秋寒む

明日から、もう霜月である。

ほんとうに、
いつ霜が下りても
おかしくないような
朝の冷え込みになった。

カミさんが真冬になるまで
コタツを出さない人なので、
寝床の電気毛布で温もりながら
本を読んだり、ギターを弾いている。



まだ初冠雪こそ見ないが、
ひと雪降ったら、また
雪ウサギの「ももりん」を
眺めることができそうである。




以前から欲しいと思っていた
ソプラニーノのリコーダーだが、
ドイツのメックのものは
2.5万もして、なかなか
簡単には手が出ない。

国産のアウロスのプラ製なら
ヤフオクで1.700円なのだが、
どうせなら、やはり
木製の本物が欲しい。

再来月が誕生日なので、
今年の自分への誕プレにも
考えているが、
未だに迷っている。




10年前のブログを
懐かしく見ていたら、
アキとナツが
仲良くお風呂で
パピコしてるのを見つけた。

今や二人とも
大学４年、１年なので、
こんな時代もあったんだなぁ･･･と、
その成長の速さに驚いている。

リュート曲

K工のロータリーの
ドウダンツツジが
きれいに紅葉した。



中庭のサザンカの大木も
もう満開である。

勤務20年目のK工は
県下一の敷地の大規模校である。



校舎はA棟からE棟まであり、
敷地内の端から端まで歩いたら
５分もかかりそうな広さである。




昨日は、
生徒の予約が
1時間だけ空いたので、
リサイタルに１曲だけやろうと思っている
リュート曲『グリーンスリーヴス』の
暗譜作業をした。

これは、かつて
10年ほど以前に、
発表会で一度リュート演奏しているが、
ほとんど忘れているので、
再度、読譜をし直している。

今年のリサイタルのアンケートで
初めてリュートの生音を聴いて
癒された、という人が多かったので、
来年も１曲だけギター曲の間に
挿入することにした。

ギターとは構えも奏法も違うので、
頭のスイッチを切り替えないと、
古楽風の演奏にはならない。

快気祝

「秋冷の候」という言葉が
ふと思い浮かぶような
朝夕の肌寒さに
ストーブをつけずには
いられなくなった。



昨日は、K高で
可愛いJK(女子高生)４人を
カウンセリングしたが、
みな、家でコタツを出して
温もっている、というから
驚いた。

現代っ子も
コタツにすっぽり入って
ほこほこしながら
スマホをいじっているのかと
思うと、なんだか微笑ましかった。




赤穂にいる元・同僚の
ガッちゃんから、
快気祝の豪奢な柿が
送られて来た。

昨年から体調不良で、
ずっと自宅療養していて、
毎晩、全快のご祈念を
させて頂いていたので、
「復活しました(^o^)v」
というメールが届いて
嬉しく思った。

そしたら、わざわざ
快気祝を送って下さったので、
有り難きことの極みである。

彼女は、大阪時代の
ギターの愛弟子でもあり、
3.11直後には、わざわざ
元・自衛官のご主人が
バスやらを乗り継いで赤穂から
援助物資を届けに来て下さった。

その後、福島にもご夫婦で
遊びに来られ、国立公園など
あちこちにお連れした。



今から、33年前、
大阪府三島郡・島本町音楽祭で
『パコ・デ・ルシアのルンパ』を共演し、
その後、学校の文化祭ステージでもやって
生徒に喝采を受けた。

彼女はフラメンコの踊りも
習っていた。


一日も早く、
元通りの万全の体調に戻ってもらって、
2019年までの『復興支援リサイタル』の
ライヴに、一度は聴きに来てほしい、
と願っている。

秋の事変

日に日に朝が
冷え込んできた。

昨日は、
出勤時の道路温度が
10℃だったが、
しばらく走ると
所によっては9℃を示していた。

カミさんの勤務する
山間いの近くは
4℃だったという。



日中は20℃を越して、
まだストーヴなしでも
過ごせるものの、
朝晩は冷え込むので
もうストーヴが要る。

周りに訊くと
コタツを出した家もあるらしく、
かくいう自分も電気毛布で
温もっている。




帰宅時に
満月が綺麗に照っていたが、
いかんせん走行中の車からは
手振れしてクッキリとは
撮れなかった。




昼のニュースで
米軍が南沙諸島に
イージス艦を航行させた
というのを聞いて、
ちょっとドキッとして
その後の報道を注視していた。

夜のニュースや検証では、
中国側は、戦えば絶対に
負けると知っているから
「非難」のみに留まるだろう
ということだった。

突然に公海を埋め立てて、
俺様の土地だから誰も周りを通るな、
というのは、夜盗の如き振る舞いで、
下品でもあり、暗愚の極みである。

中国人民の全てがそうであるのではなく、
一党独裁の共産党政権体制と
漢民族の偏狭性が
経済大国化して自身をつけ、
自我肥大を引き起こして
国際ルールを踏み躙る
暴挙を行なっているのだろう。

検診

昨日はオフ日だったので、
年に一度の市民検診に
出かけてきた。

主治医のクリニックへ行くのに
陸橋を渡るが、その頂上が
吾妻山の絶景ポイントなので、
いつもカメラを用意して
車中から瞬間撮りを試みている。



9時開始の5分前に到着したが、
すでに検診のお年寄りが
5～6人も待合室にいた。

早起きの爺様・婆様には
とてもかなわない（笑）。



朝食抜きで検診を受けたので
終わった10時頃には
おなかがペコペコだった。

それでも接骨院に寄って、
首の治療を受け、
製本を依頼されていた
馴染みのフレンチ店に本を届けたら
エスプレッソを出して頂き、
しばし玄関先で歓談させていただいた。



食事しに街へ出たら、
県内各市の職労のデモに遭い、
交差点で延々5分ほど
足止めをくってしまった。

何百人ものデモだったので、
警察が交通整理に出ており、
信号もオール赤に臨時設定していた。


いつも古着を調達している
野田のオーディンに赴いてみたら、
入り口に信楽の中鉢が
500円という超安価であったので
（掘り出しもん、めっけ!!）
と、小躍りした。

やはり、ここは
数あるリサイクル店でも
自分にとっては出逢いの多い
特異店であることを実感した。

去年一年でスーツだけで
5着ほどみな千円台で購入している。

この信楽も
緋色がしっかりでており、
土味もなかなか佳い。

まだウブなものだが
使い込むにつれ、さらに
いい味わいが出て成長すると
期待が持てる。

信楽は数見て来たので、
この出来ならサラの価格は
おそらく五千円ほどである。

前持ち主が
その価値に気付いていず、
また店も目利きが
出来なかったのであろう。

500円は有り得ない
捨て値である。

さっそく夕餉に
カミさんのこしらえた
胡瓜の辛子漬けを盛ってみたが
実に見栄えがよく、
カミさんも気付いて
「どうしたのこれ？」
と言うから
「五百円で買ってきた」
と得意気に話した。



こういうのを
「お宝発掘」というのだろう。




『サンデーモーニング』を視ていたら、
久しぶりに加藤諦三さんが
コメンテーターで出てきて、
久しぶりにご尊顔を拝した。

御歳77歳になられた。

高校時代に兄が読んでいた
『高校生日記』を自分も
読んで感動して以来、
文庫版で赤い背表紙の
加藤諦三全集(全50巻)を読破した。

80年代には福大の文化祭で
講演に来られたので
聴講後にロビーで
「先生の全集読みました」
と握手させて頂いた。

その時の強い握力と
嬉しそうな顔を
いまだに覚えている。