河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

217- 上野のこけら落としにきたニューヨーク・フィルハーモニック

2007-03-05 21:08:00 | 音楽



 


東京文化会館の落成記念にお祭りが行われた。

1961年 東京世界音楽祭
4月17日-5月6日 東京文化会館

ニューヨーク・フィルも招かれた。
4月26日(水) 東京文化会館
5月5日(金) 東京文化会館
5月6日(土) 東京文化会館

昨日のブログで5月6日のプログラムを紹介したが、2時開演となっているのは、夜6時半からウィルヘルム・シュヒター指揮NHK交響楽団の演奏があるため。
海外の演奏団体もたくさん。このお祭りについてはまた別途。

ところで、当時の入場料金。
ニューヨーク・フィル
S\3,000
A\2,500
B\1,800
C\900
D\500

NHK交響楽団
S\800
A\600
B\400
C\200

隔世の感があるというよりも、別の国のレートのような金額である。
演奏会に頻繁に通うファンはよくわかると思うが、この値段を10倍すればちょうど今のチケット代そのものだ。お給料も10倍? 他の物価も10倍? それじゃ相対的にはなにもかわってないじゃありませんか。

演奏は熱かった(たぶん)。少ない分だけ熱をいれて聴いていた。いや、少ないなんて思っていない。
聴けるものを聴くしかない。聴いてはじめて自分が飢えているのを感じ、そしてその瞬間、耳はスポンジとなる。ありとあらゆる音を全て吸収しなければならない。気持が熱くなる条件がそろっていた。
今はどうだろう。
「日常茶飯事」の演奏会。時間が空いたのでちょっといってみるか。コンサートばかりで飽きたので、明日はオペラでも観に行こうかしら。今日は別々のホールで同じオペラがあるみたい、どっちに行こうかしら。こんな時代だ。
おわり