『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

どーん、といって、でーん!!

2024-07-01 07:11:21 | 風景

きのうは、
前々からカミさんに
予定を組まれて、
86歳になる光っちゃん叔母ちゃんと
いつもの「ジジババ三人組」で
飯豊町にある『どんでん平ゆり園』という
フラワーパークに行ってきた。

米沢までは
高速が無料区間なので、
家から1時間弱で到着した。



途中、旧栗子峠あたりでは
最長9㎞近いトンネルがあり、
カミさん共々、この区間は
「圧迫感と不安感を感じるねぇ・・・」
と、いつも言い合っている。

万が一、事故や火災にでも遭ったら・・・
と、リスク・マネジメントを想定すると、
気味が悪いのである。

*

幸い、薄曇りで、
日差しが柔らかく、
28℃どまりでいてくれたので、
首回りにアイスバンドはしていたが
熱中症の懸念はさほどなかった。



「ゆり園・・・?!」
と、はじめは、
あの仏壇のうつむいた白ユリが
群生している処を想像し、
なんだか、極楽往生したかのようで
ぞっとしないなぁ・・・(笑)
と、食指が動かなかった。

ところが、
ユリにも多品種あって、
天に向かって開花する
色とりどりのものがある事を
この歳になるまで
認識していなかった。

植物博士のカミさんは
識っていたらしく、
同じ群生を想像するのにも
お花畑のイメージを描いていたようだ。



仏壇の俯き花とは
まるで違ったカラフルさと
そのゴージャスさには
すっかり魅了されてしまった。

*

パンフによれば、
わずか一月の開園のために、
3年がかりで手入れしているらしく、
きのうも、畝のあちこちに
作業員の方々がうずくまり、
手入れに精を出していた。

*

ユリ以外にも
紫陽花や他の花々、木々が
周囲の自然林と共生するように
植えられており、
まさに、フラワー・パークといった
豪奢さであった。

売店のオバちゃんに
名前の由来を伺ったら、
なんでも、元々は
「どんでん平スキー場」
だったという。

その「どんでん」の意味は、
スキーのビギナーが
「よーい。どん!!」
で滑り出したはいいが、
「でーん!!」
て転ぶから、
「どん・でん」
だという(笑)。

そのエピソードを聴いて、
叔母ちゃんは
腹をかかえて爆笑していた。

自分も、
「屯田」みたいな
歴史的由緒あるのかしらん・・・と、
勝手に想像していたが、
そんな、クーダラナイ所以だったとは・・・
と、苦笑した。

*

園内の各所には、
お休み処があり、
「お抹茶」処では、
仮床に三十三間堂の
『一期一会』の色紙が
掛けられていて、
その一角には風趣が漂っていた。



自分は、
【花より団子】で、
小腹が空いて
屋台の「米沢牛串焼き」と
「うなぎの肝焼き」を
カミさんに買ってもらって
婆様ふたりと
ソフトといっしょに頂いた。

**

温泉マニアのカミさんが
帰路の近所にある
「添川温泉」なる処を
ちゃーんと調べ上げて、
「お昼&お風呂」となった。

市内の「日帰り温泉」は
いずこも、きょう日は、
800円前後となったが、
ここは450円と
昔のような感じだった。

*

お食事処で
セット物があったので、
「半チャン・ラーメン」にしたが、
正直、これは、どちらも
イマイチ、イマニ・・・の、
【死なないまじない】の
部類であった(笑)。

こういう店で
色紙を頼まれた
談志家元が
【がまんして喰え!!】
と書いたというから、
爆笑である。

***












 

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もみじ萌ゆる晩秋

2023-11-04 07:13:25 | 風景

「私的五連休」の中日は、
80才の叔母を誘って、
紅葉が見ごろの裏磐梯に赴いてきた。

世間は「三連休」の初日で、
しかも、「文化の日」は
必ずや晴れるという特異日なので、
県外ナンバーの車で
ごった返していた。

毘沙門沼の駐車場への
アプローチ坂では渋滞したので、
仕方なく路肩の空き地に停め、
歩いて登った。

あちこちから
東南アジア語が
チラホラ聞こえ
広くない展望地は
けっこうな過密状態だった。

 



