首都圏は昨日、雪。そして、今年大変な降雪に見舞われた雪国では、いったい春はいつ来るのかと思っておられる方も多いのではないでしょうか。
私の住職する福井市も、恐山のある下北・むつ市も、夜のニュースに出るほどの大雪の日がありました。ところが、その日にかぎって、私は福井にもむつにもいなくて、面目ないというか、後ろめたいことになってしまいました。
以下の写真は２月２０日に恐山に入ったときのものです。上旬の積雪ピーク時とくらべると、およそ３分の２ほどだということです。
まず、市内から恐れ山街道に続く道。雪は２メートルほど。今年は「里雪」傾向で、相対的に町中の方が多めだそうです。
境内は一面の雪。雪は強風に飛ばされるので、見た目の積雪は２メートル強か。ですが、吹き溜まりとなったところは、３メートルから４メートル。
宿坊屋根の除雪作業の様子。大型重機も持ち込んで行わないと間に合いません。作業の方々は泊り込みです。今回は長引きそうです。
寺務所裏の積雪と重機。ブリザードが起こっています。宇曾利湖からの風が強烈でした。写っているパワーシャベルをここまで持ち込むのに、６時間かかったそうです。
回廊と宿坊、正面に薬師堂。薬師堂は裏山との間が埋まり、全体が雪に没してしまいました。
今年はおそらく、５月の連休まで残雪があることでしょう。
追記：次回「仏教・私流」は３月３０日（金）午後６時半より、東京赤坂・豊川稲荷別院にて、行います。
10cm程度の積雪を歩きやっと、雪…などと思いますが、積雪の多い場所ではその数十倍の量の中で対峙し生活を営まれていることを思います。
ふと、何かに向き合い、また何故向き合っているのかが単純明快でないと道理に合わないという場合、もともとは何故から発する視点や表し方の違いとしてあるはずのようで、それが何がしかの障りなどではないように思います。
一変し暖かくなるようですが、落雪等心配されます。どうぞご自愛下さいますよう心よりお祈り申し上げます。
「里雪」の風情は味わい深いものの、積雪の多い中でのご苦労は大変なものと存じます。どうか御身体には十分お気を付けくださいますように、と按じております。
津波から死を逃れたこと。難を逃れたことの耐え難き辛さに耐え生きて行くことの辛さ。一面識も無い私ですが、ご精進を重ねられることを願っております。
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人それぞれ住んでる世界が違っている訳であって、それぞれ自分が良い、と思っていることをやっているだけ。そう思うと、人がどのような振る舞いをしても、仕様がない。どのような形で係っていくのか、というのは自分次第なのだから、結局は責任は自分に戻ってくる、と思います。
その時々に一番心にかなったことをやる、ということは結構難しいことです。それが、一緒に何かをやりたい、と思う人と心を合わせていくとなると、更に難しい。こんな時、釈尊は、道元禅師はどのように考えたのでしょうか。
今日はとても暖かく、雪も解け春も近く感じます。美しい春がやって来ますように。
有るだろ。南直哉老師のアドバイスこそ真理だからだ。
宅の地域は寒さが厳しい冬は降雪が少なく、
立春を過ぎて水分の多い重たい雪が積もります。
今年の気象状況ではもう一度くらいありそうですが、
24年ほど前、3月25日に大雪が降った時は、
昼前に鉄道が止まり信号も点かなくなって大変でした。
アスファルトやコンクリートの上の雪は解けても凍っていつまでも危ない。
マンホールのフタも、何とかならないものかと思いました（滑った）。
豪雪地帯や被災地、東北の雪の被害が少ないことをお祈りします。