昨日の都市計画学会北海道支部での議論の続きですが、年度内にもう一度開催するセミナーの概要が少し固まってきました。
前回のセミナーは昨年10月に、札幌市内とその近郊でゲストハウスを展開している柴田涼平さんと林匡宏さんをお迎えして、建物であるゲストハウスとその活動の向こうにあるコミュニティについてのお話を伺い、大変盛り上がりました。
そしてこうした取り組みは、やや空洞化しつつある北海道の町並みをどうするか、という問いへの答えの一つのようにも思えました。
また、地域をつぶさに見てゆくと、このようなゲストハウスづくりにすでに取り組み始めている、あるいは今まさに取り組もうとしている人たちが結構いることもわかってきました。
そこで今回は「空き家のリノベーション」という取り組みが、地域社会での人口減少に対抗し、地域活性化や地域再生に貢献するのではないか、という考えのもとに、実際の現場に出向いてみよう、という企画を立てています。
具体的には、3月末の28日(土)または29日(日)のどちらかで(まだ日程は調整中)、空知地域の赤平市に赴いてゲストハウスの先駆者や地元の人たちの声を聴き、意見交換をしてみよう、という計画です。
赤平にはちゃんとした宿泊施設がないということで、『ゲストハウスを作って地域の核を作りたい』と頑張っている人がいます。
そういう人たちを応援したいという気持ちもありますし、こうしたイベントをきっかけに新たな繋がりやネットワークができることを期待したいものです。
市街地の空洞化に悩む他の市町村の担当者にもできれば加わってもらって、その現状を見て欲しいところ。
セミナー後には懇親会も予定しているとのことで、札幌周辺の参加者だったら日帰りになるかもしれませんが、一緒に勉強してみませんか。