できないがゆえに行動で表わされる。
 頻回自傷、素行障害、摂食障害、などが時に自己顕示的に見られる。

病理
 他にも、ボーダーには、特有の他罰的物言いがあったり、病識・治療動機が欠如していること、などが臨床像として特徴的である。
 思春期以降の発症がほとんどで、75%が女子である。有病率は2%ほど。
 来談の契機は、高校生では「気分が落ち込む」とか「友達関係がよくない」というのが多く、不登校や性的逸脱、DVなども少なくない。
 一親等親族の発症が5倍高いという報告があるので、家族歴は3代聴取するとよい。

 抑うつ状態や睡眠障害がある場合は、ドクターに薬物療法をお願いするが、学校では療育的関与、リハビリ的心理療法が必要である。
 ただし、この障害の中等度以上のものは、養護教諭や教育相談係のレベルで扱えるものではないので、ベテランのスクール・カウンセラー(SC)に任せるべきである。
 カウンセリングは、受容したり、支持したりするのではなく、むしろ、「今、ここで」の原則で、適応するための社会スキルや対人スキルを身につけさせるようにすることが主となる。

 







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エクスペンダブルズ

2012-10-28 07:41:00 | 映画


地上波放送を録画で観た。

スタローンが主役で、
ブルース・ウィリスとシュワちゃんが
ちょい役で出てきて
三人そろい踏みの
豪勢なワンシーンがある。

内容は、ハチャメチャの
ガン・アクションだが、
それなりのカタルシスはある。

expendableというのは
使い捨て軍団という
軍事用語らしい。

形容詞のexpensiveは知っていたので
この機会にexpendable supplies(消耗品)という
単語で覚えておこう。

ちなみに、「ぜいたくな暮らし」は
an expensive mode of living というらしい

名詞のexpenseは費用/犠牲で
「学費」はschool expenses

Sending a child to college is quite an expense.
「子供を大学にやるにはとても金がかかる」
という例文を見つけたので、
まったくその通りと思い
すぐに用法を覚えられた。


**************


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メガネ・アジャスター

2012-10-27 08:28:00 | 生活


メガネのレンズを拭くたびに
段々と取り付け部が緩んできて、
そのたびにメガネ店に
治してもらいに行っていたが、
面倒になってきたので、
アマゾンでネジ締めを446円で
購入した。

最近は、アマゾンでも
送料無料のものが増えたので
安くてよかった。

でも、届けられたのは
大きな箱入りで、しかも、
宅配の手渡しだったので、
なんだかそのコストが
無駄な気がしないでもない。

封筒に入れて80円の定型郵便でも
間に合いそうなものであるが、
確実性を考慮してのことなのであろう。




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毎日、『学校臨床の実際』という本を
執筆中だが、なかなか筆が進まないので、
以前も使った手だが、
ブログを利用して、
毎日、強制的に自分に
仕事をさせようかと考えた。


生物にみる子殺し
 かつて、生物学を専攻し、高校の生物教師だった頃、カニバリズム(cannibalism)についての授業をしたことがある。
 これは、動物が同種の他個体を食べることで、一般には「共食い」と言われている。生物学用語では、「種内捕食」(intraspecies predation)と言う。
 共食いは、アリ等の社会性昆虫では頻繁に見られ、食料欠乏の危機状態には、幼虫や成虫が卵や蛹を食べてしまう。
 教員時代、生物室でザリガニを飼育していたとき、卵から数百匹も孵化して喜んでいたら、成体と幼生を混合飼育していたために、子どもが親に喰われるというショッキングなシーンを目撃したことがある。
 
 カニバリズムは、無脊椎動物や魚類、両生類だけではなく、鳥類や哺乳類にも見られる。
 殊に、ヒトに近いチンパンジーの子殺しに伴う共食いは杉山幸丸の『子殺しの行動学』 (講談社)で有名であり、これを読んだときもかなりの衝撃を受けた。 
 群れで飼育する家畜・家禽どうしでも、弱い個体を口で突いて攻撃し(Pecking)、死なせてしまうというのも、動物行動学では、ある種のカニバリズムと見做しているが、これは密飼いによる環境ストレスが原因で、遊具等の投入による欲求不満の解消や飼育密度の低減によってある程度の抑制が可能である。

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