『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

黒い雨

2013-03-30 06:45:00 | 


花粉症のせいか
軽い風邪なのか、体がだるく
軽い眩暈がして
気力も低下しているので、
きのう一日は寝養生に努めた。

大江健三郎の『井伏さんの祈り』という
講演テープを車で聴いていたので、
家にある日本文学全集の中から
井伏鱒二の『黒い雨』を
読んでみた。

原爆直後の死屍累々の様子が
克明に描写されているので、
夕べはそんな夢を二度も見て
辛い思いをした。



スーちゃん主演の映画もあるが、
これはまだ見ていない。

これから、見てみようとは
思っている。


************


人生随談

奈保子 それでは、子育てと「感動」というテーマに移りたいと思いますが、よろしいでしょうか。
先生 もう、趣味からは離れるのね(笑)。
奈保子 すみません。いちおう、臨床教育学が専門なものですから。と言いましても、学問的なことじゃなく、先生の実体験からお伺いしたいんです。「子育て」でどんな感動をなさったかを…。
先生 あ、なるほどね。そうですか…。感動ねぇ…。そりゃ、やっぱり、初めて子どもが産まれた時にさかのぼりますね。
奈保子 そうでしょうね。奥様が妊娠されたと初めてお知りになったときは如何でしたか。
先生 ああ。それは、まあ、感動というより「あ、できたんだ」という感じでしたね。そんな、ドラマみたいに手を取り合って涙ぐんだりはしませんでしたよ(笑)。
奈保子 そうなんですか。
先生 それに、うちは二番目までは計画出産でしたから。
奈保子 あ、なるほど。じゃ、ナッちゃんは…
先生 あの子は、出来ちゃったんですわ(笑)。
奈保子 あら…。そうなんですか…。
先生 ハハ…。本人が知ったら、「オレは望まれて産まれたんじゃねーのか!」って、ひがまれますけどね(笑)。 
奈保子 そんな…。
先生 子育てで、感動っていうと…。前の前の家に、茶室が一室あったんですが、二番目のアキが、始めて立って、その茶室をヨチヨチ歩いて横断したときは、カミさんとフミと一緒に「オーッ!! アキが歩いたぁーッ!」って、みんなで感激したんです。突然、むっくり立って、歩いたんでね。
奈保子 それは感激するでしょうね。
先生 教育学的には「始歩」と言うでしょ。
奈保子 そうですね。
先生 学校臨床では、保護者のインテーク(初回面接)時に、よく、「始語」と「始歩」は発達レベルのアセスメントとして聴取しますね。
奈保子 なるほど。重要な要素ですものね。
先生 始語では、フミが保育園の時に、「コッコ あっち いった」という三語文を今日、話しました、と連絡ノートに書いてあったのを見て、「オーッ! 発達してるなー」と感激しましたね。


