弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

独立1ヶ月を振り返って

2008年08月31日 | 経験談・感じたこと
8月1日に独立し、今日で1ヶ月が経過します。

前の事務所で担当し引継ぎとなった案件については、今のところ目立った混乱はないと報告を受けていますので、ちょっと一安心です。

さて、独立して1番大きく変わったと言えば電話応答の回数でしょうか。
前の事務所では、示談・交渉案件が多かったため、ひっきりなしに電話がかかってきては応対するので、日中に集中して書面作成や調査業務を行うことができず、どうしても夜に先延ばしになったり、土日を使ってということが多かったように思います。

でも、独立してからは気持ちが悪いくらい電話がかかってきません。
(1日に10件程度でしょうか…)


また、従前利用していたメールアドレスは、何故か迷惑メールが大量に送りつけられてきていて、朝出勤してメール受信したら100件くらいあり(そのうちの9割近くは迷惑メール)、メールの仕分け作業が大変でしたが、今はその様なこともなく、メール受信についてはストレス無く対応できる状況になっています。
(そのうち、迷惑メールが送信されるようになるとは思うので、今の内だけかもしれませんが…)


一方で、いざ独立してみて、経理作業や給与計算、費用の支払い等の今までやったことのない作業が増えましたので、弁護士業務以外のところで時間が割かれるようになりました。
これについてはどのように効率化を図るのか、アウトソーシングも含めて今後の検討課題になりそうです。


業務内容については、示談・交渉案件が激減した以外はあまり大きな相違は生じていません。
顧問先からの相談案件はこれまで通りですし、今月新規でご依頼を受けた案件も過去に似たような案件を扱ったことがありますので、何とかこなせている状況です。
ただ、8月は所在不明の相手方を捜す作業が多かったため、いわゆる23条照会がやけに多かったかもしれません。


8月は独立したてであったこと、及び大阪弁護士会で法曹人口に関する決議があるなど、今後の自分が「食べていく」上で色々と考えることが多かったです。
不安が一切無いと言い切れないところが正直なところです。
が、ただ、どうこう言っていても法曹人口の激増や案件の取り合い(?)等は時代の流れだであり、一気に急変するとは思えませんので、それはそれと割り切って、コツコツとやっていきたいと思います。

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