北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

とにかく何かを変えましょう

2011-05-29 23:45:45 | Weblog
 今日はやっとまとまって時間の取れる週末の一日となりました。

 しかしながら午前中は雨ということで出かけることもなく家の中の片づけやら洗濯、掃除であっという間に一日が終わってしまいました。晴れてくれないと折角持ってきた自転車も出せないなあ。


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 昨日は釧路という町が最初に発達したころの中心地だった橋南地区のまちづくり団体「橋南西ゆめこい倶楽部」に招かれて、1時間の講話に加えて蕎麦打ちを披露。

 道具は知人から借りましたが、ホテルで蕎麦を打ったのは掛川以来久しぶり。いや、疲れました(笑)


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 こちらの「ゆめこい倶楽部」も活動を始めてから6年が経過して7年目に突入。どこかマンネリ感が漂う中で、活動にカツを入れる工夫について話を聞きたい、という依頼でした。

 私がお話したかったのは三つのこと。

 一つ目は、『とにかく何かを変えましょう』ということ。昨年と何かが違う今年にしよう、昨年のものに加えて何か新しいことを今年は導入しましょう。

 昨日と何かが違う今日にしよう、本を読むでもよし映画を見るでもよし、機能とは違う今日の自分は何かを意識しましょう、と。

 何かを変えるという意識を自分の行動様式に組み込んでおかないと、たちまち年月ばかりは過ぎても、結果として何も変わらない事になってしまいます。

 今般の大震災では意図しないままに自ら変わらなくてはいけない事態に追い込まれている方も多いのですが、だまっていて自分に都合の良いような変革に身をおけるなどということはまずありません。

 常に何かを変えてやれ、という気持ちはちょっと練習すればだれでも持てるようになるはずです。これは訓練で身につけられるスキルです。

 だから「同じだったら拒否する」くらいの強い気持ちで物事に当たって欲しいと思うのです。


   【引っ越しでもいいのかも】



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 お話の二つ目は、誰かがやってくれるのを待つのではなく、一人一人が自分でできる範囲のことを自分でやるという強い生き方を選ぶこと。

 私が考える「生涯学習像」とは、文化や芸術にとどまらずに、まさにそうした強い生き方のことです。

 自分たちのまちのことをもっとよく知り、その価値を再認識して自分たちがやっていることを仲間内に留めずに外へ向かって発信し続けてみましょう。いくら良いことをしていても、発せられない声は聞くことができないのです。


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 三つ目は、良い教師やリーダーとは、それを率先垂範して実践して、周りの心に火をつけることができる人だ、ということ。

 自らやって見せなくては人の心を打つことはできません。言うは易く行うのは難しいのですが、ね。


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 「言志四録」にはこうありました。

   士気振るわざれば、すなわち防御固からず。
   防御固からざれば、すなわち民心もまた固きこと能わず。

   然れどもその士気を振起するは、人主の自ら奮いて
    以て率先をなすに在り。また別法の設くべき無し。
 
 (訳文)
 (国民の)士気が振るわなければ国の防備を堅固にすることはできない。防備が堅固でなければ、国民の団結心も堅固になることはできない。
 その士気を奮い起こさせるには、人の上に立つ君たる人が、自ら奮い立って衆人の先頭に立って手本を示すにある。この外に別に設けるべき良い方法はない。


 
 戦争の時に、前線で一番死ぬ確率が高いのは一般の兵士ではなく将校クラスです。それは戦況を見定めるために一番前に出なくてはならないため。そしてそれゆえに兵士も奮い立つことができるのです。

 さて、昨日の自分と何かを変えるために今日もブログ記事を書きました。

 これはこれで自分自身の成長の年輪のつもりなのです。 



コメント (1)
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