『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

「永世」棋聖に一向聴(イーシャンテン)

2024-06-07 06:20:54 | 藤井 聡太

きのうから
棋聖戦が始まった。

知らずにいたので
危うく見逃す処だったが、
カミさんが
「ソーちゃんの試合ないの?」
と言うのを気にもとめずにいたら、
YouTubeで前日の「検分」を見て
慌てて日程を調べて知れた。

我が家のカレンダーには
年間の対局日程が書き込まれており、
その日は夕食の時間が遅れたり、
棋戦をPCでカミさんと
観戦しながらになったりする(笑)。

将棋のルールを知らないカミさんでも、
最近のAIの判定で
「勝ってんじゃん・・・」
「今日は、先手なんだぁ・・・」
なんて、いっちょ前の事を
言うようになった。

元々、会話の少ない夫婦だが(笑)、
近頃では、将棋が
互いの話題の一つにもなっている。

**

相手はソーちゃんの
奨励会時代の幹事(世話役)だった
山崎八段が、15年ぶりの
タイトル挑戦権を得た。

かつての先生役が
「当時の生徒」だった子を
相手とするのだが、
今や最高位の「名人・竜王」にして
「八冠」に出世したので、
逆に「藤井先生」と呼ぶようになった。

奇手・逆転劇の名手で
今年度、負けなしの勝率10割で
勝ち上がってきたので、
その勢いでソーちゃんを苦しめるか
と周囲は見守っていたが、
きのうはその奇手を咎められ、
自ら不利な状況に陥ってしまった。

リアルタイムのコメント欄には
山崎ファンやアンチ八冠も多く、
「ここからの逆転劇が見もの・・・」
という書き込みも多く見られたが、
さすがに、横綱相撲の「八冠」には
寸時のチャンスも与えてはもらえなかった。

いつもながらの
キレイな「藤井曲線」で
最終盤では、詰み筋を読み切られ、
どうにもならないまま
「五手詰み」に追い込まれた。

感想戦では、
「試してみた」「うっかりした」
「すっぽ抜けた・・・」と、
敗者の弁を語っていたが、
「名人・八冠」相手に
わずかのミスでも命取りになる、
ということは、これから登場する
あらたな挑戦者たちも
身に染みて畏れ入った事だろう。

次回は、ソーちゃんが
勝率9割5分の「先手番」なので、
もはや、「2-0」で
早くも五連覇と防衛に王手が
かかりそうである。

そうなると
自身初の、そして、史上最年少の
「永世」棋聖ともなる。

彼自身、
デヴュー当時から、
「自分のピークは26歳頃・・・」
と予見していたので、
21歳の現在を皮切りに、
あと五年で次々と
「永世」号を得て、
いずれ史上初の
「永世八冠」になるのは
間違いないだろう。

してみれば、
14歳のデヴュー当時に、
棋界から
「四百年に一人の天才」
と称揚されたのは
間違ってはいなかった。

それは、
将棋の歴史が始まって来の
「最強棋士」という事でもある。

その大天才を
間近でリアルタイムに
観戦できる今日人は
ソーちゃんの言説に倣えば、
まさに「僥倖の説目」にいる
と言わざるを得まい。

心理屋としても
「天才」というものの
振舞いや思考法、生態を直に
観察することができて、
その興味も尽きない。

かつて、
天才として一世を風靡した
羽生善治のロールシャッハ検査が
専門書にその結果が分析されて
出版されたことがある。

それを見るにつけ、
やはり、天才独特の
複視眼的な物の見方や
オリジナルな観点が
明示されて興味深かった。


***

工房のPCで
棋戦を観戦しながら、
ヴィウェラの
ネックとヘッド創りを進めた。

前日までに、
パーツを完成させていたので、
それらを組み立てた。



*

ネックは
テーパー(先細り)をつけ、
ヘッドには
ペグ孔を開け、
ネックとジョイントした。



*

ヒールをジョイントして、
全体を800番のペーパーで
滑らかに均し、
薄っすらとリンシードオイル
(亜麻仁油)を保護塗膜として
コーティングした。

ヘッド・ネック・指板とも
ローズ色のパープルハート材を
裏板同様にアガチス材と
ストライプにして
中世ルネッサンス的な意匠にした。

今日は、いよいよ、
難作業の横板の
ベンディング(曲げ)加工に入る。

それが出来れば、
すでに完成している
表面板と裏板を張り付けて
ボディの完成である。

ギター製作では、
それを「太鼓」造りとも言う。

表面板は、
太鼓の皮に当たるからである。



***

長らく、在庫が切れていた
プロクソンの名器「SD250」が
Amazonに入荷したので
即・購入した。

5.2万と
ひと月の小遣い範囲にしては
やや高額だったので、
金利0%の2回払いにしたら
すこし気が楽だった(笑)。

あてにしている
ヤフオク商品の3本が
どうしたものか
こたびは、ちぃとも
落札を見ないので
ジリジリしているが、
廉価「古楽器屋」としては
店先に商品を陳列して
気長に愛好者の到来を待つより
ないのかもしれない。

この「私的九連休」中に
もう一本、ヴィウェラも
完成しそうなので、
店先にどんどん楽器が
並んでいく(笑)。

ま、それも、楽し・・・
と、思ってなきゃ、
手間のかかる古楽器造りなぞ
やってらんないかもしれない(笑)。

 



去年も
工房内に、
5、6本在庫が溜まった時でも
すべて売却できたので、
気長に待ってれば
【待てば海路の日和あり】
である・・・(笑)。



***

寝室で視れる
ファイア・スティックの
スクリーンセーバーに
どういう仕組みか知らぬが、
PC内の「リク坊」ファイルが使われ、
時折、懐かしい場面が映し出されて
思わず相好を崩している。











 


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