6月の中旬、自衛隊の士官の人たちが恐山に来られました。むつ湾の大湊というところには、戦前から軍港があり、今では自衛隊の艦船が寄港する基地となっていて、この日の前日にも大型艦船が寄港し、おそらく休日になったのでしょう。笑顔でそれぞれ境内で写真を撮りあっていました。
すると、その中の一人がグループを離れて、寺務所の方に歩いてきました。中に入ってきたのは、女性の士官でした。自衛官というと女性でも「偉丈夫」を想像するところですが、入ってきたのは、見たところごく普通の女性でした。
彼女は、しばし周りを見まわして、おもむろに受付に近づいてくると、和尚さんに
「あの・・・、ここでは、ご祈祷というか・・・、ご祈願というか、そういうものをしていただけるんですか?」
「はい、しますよ」
「それは、その、世の中の平和とか、そういうものも、いいんでしょうか?」
「はい、結構です。で、どのようにお札に書きますか?」
「え・・・・、それ、どうしたらよいでしょうか、わからなくて」
「じゃ、こちらの宗派でそういうときにご祈祷する、『国土安穏 万邦和楽』ではどうでしょう?」
「どんな意味でしょうか?」
「この国に人災や天災、戦争や紛争も無く、人々が安らかで、また世界の国々がみな平和で楽しくあるように、ということですね」
そう聞いて、彼女ははじめてにっこり微笑みました。
「はい。それでお願いします」
地蔵殿で行われたご祈祷の間、読経を聴きながら彼女は身じろぎもせず、真っ直ぐお地蔵様の姿を仰いでいたそうです。
「ああいう人も、この先戦地に行くことになるんでしょうか・・・」
お参りを終え、他の士官に合流して門から出ていく彼女を見送りながら、ある和尚さんが小さくつぶやきました。
ここから、悪態です!
今回は名指しだ。
あのなあ、とりあえず安倍政権と自民党と公明党。
議員が地元でまともに説明できず、学者のほとんどが「違憲だ」とソッポをむくような、いたるところ穴だらけの粗末な法律を押し付けて、彼女のような若者たちを本気で戦地に送り出すつもりなのか?
大方が違憲を疑っているような任務で、彼らは死ぬ覚悟をしなければいけないのか? それは、あまりと言えばあまりに、無礼じゃないのか?!
真正面から憲法改正を目指すならともかく、これほど姑息なやり方で事を進めるとは、浅はか極まりない話だ。
これに限らず、現政権のやることは、短慮で性急で浮薄だ。
大震災以来、地震ばかりか噴火まで、あきらかに活動期に入った地面の上で、ポンコツ原発を動かす努力は惜しまないのに、電力会社が抑制したがるほどの潜在力を持つ再生エネルギーの開発や展開にこれほど消極的なのは、いったいどういうわけだ?
「憲法違反」してまで集団自衛権を行使するのと引き換えに、沖縄から基地をなくす交渉をしようというなら、まだ話の筋も通るかもしれない。それもできずに、ただひたすらアメリカに追従しながら、なぜ沖縄の人々をこうも軽視するのか? 「美しい」「取り戻す」日本に、沖縄は入っていないのか?
被災地の復興もままならないのに、調子に乗ってオリンピックなどと浮かれているから、どうせロクなことになるまいと思っていたら、案の定、どうするんだ、アノ馬鹿げた競技場は? いや、競技場ばかりじゃない。こんなオリンピック騒ぎで社会の矛盾を棚上げしているうちに、この国はニッチもサッチもいかなくなるぞ。
根本問題が高齢化と人口減少にあるのに、札束をばらまいて株価を吹き上げ、あとは「生産性向上」のために、減少する「労働力」を搾れるだけ搾って(「TPP]「改正派遣法」「女性活用」)、とにかく「経済成長」すれば万事なんとかなるというのは、あまりに能天気だろう。それこそオリンピックが終わるころには、谷底に転げ落ちかねないぞ。
ちなみに、昨今さらけ出された安倍首相の「応援団」の「懇話」ぶりは、この政権の思慮の浅さをマンガチックに象徴している。
不思議だ。いったい、安倍政権は何を「保守」したいんだ? 具体的に何だ?! まさかアメリカと株と権力か?
