リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

悪口なし

2019-03-02 16:53:02 | 断片
 こんにちは。東京地方、暖かくなって花粉が飛んで。症状も長い期間を取りますといろいろ変わるものです。最近のトレンドは喉の痛み。外から帰ってうがいをして10分後までイガイガする。まあ鼻水がサラサラ出続けるよりはましですが。
 
 ようやく気がかりも少なくなり、特に世の中、土・日という存在は厳然とありまして、今日明日はそこそこ心も飛び跳ねてよい、なんてこともありませんが。ともかくもそういうわけで今日はゆっくりですが、1日ではそうそう心も自由に動きませぬ。今日もお茶濁し。

 さて、今日の感心、その1。
 『横浜・寿地区「簡宿街」の医師が回る独居老人の看取り』(寿地区って、山谷・釜が崎ね。「簡宿街」は簡易宿泊所街)。山中修医師という人。「僕たちがやっているのは、日に日にうつろう患者の希望をその都度聞き、あるいは察知し、できるだけそれに沿う最期をみんなで伴走して見届けるということなんです」(yahooニュース)
 偉いなあ、、、
 父親も医者だって。医者の息子は信頼してるよ。ガリ勉(知らない言葉?)なんて要らない。医大の入試に優先枠があって当然だと思うのだが。
 
 今日の感心、その2。
 米朝決裂。トランプは、「「建設的な2日間だった。しかし、ときには立ち去らないといけないときもある」と述べ、両首脳間で合意に至らなかったことを明らかにした。」(産経)。
 エライなあ。ほんと感心だよ。わたしにはそんな身も蓋もない交渉できない。予定でやってるよね。ブタは相当痛いだろう。
 やはり政治家は地獄に行くような奴でないとつとまらないよね。アベなんてまだまだ。
 困るのが沖縄の玉城デニー氏。あんな人が善くっちゃそれこそどうにもならない。レーニンは確かに極悪人だね。
 
 まあ、人を褒めるような感心モノは面白くないので2件が限度だけど、もう一件増やせば、公平にトランプを褒めることができる自分に感心。
 
 さて、今日の役立ち情報、これも褒めちゃおう、
 ジョーン・C・ウィリアムズ『アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々』、集英社、2017。
 ネットにはピント外れの感想がありますが、そもそも政治学なんて随想をまともに読んじゃいけない(著者は政治学者)。ま、読んでけなしあうのが楽しみなのかもしれませんが。ともかく現代におけるアメリカにおける労働者階級の分離が活写されていること、必要にして十分。それ以上は社会学者の役目だし。
 なにしろ私なんかトランプ支持は一部の衰退産業従事層と思ってたんだから、そうじゃないもっと構造的に確定され終わった状況の結果だと、本人は言ってなくとも(偶然?)示されたら、褒めるしかないね。
 社会学者なら、これを読むと近現代イギリス労働者階級の姿を思い浮かべることでしょう、おんなじだね、って。
 違うだろ、アメリカはワーキングクラスのさらに下があるんだよ、とか言わないように。それもお互い様ってもの。
 ま、ともかく、社会学徒にはお勧めです。評論用には不要。著者の主張の質としては随想にすぎないからね。 
 
 ついで。
 この前の不要カメラの件は、どなたさまもお申し出がなかったです。しょうがないのでカメラのキタムラF支店に電話したら、値のつかないものはお引取り願うだってさ。昔、新宿本店はそんなこといわなかったけどねえ。思えば、思わなくとも分かりきって、あの頃はいい時代でした。かなしいけれど、このカメラ一式、ゴミだね。ほんと、リサイクルが聞いて呆れる。
 というわけで、残されたほうが困るから、持ちモノは最少限で、大事にして欲しいものです。わたしも最少限で大事にしたい。

 というわけで、次回作に浸れるかな。
 
コメント
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