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第4版

2013-03-29 07:57:00 | 製本


常連のレストランに納めている
ガイド・ブックが30冊ほど
売れてくれて、
増刷の注文を受けた。

第三版までに100頁近くなったので
この機会にややスリム化を計ろうと
新しく構成を組みなおして
全面改訂し80頁にした。

両面印刷機能がない
手元の機種では間に合わないので、
新しく一台購入した。

中小版元なので
設備投資でもある。

新機種はヘッドが新しいので
さすがにカラー印刷もキレイな
仕上がりである。



カバーに透明なフィルムを貼る作業も
段々手馴れてきて、職人技が
身に付きつつある。

「物創り」という趣味と副業ではあるが、
時折、「器用ビンボー」という
言葉が頭に浮かぶのは、なぜ・・・? animal4


**********

人生随談

奈保子 車で、これだけ熱く語れるのは、幸せでいらっしゃいますね(笑)。
先生 バカだけど、なんか少年のような熱き血潮を感じるでしょ(笑)。
奈保子 こういうことをやれる、ということに、シンパシーを感じる人もいんでしょうね。
先生 そうそう。けっこういるんですよ。今の学校の校長さんも気に入っていてくれて、街ん中でよく私の車を見かけるんですと(笑)。そのだひに、
「アッ。佐々木先生だぁ…」って思うんだそうですよ。
奈保子 アハハ…。なんだか、話に聞く、月光仮面みたいですね(笑)。
先生 そうなんです。「ど~この、だ~れだ~か~♪」(笑)。
奈保子 でも、先生がそうなさったのも、元はと言えば、その飛行機のカッコよさに「感動」されたからなんですよね。
先生 そうそう。そうなんですよ。ドンッ!(← 机たたく)
 私はそこを力説したいんです(笑)。
奈保子 はいはい。どうぞ、力説しちゃってください(笑)。
先生 ほんとはね、この車はイワク付きで購入したんで、やっちまったんですよ。
奈保子 …と、いいますと?
先生 はい。ある朝のことでした。10年来、車の整備でお世話になっていた個人整備屋の親爺さんが、突然訪ねてきて、相談がある、って言うんで、何事かと思ったんですね。
奈保子 はい。なんかドラマが始まりそうですね(笑)。
先生 そう。…で、親爺さんが言うには、カミさんが末期癌でもう余命いくばくもない、と言うんですよ。「エーッ!」って驚きました。10年来のお付き合いのある奥さんでもありましたから。それで、仕事休んで、入院費やら何やらで大変なんで、車を買ってもらいたい、と言うんですよ。
奈保子 はあ。
先生 それまで一台目の車を26年も乗ってたんです。

   

 その親爺さんに整備してもらって大切にしてたんですね。でも、さすがに、もう調達できる部品がなくなって、次に故障したときは、いよいよ廃車にしなきゃならなくなる、っては言われていたんですよ。
奈保子 よく26年も乗られましたね。
先生 でしょ。それもイワク付きだからなんですが。大学に合格したときに親父に買ってもらったんです。
 …で、話をもどすと、玄関に出てみたら、今のEKスポーツがデーンとあったんですよ。
「いくらですか?」
って訊いたら、
「75万でいい」
っていうんです。
新車だと、150万するそうなんだけど、前のオバサンがドアをぶつけて、それを新しく取り替えて2年目なんだそうです。だから、半額というのは
安いらしいんだね。
 …で、結局、その場で買うことにしたんです。なにせ、10年来の付き合いで、今、困ってるって言うんでしょ。別にその車が気に入ったワケではないんだけど…。しかたないと思ってね。
奈保子 そうなんですか。人助けだったんですね。
先生 ほんとは、20万近く出して整備して車検に出したばっかりの前の車をもうしばらく乗るつもりでいたんですよ。
奈保子 そうですか。でも、買ってあげたんですね。
先生 そう言うとオコガマシイので、買わせてもらったんです。
 だから、自分が欲しくて選んだ車じゃないから…。せめて、自分が好きなように、改造しよう…って、なるじゃないですか。
奈保子 ああ。なるほど。それで、なんですね…。
先生 そういうこってす。
奈保子 今は、気に入ってらっしゃるんですか。
先生 恋愛じゃなく、お見合い結婚みたいなものじゃない。だから、段々好きになるように努力して、今は気に入ってますよ。軽で税金が安いし、憧れてたターボ・エンジンだし、4WDでABSで、パワー・ウィンドウに、パワー・ステアリングに、オート・ロックで、リア・ワイパーがついてる…って、26年前の車にはなかったものがフル装備でしょ(笑)。
奈保子 そうですよね。人気の現行車ですものね。
先生 でも、二世帯住宅を新築するのに貯金すべて注ぎ込んじゃったでしょ。一文無しだったんで、5年の60回ローンにしてもらったんです(笑)。毎月、15.000円払いでしたが。ローン会社から来たハガキの残金が毎月減っていくのを見るのを楽しみにしてました(笑)。払い終わったときは、せいせいしましたね。
奈保子 そうでしょうね。「車に歴史有り」ですね。
先生 オッ、いいこと言うね。そのとおりだね。昔なら人馬一体だったけど、いまは人車一体だものね。車との付き合いは、自分史の一部でもあるものね。
奈保子 愛馬と同じように、だんだんと人格化してくるんじゃありませんか。
先生 そうですよ。私は、いつも出勤時には「今日も、よろしくお願いね」
と言ってるし、帰宅時には「ごくろうさん。ありがとね」と言ってますもの。
奈保子 名前もつけてらっしゃるんですか。
先生 前の車が「コルサ」っていったんで、今のは二代目「コルサ子」です。
奈保子 やっぱり、女の子なんですね(笑)。
先生 そう。その方が感情移入しやすいでしょ。いたわりやすいし。
「コルサ子」って、なんだか、リムスキー・コルサコフみたいでしょ(笑)。
いちおう、「EKスポーツ」っていうスポーツ・カーだから、スポーティーな精悍な女の子のイメージなんですよ。
奈保子 なるほど。レスリングの吉田沙保里選手みたいなイメージですか。
先生 ちがう、ちがう(笑)。アルソックじゃないよ~(笑)。バレーの山口舞ちゃんだよ~(笑)。
奈保子 あっ、そうでしたね(笑)。
 車の歴史と「感動」と「拘り」について伺いました。 
先生 はい。どうぞどうぞ、仕切ってください(笑)。


