北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

改革で新しく開かれた議会へ

2011-05-10 23:45:32 | Weblog
 臨時議会の二日目が終わりました。

 前日から持ち越した3つの常任委員会の構成や、各常任委員長・副委員長、監査委員、農業委員などの人事承認案件が粛々と進められ、いよいよ新しい体制が固まりました。

 これに先立って、議場内部も若干の手直しが行われました。

 まず登壇者が発言する台の前にあった書記が座る席は、もう何年も使われていなかったこともあって撤去され、議場内部が広くなった印象です。

 また理事者側の席には市長には専用で、また副市長以下には二人に一つの新品のワイヤレスマイクが置かれています。これは議会改革の一環として、次回6月議会から質疑応答の際に、「一問一答方式」を導入することとしたことに伴う環境整備。

 これまでの議会での一般質問は、持ち時間が一人30分で、第一回目の登壇でいくつかの大きな枠組みを示し、その中で具体的な質問をまとめて行うという形でした。

 理事者側では市長や細かい回答は各部長から、「先ほどお尋ねの…につきましては…」と、やはりまとめてお答えする、ということで、質問と回答が離れていてつっこんだやりとりになりにくいという意見がありました。

 そうした事を受けて、議会側で改革の一環として個別の質問に対して、理事者側も自席ですぐに個別に答えるという「一問一答方式」も取れる、ということにしたものです。

 また同時に質問の趣旨がはかりかねる場合などは理事者側からも議長の許可を得て反問ができるということも加わりました。

 ただし「一問一答制」は選択制で、従来型の登壇して朗々と演説を行うスタイルで質問をすることも可能となっています。なにしろ初めての試みなので、どういう形になるかはこれから経験を重ねてゆく中で改善がなされてゆくことでしょう。


      ※     ※     ※     ※     ※


 今回の議会改革では、議員定数を34人から28人へと6名も削減したことに加えて、常任委員会も4つあったものを3つへと再編し、より効率的な議会運営へと舵が切られました。

 議会の皆様に敬意を表するとともに、様々な改革を通じてよりわかりやすくより市民の関心が得られるような議論ができるよう努力してゆきたいと思います。
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