昨夜から降り始めた雪は、朝になると10センチほどの量になっていました。
雪が積もるとわかっていた今朝は、雪かきのために少しだけ早起きをしてさっそうと厳寒を飛び出しました。
ことしになってほぼ初めての雪らしい雪に、雪かきはやはり面倒くさいような、それでいて冬らしい姿に少し嬉しいような複雑な気持ちで玄関を飛び出すと、なんと普段は滅多に来ない住宅街区に除雪車が走った跡がありました。
さすがにこれだけ稼働日数が少ないと、除雪業者さんたちの稼ぎに影響が出ることが心配です。
ここから先は、一日にドカ雪が降って例年の降雪量との帳尻があったとしても、除雪に出動した稼働日数はもう稼げないので、除雪の予算はおおいに余裕ができるかもしれません。
それと同じことはスキー場や冬の宿泊経営にも言えます。
これまでは雪不足でお客の入りが例年よりも少なくなっているところが多いと聞きますが、ここから先に大雪が降っても、失われた来訪者を取り戻すことはできないのです。
願わくば、雪がなくてもお客がキャンセルせずに訪れてくれることを祈りたいものです。
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それにしても、これだけ雪が少ないと冬将軍が弱弱しく見えて同情したくもなります。
野球で言うと、常勝軍団だった往年の読売巨人軍がいまやセリーグの最下位を争っているようなもので、アンチでも同情して応援したくなるという心境に近いものがあるかもしれません。
札幌ゆきまつりの雪像用の雪は確保できたようですが、これ以上雪が少なくなると地域によっては夏の水不足も心配です。
やはり季節ビジネスのためには「冬は寒く、夏は暑く」と季節らしさが出ることが一番ですね。
ちなみに、やはり厳しい寒気が訪れないので場所によってはワカサギ釣りの湖面が凍りきらず、なかなか釣りに入れない、というところもあるようです。
ワカサギ釣りにライフジャケットを着るくらいの備えがやっぱり必要かな。