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お勉強

2013-03-28 06:11:00 | 勉強


先日、テレビ出演した
生物学者の福岡先生の話が
解りやすくて面白かったので、
アマゾンで新刊書を購入した。

そしたら、図書館にもあったので
ちょっとガッカリした。

毎日、ちびちびと
読んでいたが、
久しぶりに生物学の
新しい知見に触れて新鮮だった。

これが、昔だったら、
必ずや授業のトピックに
生徒たちに話して聞かせただろうな
という面白い話題がたくさんあった。

癌は、遺伝子のミスプリから生ずるが、
そのミスプリから進化も生じるので、
生物はリスクを内包しながらも
あえて完全に修復し得る道を
とらなかった・・・
というクダリには
納得してしまった。




人生随談のために、
久しぶりに書棚から
30年以上も前に
大学の授業で学んだ
「音楽美学」の教科書を再読してみた。

当時は、生物学科だったが、
音楽の副免を取るフリをして、
音楽科で和声学や形式学などの
音楽理論の講義を受けていた。

音楽美学は、音楽を哲学する科目だが、
当時、授業でさかんに
ディスカッションをしたり
発表したりして、平田先生から
「優」をもらった記憶がある。。

同じ受講生の女子学生たちが
4年の時のリサイタルにも
全員聴きに来てくれて、
乞われて学内でも
レクチャーコンサートを
催したことがある。

このとき、同じクラスにいた
同学年のK君は今、
カミさんの学校の
同僚になっているそうだ。


*************


人生随談

奈保子 ささいなことでも、心に感じたことを行動化するのって、大事なことかもしれませんね。
先生 そうかもしれないけど、でも、誰にも勧めはしませんよ。私の車を見たらわかるでしょ。やりたいことをやるには、勇気がいるんです(笑)。
奈保子 ハハハ…。
先生 むかし、ブログにも書いたんです…。



***

家族からは顰蹙を買い…
伯母からは
「クルクルパーに見えるよ」
と笑われ…
道行く人には指差され…
信号待ちでは思わずうつむいてしまうが…
レシプロ機オタクなら
キチガイと言われようが
変人と思われようが
いいじゃないか!

