『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

パラダイム・シフト

2011-04-30 08:41:00 | 大震災/コロナ禍
1000年に1回の大災害を被った我われは
何らかのパラダイムの転換期にいることを
知らしめさせられている、と考えるのが
魂理学者の基本的スタンスである。



昨日は、アメリカで
160もの竜巻が起こり310人もが
亡くなったという。
その発生規模が尋常ではない。

天象と地象は
直接は関連性がないが
巨大ディゼースターという点では
共通している。

ちなみにM9クラスの地震は超巨大地震で
M8が巨大地震、M7は大地震と分類するそうだ。

160も同時に発生した竜巻も
超巨大と形容したほうがいいだろう。
近年、襲ったカトリーヌも
超巨大ハリケーンだった。

最近、ウォルシュの
『神との対話』全3巻を
読み直している。

この書でも、人類は今、
種として目覚めなければならない
ギリギリの瀬戸際にいる、という。
そして、目覚めれば、黄金のときを
迎えることができる、ともいう。

たしかに、世界情勢に眼をやれば
アメリカでの黒人の初代大統領の誕生、
日本での政権交代、そして、
現在の中東での民主化闘争…と、
我われは歴史の転換点に立たされている。

そこへ、未曾有の原発事故である。
天災と人災と政変が揃って
眼前に示されている。

ゴールデン・ウィークには
ヴォランティアや観光で東北に
訪れてくれる人々も少なくない。

今回、避難所廻りのボランティアをしてみて、
人のために無償で尽くす、という行為には
有償で仕事で尽くすのとは違った
満足感・充足感・幸福感が得られることを知った。

義捐金もそうとうの額が集まったので
一億総支援の心になった。

大災害という極端な形になったからこそ
被災者を哀れんで人々は行動を起こした。
その心情は世界各国まで及んだ。
スラム街の子どもたちまで募金してくれたのだ。

人は「痛みを分け合う」ことができる生き物である。
同時に、地球の他の種を犠牲にして
多くのものを搾取してきた種でもある。
しかも、同じ人間どうしでも
権力者や成功者というさらに一部が
勝ち組・富裕層として富を集中させている。

世界の1/3は一日1ドルで生活し
貧困で飢えているともいう。

中東の独裁政権への民衆の放棄も
フランス革命と同じ
贅を独り占めする王族や独裁者への
フラット化を希求する魂のエネルギーによる。

人類は、種内(人どうし)でも、
種間(他の生物と)でも、
個的所有から「分け合う」ことを
第一義にしなければならない、という
価値観の大転換期に入ったのだ。

それは、個人の所有から、国家の所有に至るまで
「我が物」という観念を超越しなくてはならない。
過去、共産主義はそれを目指したはずであったが
特権階級の腐敗や、賛同しない者を
粛清という暴力非道で排除した。

「地球の資源は地球人すべてのもの」であり
さらに言えば
「全種が恩恵を享けねばならないもの」なのである。

国家が独占する、ところから紛争が始まり
不均衡が生じる。

やはり、世界連邦制が樹立して
中東の石油や中国のレアアースを
公平均等に配分したり、
アマゾンの熱帯雨林や海洋資源を
世界で護る、という方向に
行かなければならない。

人類は、個人から国家にいたるまで
「所有」という観念を捨てて
「共有」という価値観を
選択しなくてはならないのだ。

そして、所有者ではなく
管理者・世話係という立場に
個々が立たねばなるまい。

レンタル店や図書館の貸与システムが
いかにエコロジカルかは
もう実証済みではないか。

個人レベルでも「所有」から「利用」へと
価値観の転換は図られつつあるのだ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花咲く野辺

2011-04-29 13:23:00 | 季節
野に菜の花
果樹園には桃が
黄にピンクにと
色を染めている。



庭の片隅には隣家から
飛んできたポピーの種が発芽して
オレンジの花を咲かせた。

放射能という言葉が
いつでも頭から離れないが
それでも、健気な花を
咲かせてくれている自然に
感謝せずにはいられない。


 この自然を汚すまじ
  穢すまじと
   いくどつぶやく散歩道

         飄水












.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナポレオン桜

2011-04-28 06:44:00 | ガーデニング


庭のナポレオン桜が
白い花を咲かしはじめた。

路上のソメイヨシノは
もう葉桜に変わろうとしており
通勤の行き帰りに
チラチラと風に散り舞う様を
眺めている。



生命力の強いフェンネルも
また新しい株が育ちはじめた。

もう五年ほど
毎年、再生している。

若い柔らかい葉を摘んで
サラダに加えると
フレンチっぽい高貴な香りがする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

