このときの来日公演は聴いていない。
いろいろ理由はあるが、あえて言えば、愛着がありすぎて、外国(日本)でトチッたりしたら、なにか、自分も一緒に恥じる、みたいな一体感をこっちが勝手に持っていたからか。
あぶなかしい演奏なんかするはずもないのに、聴く方の自意識過剰。
ズービンの棒は何回見ただろうか、300回ぐらいかな。
それにしても、だ。
なんだ、この1989年来日の時のぶざまなプログラムは!
演奏ではない。プログラム、パンフのことだ。
破けたように見えるが破けてはいない。もともとこのような表紙だ。
それに、上部にはなにやら赤い半月が見える。まさか、日の丸の下半分ではあんめぇ。。
それに、サイズがでかすぎる。地図帳じゃないんだからこんなでかいプログラムを帰りに持たせられてもじゃまになるだけ。
バッド・デザイン賞があれば間違いなく優勝。
.
1989年のニューヨーク・フィルハーモニック来日公演は、9月9日から14日までたった5回だけ行われた。
9月9日(土) フェスティバル・ホール(大阪)
9月10日(日) 白鳥センチュリー・プラザ(名古屋)
9月12日(火) サントリー・ホール(東京)
9月13日(水) サントリー・ホール(東京)
9月14日(木) サントリー・ホール(東京)
.
ズービン・メータ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
.
プログラムは、英雄の生涯、田園、シェヘラザードなどを中心にして、ミドリのヴァイオリンでドヴォコンがはいっている。
日付的には9月後半から始まる定期公演に先立ってのもの。
長丁場のシーズンが始まる前の肩慣らしというわけだ。
このときの演奏は現場でみなくてもだいたいわかる。
.