一回きりの人生なんだから…

ちなみに、デカールも
排気口も全部ハンドメイドです。

洒落のワカル勤務校の校長は
「先生の車はすごいですねぇ」
 と言うので、
「これは1/1の乗るプラモなんです」
と説明したら、
いたく感心されて嬉しかった。

これは英空軍の黒塗り夜間爆撃機を模したものなので、
毎日、運転ではなく爆撃任務に搭乗している気分である。

ほんとは英空軍の機長帽と制服も着たいのだが、
さすがに、そこまでやって街を走る勇気がない。

俺の臆病者めッ!
と時折、自分をなじっている。

先日は、元自衛官の後輩にも笑われた。
「スキですね~!
 バカですね~!」
だって・・・。

ハハハ・・・。

ほっとけッ! ヽ( `皿´ )ノ



***

夜間爆撃機の黒色塗装が
スマートでカッコよかったので、
つい悪ノリで、愛車の軽にも
カッティングシートでデカールを貼ってしまった。

でも、ズングリした車体なので
精悍さからは程遠く、アキレている・・・。

友だちからは
「アホだねぇ~」
と笑われている。
ハハ・・・。

病硬膏にいる・・・とは、このことだ。

でも、プラモ好き、レシプロ機オタクなら、
この気持ち、ワカッテくれるはず・・・。

だって、クルマだって
1/1のオモチャじゃないの。
男の子にとっては・・・。

フロントガラスの
黒いビニルテープで作ったキャノピーが、
我ながら泣かせる・・・と思う。

表裏貼ると案外、不自然に見えないのは発見だった。
でも、このまま車検にだしたら見事にはがされた。
いかなるシールもフロントには貼ってはいけないそうだ。
でも、車検が通ったら、また、貼りなおしたもんね・・・。

アンテナ線もしっかり貼って、
前輪のサイドには、
1ケ70円の水道のビニル管を
カッパー色に染めて
排気口風に両面テープで貼り付けてみた。

中にはメタル製の
メッシュが組み込んであり、
そこはプラモ少年らしく
本物志向である。

近所のガキが、
その出っ張りを見て
「なんじゃ、こりゃ?」
と寄って見ていたが、
「ケッ!」
という顔で去っていった。

ハハ・・・。

久しぶりに
大型模型を仕上げた気分は、
満足である。

「バカねぇ~・・・」 (´ヘ`;) ハ~ ← カミさん

ほっとけッ! ヽ( `皿´ )ノ
 

わしゃ、好きなように、
生きたるねんッ!


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一部咲き

2013-03-27 09:12:00 | ガーデニング


庭のサクラとレンギョウが
ポツポツほころび始めた。

・・・と、思ったら、
また、寒の戻りで
この二三日、咲き止まっている。

今週も三寒四温で、
めまぐるしく冬と春の
天気がせめぎ合っている。

今朝は-1℃で
日中は16℃になるらしいので
17℃の寒暖差は体に応える。

そして、今日は、花粉が
「非常に多い」日らしく
朝方から、もう
目鼻がグズグズいっている。

毎年のことながら、
春先の季節病である。

今日は、3ヶ月に一度の
メンタル・クリニック予約日なので
薬をもらいに行かなくてはならない。

まだまだマスクも外せず、
ピーチマイナス(ももひき)も
脱ぎ捨てることができず、
電気毛布でもって寝ている。




********

人生随談


奈保子 3.11の直後に、「なでしこジャパン」がワールドカップで奇跡の優勝を遂げましたね。あの時は、感動されませんでしたか?
先生 しました、しました。息子と深夜、一緒に観てましてね。あの、澤さんの奇跡のカンフーゴール? が決まったときは、抱き合いましたよ。PKんときはドキドキしたけど、信じられない勝利でしたよね。あの時は、3.11以後、初めて胸のつかえがスーッと降りたのを覚えています。
奈保子 スポーツの力ですよね。
先生 そうですね。女子バレーが何十年かぶりに世界戦で3位になったのや、オリンピックで銅メダル取ったのも感動しました。個人的に応援していた選手がいましたからね。
奈保子 そうなんですか。
先生 山口舞ちゃん、っていうんですけど…。久しぶりに、胸キュンになったので、ネットの画像をプリント・アウトして、額縁に入れて寝室に飾ったんです(笑)。
奈保子 なんだか、高校生みたいですね(笑)。
先生 中学生の息子に冷やかされたり、笑われましたけどね。でも、せっかく胸キュンになったので、その気持ちは大切にしなきゃと思いましてね。