午前の10時頃に到着したので、
まだ、太陽の加減で
五色沼はその本来の瑠璃色には
輝いておらず、くすんでいた。

磐梯山も靄がかかって
山体がクッキリとは望めなかった。

それでも、
燃えるような楓の赤が
自然の中で際立って
人々の目をくぎ付けにしていた。

*

ランチは
お目当ての『レガーロ』が
予約が取れず、仕方なく、
『猫魔ホテル』のカフェで
ようやく席が取れて
ラッキーだった。

カミさんたちは
カルボナーラを頼んでいたが、
珍しいキッシュが二種あったので、
それにしてみた。



デザートの
濃厚チーズケーキと
ティラミスは、
どちらもパティシエが創ったもので、
まずまずのものだった。

毎度のことながら、
“小金持ち”の
ミッちゃん叔母ちゃんが
スポンサーなので、
太っ腹で何でも頼めた(笑)。

 



食後には
アートギャラリーで
『VOGUE』の表紙展を鑑賞し、
19世紀フランスの風を感じた。



口福と眼福のあとは、
檜原湖を眼下に見下ろす
雄大な露天風呂に入って
気養いとした。

*



カミさんが見つけた
表磐梯の麓にある
土津(はにつ)神社という
紅葉の名所にも立ち寄った。

 



境内の石碑で「集字」をしながら、
見事な紅葉を愛でた。

 


随所に京都のような
錯覚を覚える景色があり、
カミさんとも
「ちょっとした、小京都だねい・・・」
と共感し合った。

*



湯上りの頭タオル姿で、
カミさんと緋傘の下で、
また、得意の
「エアりくぼう」をやった。

これをやると、
必ず、また、リク坊が
やって来てくれるという
縁起もののパフォーマンスである(笑)。






 

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梅雨の楽しみ

2023-06-12 08:18:09 | 風景

きのうは
一日どんよりとした
梅雨空のような天気で、
一日中シトシト雨降りだった。

先日のコンサートで
カミさんが「打ち上げ会」の
員数に入ってなかったので、
あらためてスタッフとしての
「慰労会」を行きつけの鮨屋で
やってきた。

常連店なので、
コンサートには
十人前もの楽屋見舞いも
頂戴したので、
そのお礼も兼ねて赴いた。

*

いつものカウンターの端し席で、
若旦那にあれこれと
握って頂いた。

コハダは
小ぶりで形もよく、
包丁目からのぞく
薄桃色の身は
艶冶な色合いにも見えた。

分葱を背負った関アジは、
まるで、ガンダムのよう・・・(笑)。

ブランド鯵だけあって、
味もガンダム級だった(笑)。

カミさんが
「貝が食べたい・・・」
というので、
アワビと赤貝を
握って貰った。

コリリとした鮑の食感に
やや磯臭い風味。

モチリとした食感は、
閖上(ゆりあげ)が
逸品であることを
再認識させてくれた赤貝。

*

つづけて、
北海産のツブ。

こちらもコリコリ感が
堪らない。

貝の三連荘である・・・(笑)。

 

煮物の穴子で
ホッとするような安堵感を得、
海苔巻きで
そろそろ〆に向かう。

鮨屋のデザートは
玉(ぎょく)。

玉子二ケ分はあろうかという
焼きたての
アチチのものである。

カミさんは
四等分にしながら
フーフー吹いてやっていた(笑)。

仕舞いの旬の果物では
さらに口中が
爽やかになった。

カミさんも
幾度も同伴で来店してから
すっかり、女将や親方、若旦那とも
懇意になって、歓談を交えての
他客を交えず、和やかで
楽し気な昼餐となった。

まさに、
食事代だけでなく、
心の滋養代も入り、
家内「慰労会」にも相応しかった。

帰りには、
女将さんから
紙袋に丸々として大きなキャベツを
頂いてきて、それは、
夕餉の菜にもなった。

*

カミさん共々、
『ミニストップ』の
季節ソフトのファンなので、
新製品が出たとあって
さっそく“追いデザート”として(笑)
味わってきた。

『ナガノパープル』
というグレープ味は
ミニストでは初めての
登場である。

*


きのうは
大学ギター部の同級生
アキオ君が所属する
『梁響』の定演だったので、
先日コンサートで頂いた楽屋見舞いの
返礼にも出向いて来た。

客席に座ると、
カミさんが
「こないだは、
あそこに上がってたんだねぇ・・・」
と、自分もスタッフとして
ステージの階上にある
オルガン・ピットで
団旗と花を飾ったのを
懐かし気にふり返っていた。