すると、その中の一人がグループを離れて、寺務所の方に歩いてきました。中に入ってきたのは、女性の士官でした。自衛官というと女性でも「偉丈夫」を想像するところですが、入ってきたのは、見たところごく普通の女性でした。
彼女は、しばし周りを見まわして、おもむろに受付に近づいてくると、和尚さんに
「あの・・・、ここでは、ご祈祷というか・・・、ご祈願というか、そういうものをしていただけるんですか?」
「はい、しますよ」
「それは、その、世の中の平和とか、そういうものも、いいんでしょうか?」
「はい、結構です。で、どのようにお札に書きますか?」
「え・・・・、それ、どうしたらよいでしょうか、わからなくて」
「じゃ、こちらの宗派でそういうときにご祈祷する、『国土安穏 万邦和楽』ではどうでしょう?」
「どんな意味でしょうか?」
「この国に人災や天災、戦争や紛争も無く、人々が安らかで、また世界の国々がみな平和で楽しくあるように、ということですね」
そう聞いて、彼女ははじめてにっこり微笑みました。
「はい。それでお願いします」
地蔵殿で行われたご祈祷の間、読経を聴きながら彼女は身じろぎもせず、真っ直ぐお地蔵様の姿を仰いでいたそうです。
「ああいう人も、この先戦地に行くことになるんでしょうか・・・」
お参りを終え、他の士官に合流して門から出ていく彼女を見送りながら、ある和尚さんが小さくつぶやきました。
ここから、悪態です!
今回は名指しだ。
あのなあ、とりあえず安倍政権と自民党と公明党。
議員が地元でまともに説明できず、学者のほとんどが「違憲だ」とソッポをむくような、いたるところ穴だらけの粗末な法律を押し付けて、彼女のような若者たちを本気で戦地に送り出すつもりなのか?
大方が違憲を疑っているような任務で、彼らは死ぬ覚悟をしなければいけないのか? それは、あまりと言えばあまりに、無礼じゃないのか?!
真正面から憲法改正を目指すならともかく、これほど姑息なやり方で事を進めるとは、浅はか極まりない話だ。
これに限らず、現政権のやることは、短慮で性急で浮薄だ。
大震災以来、地震ばかりか噴火まで、あきらかに活動期に入った地面の上で、ポンコツ原発を動かす努力は惜しまないのに、電力会社が抑制したがるほどの潜在力を持つ再生エネルギーの開発や展開にこれほど消極的なのは、いったいどういうわけだ?
「憲法違反」してまで集団自衛権を行使するのと引き換えに、沖縄から基地をなくす交渉をしようというなら、まだ話の筋も通るかもしれない。それもできずに、ただひたすらアメリカに追従しながら、なぜ沖縄の人々をこうも軽視するのか? 「美しい」「取り戻す」日本に、沖縄は入っていないのか?
被災地の復興もままならないのに、調子に乗ってオリンピックなどと浮かれているから、どうせロクなことになるまいと思っていたら、案の定、どうするんだ、アノ馬鹿げた競技場は? いや、競技場ばかりじゃない。こんなオリンピック騒ぎで社会の矛盾を棚上げしているうちに、この国はニッチもサッチもいかなくなるぞ。
根本問題が高齢化と人口減少にあるのに、札束をばらまいて株価を吹き上げ、あとは「生産性向上」のために、減少する「労働力」を搾れるだけ搾って(「TPP]「改正派遣法」「女性活用」)、とにかく「経済成長」すれば万事なんとかなるというのは、あまりに能天気だろう。それこそオリンピックが終わるころには、谷底に転げ落ちかねないぞ。
ちなみに、昨今さらけ出された安倍首相の「応援団」の「懇話」ぶりは、この政権の思慮の浅さをマンガチックに象徴している。
不思議だ。いったい、安倍政権は何を「保守」したいんだ? 具体的に何だ?! まさかアメリカと株と権力か?
カッケー!
お見事な発言です。
オカシクなるんだ。
沖縄をまた見放すつもりかー!
なんで、エリートクラスの頭のいい人たちが
こうもいて、アタマ悪いようなことをしてるのだろう?
不思議でたまらんす。
ハイ。払えない、作れない、間に合わない。
ときたもんだ。
みんなよく、騒いだよね~。
その腐れた政策は、
もう、古いんだよー!
いい加減、お目めを覚ましてみやがれってんだ。
こうなったら、自衛官にボイコットしてもらうしかないのかもしれませんね。無駄死にしてほしくないです。
で、
イーと思います。
貧困層が狙われる。
でも、金ないじゃん。変な使い方したから。ね?
借金減らすために、変な政策ばっかするから、
これじゃぁ、いつまでたっても、借金減らせないし、国もよくなんないね。
そうだね。
南さんに政権たて直してもらうしかないね。
日本人は経済の事しか考えられないのかな?
確かに大事な事だけど、景気の事なんて考えたってしょうがないですよね。
もっと足元を(今)をみないと。
人の幸せを願うより、目先の利益を優先させる日本人がたくさんいる様に感じます。
一度潰れてしまえばいいんだこんな国。
(すいません、いいすぎました)