あれだけ口を酸っぱくして「予約電話などやめろ」と言ったのに、そのまま早い者勝ちの予約と案内したため、絵に描いたような接種パンデミックが日本中に拡がっています。初めから指定日接種にしていれば、こんな混乱は避けられるのに。
今朝のニュースでは青森県十和田市では電話が全くかからないためお年寄りたちが窓口に並んでしまい、これまた収拾がつかなくなっています。青森だけではありません。日本中が判で押したようにパニクッたお年寄りが並び、怒り、3密を作っています。またその一方で、お年寄りが子供たちを頼りにネット予約に殺到したため、多くの自治体の予約システムがパンクしてしまいました。
するとどうなるか。100回かけて電話がやっと通じたと喜んでも、予約係は同じシステムを使うため、「すみません、システムダウンで予約できません」となっているのです。
これは青森で限ったことではなく、ネットで「ワクチン接種 予約電話殺到」と入れると、何十か所ものニュースを見つけられます。
1年前を思い出してください。最初の緊急事態宣言が出される頃からマスクの買い占め騒ぎだけでなく、日本人のお家芸、「トイレットペーパーに殺到」する姿が毎日のようにニュースに流されました。
「トレペは関係ありませんので、冷静に」などと言われてすぐに収まるような国民ではないことを、なぜ1年を経て政府自治体は学習しないのでしょう。百もわかりきっている日本人のお家芸を自虐的に楽しんでいるとしか思えない愚かな政府にあきれるばかりです。
混乱回避の手段は実に簡単なのに何故指定日制にしないのか、彼らの頭の中を覗いてみたい!
最後に一つだけ神戸市のニュースを朝日新聞のデジタルニュースから引用します。あとの自治体は右に同じです(呆)。
4月22日 朝日新聞ニュース
タイトル;ワクチン予約、ネットも電話もパンク 窓口には人だかり
新型コロナウイルスワクチンの高齢者への優先接種の予約を巡り、各地で混乱が起きている。供給量が限られているなかで申し込みが殺到し、受け付けがパンクしているのだ。自治体は電話の回線数を増やすなど対応に腐心している。
70~80回かけてもつながらず「ご迷惑をかけ申し訳ない」
ワクチン接種の予約受け付けを20日に始めた神戸市は翌21日、市幹部が夕方に急きょ記者会見を開き、予約しにくい状態が続いていることを謝罪した。
初日の20日午後3時半ごろに予約システムの不具合が判明。午後10時半ごろの復旧まで、電話もネットも予約が一切できなくなった。翌21日も朝から申し込みが殺到。コールセンターはほとんどつながらず、ネットもアクセス集中で接続できない状況が続いた。つながりにくい状態は22日午前の時点でも続いているという。
今回は75歳以上の市民約24万人のうち、施設に入っていない人が対象だ。
兵庫区役所には21日、不安になった高齢者ら一時100人近くが訪れ、窓口が混乱した。電話がつながらないので来たという男性(83)は「もうめちゃくちゃや。逆にコロナにかかってまう」と憤った。
区役所に来てもサイトにつながらなければ手続きはできない。職員らは集まった人たちから連絡先を聞き取り、改めて連絡するとして帰ってもらった。
引用終わり
以上、早く指定日接種方式になりますように。