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健康ファイル

2013-03-26 10:08:00 | 健康


医大から
放射線関係の書類が
ファイルで送られてきた。

たしかに、3.11のときは
数ヶ月で1年分の自然被爆量を
被爆したが、特段、健康には
影響がないと思っている。

ただ、ロングスパンでの
低線量被爆のデータを
人類は持っていないようで、
我われは医学的には
かっこうのモルモットなのかもしれない。

3.11直後の医大の入学式で、
放射線医学の権威が
新入生に向かって
そのようなことを祝辞に言っていた。


***********

人生随談

奈保子 ここで、楽音に対して、自然音について、いろいろ考えてみたいと思いますが…。まず、「癒しの音」というと、どんな音を連想されますか?
先生 あのね、むかし、生録ブームというのがあってね、そういう自然音のレコードが出ていたんです。私も「波」と「風」と「雨」というのを3枚買ったんです。
奈保子 へぇ~。やはり、癒しが目的なんですか?
先生 ヒーリング・ブームはずっと後になってからで、その頃はまだ、効果音として出されていたんですね。でも、副次的に「心が穏やかになります」って書いてありましたね。それと、当時のウィスキーのCMに、音楽に波の音をブレンドする、っていうのがあってね、外人さんがレコードをかけながらバックに波の音のテープを流すんですよ。それが、なんだか渋くて、さっそく真似してみましたよ(笑)。
奈保子 波の音はたしかに癒されるものがありますね。
先生 うん。ひと頃、それに凝っていたんで、朝の目覚まし代わりに、タイマーでカセットデッキから波の音が流れるようにセットしていたんですね。そしたら、ある日、大学のギター部の仲間が泊まりに来て、朝方、枕元で波の音がザザザするんで溺れる夢を見たんですと(笑)。
奈保子 アハハハ。それは面白いですね。眠気マナコのときに聞かされたら、無理もないですね。
先生 それと、鳥の鳴き声のテープなんかも、ずいぶん昔は出ていましたね。
奈保子 カッコーやウグイスなんかは、起きがけに聞いたら、まるで高原にいるような錯覚になるかもしれませんね。
先生 そうそう。気持ちが穏やかになりますよ。それとね、「風」のレコードの中に台風のときの暴風雨の音があったんですが、不思議とこれを聞くと、やはりどこか緊張するのかなぁ…。10分くらいの録音なんだけど、聞き終わって、静寂になったときに癒しの効果があるのに気づいたんです。
奈保子 なるほど。やはり、どこか心理的にホッと安堵するんですね。
先生 緊張と緩和だね。あ、そういえば、「小川」というレコードもありましたね。チョロチョロチョロという水の流れる音が幾種類か入ってるんです。そして、滝の音もあって、目をつむると渓谷にいるような錯覚がしましたよ。
奈保子 自然音には、楽音と違った癒しの効果があるんでしょうね。
先生 日本人は虫の音に風情を感じたりして癒されるけど、外人にはただのノイズにしか聴こえない、っていうでしょ。だから、万人向きでないのもあるとは思いますよ。
奈保子 ああ、そうなんですか。知りませんでした。
先生 でも、外人のバカンスはシーサイドとかレイクサイドでしょ。そこには、波やら川やらの水の音があって、鳥が鳴いたりしてるものね。自然音に癒されに行くというのは都会人のバカンスになったのかもしれませんね。
奈保子 その点、日本は自然に囲まれていたから、ことさら、バカンスに出かけるまでもなかったのでしょうか。
先生 なるほど。あるいはそうかもしれないね。


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