団員が入場してくると、
逸早くカミさんが
アキオ君を見つけ、
その白髪頭が目立っていて
ふたりで
「老けたねぇ・・・」
と、笑いあった。

もっとも、彼は今、
校長職を退職後に
福大の特任教授として
後進の指導をもしているというので、
ギター部OBの鑑でもある。

その人柄は、
4年間の部活動やらコンパやらで
バカ騒ぎをした間柄なので
二人ともよく知っている。

プログラムの最初は
今年度の全国吹奏楽コンクールの
課題曲だったということもあり、
場内には吹奏部と思しき中高生が
大勢つめかけていた。

1000人キャパの大ホールの
半数ほどが埋まっていたので、
500ほどの来場者数だろうか。

先日の我われの
100名弱とはエライ違いである(笑)。

アメリカの現代作曲家
ヴァクラフ・ネルヒベルの
『アンティフォナーレ』という曲は
現代曲的な不協和音を含み、
所々、ホルストっぽい音響もありで、
なかなかに楽しめた。

*

鮨屋の女将さんのお奨めで、
紫陽花が咲き誇る
郊外の陽林寺という古刹に
初めて訪れてみた。

二人とも京都に八年も暮らして、
神社仏閣は悉く見て廻ったので、
古刹の鑑賞には目が肥えている。

なるほど、
その山門は雛には稀で
小規模ながら見応えがあった。

ちゃーんと
門番の仁王様まで
鎮座ましましていらっしゃる。

尤も、
運慶・快慶のような
国宝級というワケにはいかず、
いくらか彫りも大雑把で
甘いような気もした。

でも、しっかりと
「阿吽」の口型をされている。

*

山門の裏も
侘びており、
手前の青モミジに
なかなかの風情だった。

*

あいにくの梅雨も
延段(のべだん)を輝かせ、
新緑をいっそう鮮やかに
見せてくれていた。

その風情は
長岡の光明寺にも似て、
懐かしくも感じられた。

*

たしかに、
部分的に切り取られた風景は、
プチ京都と言っても差し支えなく、
奨められたとは言え、
思わぬ発見に夫婦で喜んだ。

*

一面の紫陽花が拡がる景色が
あちこちにあり、
まさに「紫陽花寺」である。

詫びた蓮池まであり、
なんだか、
極楽浄土、仏国土を
彷彿とさえした。

*

赤烏帽子のお地蔵様は、
道端にあるお地蔵様とは
すこしばかり風貌が異なり、
カミさんが
「なんだか、モアイ像みたいだねぇ・・・」
と、上手い事を言っていた。

*

手水場には
可愛らしい
お地蔵さまが出迎えてくれた。


*

梅雨の鬱陶しい時季に入ったが、
それでも、
この季節に映える
紫陽花の美しさとの
「陰陽」のバランスは
絶妙ともいえるのかもしれない。

谷崎の『陰翳礼賛』のように、
日本人は「翳(かげり)」の中にさえ

美を見出す感性に恵まれ、
外国には単語としてもなく
気づかれもしない
「木漏れ日」などの美しさを
日本訪問で初めて知らしめさせられ
「侘び寂び」の神髄を識る観光客もいるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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白鳥 舞い降りる

2023-02-16 09:35:57 | 風景

 

きのうから
「私的五連休」なので、
まったりと過ごしている。

久しぶりに
買い物&散歩に出たら、
濁川に白鳥のツガイが
飛来していた。

こんな小さな水系にも
鴨のツガイもやってくる。

*

常備している
『カフェ・ベース』シリーズの
冬季限定『ヘーゼルナッツ』が
棚からなくなって、
代わりに『モカ』が登場した。

晩餐には
ピーチスカッシュを創ろうと、
久しぶりに『森永ネクター』を買って
ピーチリキュールと炭酸水で
カクテライズしてみたら、
なかなか佳かった。

カミさんも気に入ったようで
「美味しい!!」
と喜んでいた。

*

フミとリク坊の
親子写真をみて、
「なんだか、
一丁前になったなぁ・・・」
と、カミさんと
目を細めていた。

*

トルコ地震では
死者が4万人を超えて、
尚、まだ増えそうだが、
今朝の朝刊を見て、
エルドアン大統領政権が
無許可建築や違法建築を
見逃していただけでなく、
大金を払えばその「恩赦」まで
与えていたというから、
呆れるばかりである。

