北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

その小さなことを積み上げた先

2020-01-15 23:43:48 | Weblog

 

 私のブログを見て、「ずいぶんたくさんワカサギを釣りましたね」と声をかけてくれる方が増えました。

「たくさん釣るコツってあるんですか?」と訊かれたので、「やっぱり『手返し』でしょうか」と答えます。

 いかに釣り針を垂らしている時間を生み出すか。そのために、手早く餌をつけ、手早く釣った魚をはずし、その他もろもろの余計な時間をなくし、「一秒、一分を削り出し」て釣っている時間を作るのです。

 小さなことをコツコツ積み上げた先にこそ、大きな成果があるというものです。


     ◆


 さて、雪が少ない今年の北海道の冬。

 とても1月とは思えず、「まるで3月みたいだね」という声が聞かれます。

 日中の最高気温も±0℃付近をウロウロしている日が多く、こうなると、日中解けた水が道路のアスファルトの隙間に入り、夜に気温が下がると凍ってアスファルトを持ち上げて道路が傷みます。

 例年ならば3月あたりが一番道路が傷む時期ですが、今年は今の時期から道路の傷みが始まっているように感じます。

 わが社の「水で固まるアスファルト」のマイルドパッチという製品は、全道各地で使われていて、営業で挨拶回りをしても「使わせてもらっています」という嬉しい声が聞かれます。

 マイルドパッチは袋詰めで販売している製品ですが、これを売るのもまた「一袋、二袋の積み重ね」に他なりません。

 製品を作っている工場の最前線の営業部隊が求めに応じて地域商社や需要家に届けてこそ、その場その場で役立っています。

 
 札幌でのマラソンコースならば完璧にきれいに整備して選手や海外からの応援団を迎え入れるのでしょうけれど、それ以外の道路がボロボロでは恥ずかしい限りです。


 小さなことをコツコツ積み上げて大きなことを成し遂げることを、二宮尊徳先生は「積小為大」と言いました。

 報徳の教えを心によみがえらせましょう。  

コメント
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