明日から恐山は夏の例大祭がはじまります。昨年はあいにくの天候でしたが、今年はどうでしょう。お参りの方が困らない天気だとよいのですが。
さて、今回は秋のご案内です。今年の10月23日と24日、1泊2日の日程で、恐山は参禅修行のプログラムを試験的に実施します。
曹洞宗の作法にのっとり、坐禅着に着替えていただいた上、坐禅や写経、法話、さらに「作務(さむ)」と呼ばれる清掃などの作業に参加していただきます。食事は精進料理で、通常の客膳とは異なる修行者用のメニューを組みます。
私は、自分の修行した道場でも、東京で若手修行僧の指導をしていたときにも、一般の方々の坐禅修行を指導したり企画してきました。そこで、設備と人員の整っている恐山でも、多くの方々に自らの生き方を省みるよすがとして、お勧めしたいと思うのです。
この参禅修行の申し込みは、以下の窓口にて受付ます(恐山では受け付けません)。
下北観光研究会(日本ツアーサービス内)・電話0175-23-2229
コースは二つ。下北半島の観光を含む4万1800円のもの(募集人員30名)と、恐山参禅修行1泊2日のみの1万5000円コース(募集人員15名)です。お申し込みの際は、どちらを希望するか、係にお伝え下さい。募集人員に達した時点で、受付終了となります。
我々もこれを教訓に、来年以降、さらによい参禅修行プログラムを作れればよいと思っております。ご参加・ご協力を心よりお願い申し上げます。