マネタリズムによる
人命軽視という愚挙は、
世界中至る所に見られ、
人類がその愚かさに
気付き改めねば、
「種」としての存続も
危うかろう。

*

地元のローカル局で
65歳以上のワクチン接種者と
未接種者の死亡状況を出したが、
3回以上接種者が
70%弱を占めていた。

高齢者の持病が悪化して、
ということも考えられるが、
統計的な数値を素直に観れば、
未接種者の3.5倍も
死亡率が高いという事になる。

このようなファクトが、
全国的に観られることから、
「ワクチン接種」に対する疑義が
週刊誌などでも
採り上げられるようになった。

 

 

 

 

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ノルウェーの森・・・

2023-02-11 07:48:23 | 風景

 

きのうの王将戦
「第四局」は
先手番の羽生ちゃんが勝って
七番勝負は「2-2」のタイになった。

きのうを落としたら、
「3-1」のカド番となり、
「先手番」が
勝率9割6分のソーちゃんが
圧倒的有利になるので
奮起したという。

さすが、
タイトル99期の
永世八冠である。

これでこそ、
「昭和の天才 VS 平成の天才」
の一大マッチとして
盛り上がってきた。

*

きのうは
吹雪のなか
山の学校への出勤だった。

三年越しの
トンネル工事がやっと
開通して、これまでよりも
10分ほど通勤が短縮になった。

*

学校に到着すると、
まるで『ノルウェーの森』みたく
一面の銀世界だった(笑)。

廊下は厳寒ともいえ、
暖房の効いた室内に入ると、
その温もりが楽園のような
心地にも感じられた。

*

月に一度の勤務なので、
たんびたんび、
連絡ボックスには
「ウェルカムお菓子」が
山と入っている(笑)。

給食は「天ぷらうどん」だった。

 

午後には、
調理実習でこしらえた
カップケーキを生徒が
わざわざ届けてくれた。

*

コロナ禍の時期は、
狭くて換気のわるい
カウンセリング室の隣にある
広い視聴覚室を
代用している。

大きなホワイトボードがあるので、
ついつい、板書を交えて
心理教育的なガイダンスをする事もある。

*

陽が沈んでも、
しばらく「雪灯り」で
外が見渡せるほどだった。

*

タラちゃんの声優
貴家 堂子さんが
亡くなられた。

87歳というご高齢で
あのあどけない声を
出していたのは
驚きである。

これで、
サザエさん以外の
登場人物は
総取り換えのような
声変わりである。

*

トルコの震災で
3.11の2.2万人を超えたという。

3.11はM9という規模ながら、
建物の崩壊で亡くなった方は少なく、
ほとんどが津波の犠牲者である。

トルコ地震はM7ではあったが、
鉄筋や筋交いなどの
耐震構造のない
ブロック積みのような家屋は
ひとたまりもないだろう。

マグニチュードは
値が1増えると、
地震エネルギーは
31.6倍になるので、
2増えると…
31.6倍×31.6倍=約1,000倍ともなる。

京大の地震学博士の予測では、
2025-35年の間に
3.11同様の規模の巨大地震が
西日本に起こり、
首都直下型も連動し、
富士山爆発も誘発する可能性があるという。

そうなると、
東京・大阪・名古屋という
首都圏が被害を受けるので、
十数万人の死者が試算されている。

東京の海抜0mの臨海地区なぞは
3.11クラスの15m級の津波を喰らったら、
潰滅的な被害となるだろう。

東京・大阪ともに
幾多の川を津波が遡上する
というシミュレーションも
なされている。

地下鉄や地下街の浸水によっても
そうとうな人的被害が出そうである。

西日本が潰滅したら、
物流はストップし、
経済状況はさらに悪化するだろう。

3.11のように
地震・津波・原発爆発という
「複合災害」が起こる事も
あり得る。

避難所で感染症が蔓延したら、
医療体制も潰滅する。

【悪い事は重なる】
という経験則があり、
【踏んだり蹴ったり】
【泣き面に蜂】
という箴言がある事からも、
不断のリスク・マネジメントは
しておくべきだろう。

 

 

 

 

 

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