我が家も立ててから17年を経過して、家の中のそこここに老朽化が見て取れるようになりました。
木造で建てた家は今でもときどき木が収縮するときの「パキッ」という音がします。
木造の家ってまだおちつかないんですね。
四隅の壁は継ぎ目をシーリング材でつなぎ合わせていますが、これも年月とともに劣化して割れ始めていて、今はトイレの壁の傷みが特に目立ちます。
以前から(そろそろ修繕をしないといけないな)とは思っていたのですが、今日は少し時間が取れたので重い腰を上げて修繕に取り掛かりました。
釣り道具と同様に、シーリング道具一式がカゴに入れてあるのでまずはそれを用意。
仕事はやっぱり道具箱です。
シーリングの修繕の第一歩はまず古いシーリングの除去。
へらを使ってこれをきれいに取り除くことが大事で、次に過度の隙間から幅3ミリ程度の隙間を作ってマスキングテープを貼ります。
ここまでできればもう修復はきれいにできたも同然。
シーリング材をこのテープの隙間に塗って、まるい先端のへらで形を作って余分なシーリング材を取り除きます。
それらができたらすぐにマスキングテープをはがして、最後にへらで微調整をしておしまい。
あとはシーリング剤が乾くのを待つだけ。
まあ素人仕事で、養生や足場づくりに苦労したのでトイレ一部屋を修繕するのに1時間半ほどかかりましたが、十分満足のゆく仕上がりです。
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若い時に室内内装のアルバイトをしましたが、一番最初にやらされて最後まで「これが大事なんだ」と思ったのが"足場づくり"でした。
脚立を動かしてその中段に足場板を載せて天井の高さで作業ができる足場をつくることなのですが、これが案外重労働。
でもそれさえちゃんとできればそこから先は機械的な作業で淡々と進めることができます。
「仕事の基礎は一見して見えにくいところにある」
アルバイトで学んだことはたくさんありますが、これもその一つ。
釣りでも、釣る技術はともかく疲れないとか、リラックスしやすいといった心地よい空間を作るのが大事で、それが手返しの良さにもつながります。
さて、明日は金山湖でワカサギ相手の修業をしようかな。