G7に喝、カツ、かーつ!!!
何という甘い対抗策か。
アメリカには大喝をくれてやろうではないか。
SWIFTをそのまま継続使用させるとか、プーチンの個人資産をそのまま放置するとか、なんたる弱腰。ロシアの個別銀行5行へ多少の不便を強いる以外、制裁とはとても言えない甘い制裁にはあきれるばかりだ。
SWIFTとは世界の銀行が海外との貿易決済をするなどの際、どうしても使わざるを得ないシステムだ。ロシアや中国は一応対抗手段として独自の決済システムを作ってはいるが、ものの数ではない。
この21世紀をまたあの「戦争の世紀」にしかねないロシアに、アメリカと日本を含むG7は強烈なカウンターパンチを加えるべきだ。ロシアと怪人プーチンを甘く見過ぎている。このウクライナ侵攻はウクライナ一国の問題ではない。これだけ計算したうえで侵攻しているロシアだ。これで味をしめれば次は周辺国のNATO加盟国にまで侵攻する可能性がある。東欧のNATO加盟国は今回の様子をみれば疑問符を付けるに違いない。帝政ロシアやソ連を夢見る彼は今後もどんどん試すに違いない。アメリカ、G7が甘いと見れば、中国も同じ、北朝鮮すらロシア流で突っ走りかねない。
そうならないためにもできる反撃は一気にすべて繰り出すべきだ。
ロシアはもちろんすべて計算づくで、SWIFTが止められたらどうするという対応も考えていよう。にもかかわらず、止めなかったら図に乗るばかりだ。ロシアはヨーロッパへのLNG供給を止めるかもしれない。しかしこのままずるずるとロシアの侵攻を許してしまい、その先でNATO諸国を巻き込んだ戦闘に至ったら、当然そうした対応をロシアは取るに違いない。
であればウクライナで止めるべきだ。SWIFTは当然停止し、一切の貿易決済を不可能とすべきだ。LNGが止められたらそれには耐えるしかない。
オイルショックでは価格が突然2倍になったが、それを乗り切った。ドイツなどの欧州諸国はロシアからのLNGがストップしたら、厳しい寒さや暗い夜を過ごさなければならないかもしれない。しかしすでに暗っく寒い地下鉄の駅に非難している多くのウクライナの人々の苦境に比べれば、我々が我慢することくらいどうってことはない。みんなで我慢しようじゃないか。
プーチンが予想もできない対抗手段こそ打たなければならない。それを打つ以外彼を止める手立てはない。
一方ロシア国内ですら反プーチンデモが行われ始めた。彼らはプーチンによる制裁をものともせずに反対運動を行っている。それを支援しようではないか。経済制裁を厳しくすれば、それが反プーチン行動を激化させるに違いない。その拡がりを後押しするにも、G7やNATO諸国による厳しい対抗措置が必要だ。ロシアでは株価が半分に大暴落し、ルーブルも4割暴落している。それもロシア市民の怒りを増すことを後押しするだろう。