You Tube

2011-04-27 09:24:00 | 大震災/コロナ禍
You Tubeで、
いくつかの津波の映像を見ていたら
テレビでは見たことのなかった
悲痛な叫びと泣き声の入った
ドキュメント映像があって
目が釘付けになってしまった。



http://www.youtube.com/watch?v=N58tJucmVbU&feature=related

コメントを見ると、
撮影者であり、叫び声の主は
三陸の名物菓子「かごめの玉子」の
社長さんらしい。

怒濤のように迫る
非情な巨大津波を眼前にして
「収まってくれぇー!」
「止めてくれー!」
という心の叫びと
大の大人の男泣きが入る。

「何が防波堤だよーッ。
 何が防潮堤だよーッ」
と嘆く声は、
聞く耳を痛くする。

まさに演出なしの
ドキュメント映像である。

動画のコメントの中には、
「毎年、40万人以上が
ゴールデン・ウィークに海外旅行に行って、
1000億円も消費するなら、今年だけは
国内(東北じゃなくても)旅行をしませんか?」
という提言もあった。

*************

また、海上保安庁提供の
巡視船「まつしま」が沖合いで
10mの大津波を乗り越える様の
船内ドキュメントは、
作り物の映画では感ずることのない
実写ならではの迫真的映像で
船内の緊張と恐怖が伝わってきた。

滅多にお目にかかれない
貴重な映像である。


http://www.youtube.com/watch?v=4-mkzcxnJS8

船内に民放の女性レポーターでも
乗船しているのか、
津波の壁を乗り越える瞬間、
周囲の男性の
「つかまれ、つかまれ」
という声に
「こわい…」
と小声で洩らしているのは
見るものにもその怖さが
伝わってくる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リカ本

2011-04-26 10:28:00 | 勉強


3.11震災以後に出版されたもので
日本社会の精神病理を
解りやすく説明している。

震災以後、
女性宰相待望論を抱いているが
本の中で、50歳で人工授精で出産した
野田聖子議員の名前を見て、
そういえば、何年か前に、
いつか、野田聖子が総理大臣になるのでは…と、
女子学生と意気投合したことを
思い出した。

知人の女性の方々と
最近、茶談義をする機会があったが
一様に、ご婦人が、
今回の震災、原発事故でも
ちっとも心配しなかった、
と楽観されているのを聞いて
驚きもし、感心もした。

そして、
「女は生物学的存在だが、
 男は社会的現象だ」
という名言を思い出した。

ほんとうに、男は急場、修羅場で
オタオタしてしまう。
女性は、妊娠、出産で
命を懸ける存在だから
生物的に強いのだろう。
 
この混乱期に
女性宰相を冠とした
自民でも民主でも、いずれの
既成政党でもないパーティーが誕生して
日本人を「たおやかな」社会に
導いてくれるファンタジーを
密かに抱いている。

これまでの「ますらおぶり」の男性性社会は、
いわば、堅い大木を成長させようとしてきたが
台風の大風でポッキリいってしまったように見える。

これからは「たおやめぶり」の女性性社会が、
いわば、柳のごとき、しなやかさな強かさで
大風に向かっていかなくてはならないのではないか。

よって、期待されるのは
かつてのフェミニストのような
男勝りの攻撃的な粗野な女性軍団ではなく
品格のある母性性・女性性を抱いた
女性政治集団である。

しかし、ブレインは、必ずしも、
女性である必要もない。

「たちあがれ日本」やら
「幸福実現党」など
センスのまるでない党名には
辟易しているので、
「共生の会」なんていう
やわらか気なパーティー名まで
考えている(笑)。

『クローズアップ現代』の
キャスター国谷さんのような
語学堪能でグローバルな見識のある
才女が結集しないものだろうか。


  この混迷の中に
   出でよ
    真の女性リーダー集団

             飄水














.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする