巻末の年表で、あさのさんの生い立ちと後に愛読したまんががどの時期に発表されたのかがわかるようになっているんです。紹介されるまんがは260作品余り。みっちりと書かれております。一行のすきもないページもある。
全体として見渡すと、少女まんが・少年まんがの区別もなく、有名なところが網羅されているな、と。
その中で、本文に紹介される「モモンガのムサ」(手塚治虫)のような作品も取り上げられる。多分読んだことがないと思います。手塚作品は時々無性に読みたくなってしまうんですが、なにしろ数が多いから。
わたしが好きなのは、「安達が原」(だと思う)。これも余りメジャーではないかもしれませんが、謡曲と近未来が融合されるという知識の深さ、手料理に毒消しをふりかけるという行為の伏線がなんとも上手い。「火の鳥」ももちろん好きです。
こうやってみると、昭和五十年を境に、自分にとっての「好きなまんが」が急増することに気づきます。その前だと「三つ目がとおる」「ポーの一族」くらいですが、そこから「はいからさんが通る」「11人いる!」「ガラスの仮面」と増え、「うる星やつら」「あさきゆめみし」「日出処の天子」「めぞん一刻」「キャッツ・アイ」「六三四の剣」、それから「動物のお医者さん」「笑う大天使」「天才柳沢教授の生活」。このへんはコミックスも持っていますねー。
ただ、わたしの場合は平成以降のまんがとなると、ここに取り上げられたものをほとんど読んでいません。「イグアナの娘」と、あとはごく最近の「とめはねっ!」「ちはやふる」くらいでしょう。「ドラゴン桜」「MAJOR」「寄生獣」「フラワー・オブ・ライフ」は読んだかなー。
きっと、わたしの読むジャンルはマイナーなんですね。いいですけど……。
ちょっと横にそれますが、先日「らんま1/2」がドラマ化したとき、新聞の紹介欄に、「活発な道場の跡取り娘が、水を浴びると女になる特異体質の青年に振り回される」というようなことが書いてあって愕然としたのです。いや、間違ってはいませんよ。たしかにそういう話ではあります。でも、それでいいのかと。
実際に平成の世の中で、わたしはどんなまんがを読んできたのか。
いろいろ考えましたが、どうも印象深いのはその前、つまり思春期に読んだまんがの方なんですよね。
思いつくままあげると、まず、太刀掛秀子と萩岩睦美がわたしにとっての二大スター。「まりの君の声が」「青いオカリナ」「べべ・ピアティ」、「魔法の砂糖菓子」「パールガーデン」「小麦畑の三等星」……。あさぎり夕「あいつがHERO」、佐藤まり子「あこがれ二重唱」「落ちこぼれカンパニー」(アボガドの種の水栽培してみたい)、曽禰まさこ「海に沈んだ伝説」「不思議の国の千一夜」(セブラン!)、志麻ようこ「なないろ毛糸ラブもよう」、高階良子「はるかなるレムリアより」。
りぼん、なかよし、ちゃお(「名探偵江戸川乱子」とか)、あ、キャロルっていう雑誌も読んでました。上原きみ子さんの連載をやっていたんですよ。わたしは少コミの「青春白書」が好きで。ラストシーン、泣きました。「一人ペア浅倉」のデススパイラル!(知らない人には全くわからないですよね……)
それから、川崎その子「土曜日の絵本」。コミックス多分二冊持ってる巻もあります。「野葡萄」をもう一度読みたい。
沖倉律子「行け!柴崎真澄」とか「卯子その群青色の青春」とか。柿崎普美「ブラッディ・マリィ」
川原泉、佐々木倫子、山口美由紀、池田さとみ、紫堂恭子、杉浦日向子、業田義家……。
思えば、あんまり少年まんがは蘇ってきませんね。満遍なく読んではいるんですが。
真剣に考えた結果、まず小山田いく「すくらっぷブック」「ぶるうピーター」、手塚治虫「七色いんこ」、高橋留美子「人魚」シリーズ(あ、でも「うる星」の竜之介が好きでした。「海が好きっ」)、そして、さだやす圭「なんと孫六」!
この前、本屋で77巻を見かけました。わたしが読んでいたとき、孫六は高校野球をやっていたけど、今は何をやっているんだろう。歳は? なんかあのあとゴルフをやっていたよね?
すみません、あさのさんの本よりも、自分の記憶発掘の方が中心になってしまいました。(まだ書きたらない)
当然のようにわたしも、「マンガ大好き!」なのであります。
全体として見渡すと、少女まんが・少年まんがの区別もなく、有名なところが網羅されているな、と。
その中で、本文に紹介される「モモンガのムサ」(手塚治虫)のような作品も取り上げられる。多分読んだことがないと思います。手塚作品は時々無性に読みたくなってしまうんですが、なにしろ数が多いから。
わたしが好きなのは、「安達が原」(だと思う)。これも余りメジャーではないかもしれませんが、謡曲と近未来が融合されるという知識の深さ、手料理に毒消しをふりかけるという行為の伏線がなんとも上手い。「火の鳥」ももちろん好きです。
こうやってみると、昭和五十年を境に、自分にとっての「好きなまんが」が急増することに気づきます。その前だと「三つ目がとおる」「ポーの一族」くらいですが、そこから「はいからさんが通る」「11人いる!」「ガラスの仮面」と増え、「うる星やつら」「あさきゆめみし」「日出処の天子」「めぞん一刻」「キャッツ・アイ」「六三四の剣」、それから「動物のお医者さん」「笑う大天使」「天才柳沢教授の生活」。このへんはコミックスも持っていますねー。
ただ、わたしの場合は平成以降のまんがとなると、ここに取り上げられたものをほとんど読んでいません。「イグアナの娘」と、あとはごく最近の「とめはねっ!」「ちはやふる」くらいでしょう。「ドラゴン桜」「MAJOR」「寄生獣」「フラワー・オブ・ライフ」は読んだかなー。
きっと、わたしの読むジャンルはマイナーなんですね。いいですけど……。
ちょっと横にそれますが、先日「らんま1/2」がドラマ化したとき、新聞の紹介欄に、「活発な道場の跡取り娘が、水を浴びると女になる特異体質の青年に振り回される」というようなことが書いてあって愕然としたのです。いや、間違ってはいませんよ。たしかにそういう話ではあります。でも、それでいいのかと。
実際に平成の世の中で、わたしはどんなまんがを読んできたのか。
いろいろ考えましたが、どうも印象深いのはその前、つまり思春期に読んだまんがの方なんですよね。
思いつくままあげると、まず、太刀掛秀子と萩岩睦美がわたしにとっての二大スター。「まりの君の声が」「青いオカリナ」「べべ・ピアティ」、「魔法の砂糖菓子」「パールガーデン」「小麦畑の三等星」……。あさぎり夕「あいつがHERO」、佐藤まり子「あこがれ二重唱」「落ちこぼれカンパニー」(アボガドの種の水栽培してみたい)、曽禰まさこ「海に沈んだ伝説」「不思議の国の千一夜」(セブラン!)、志麻ようこ「なないろ毛糸ラブもよう」、高階良子「はるかなるレムリアより」。
りぼん、なかよし、ちゃお(「名探偵江戸川乱子」とか)、あ、キャロルっていう雑誌も読んでました。上原きみ子さんの連載をやっていたんですよ。わたしは少コミの「青春白書」が好きで。ラストシーン、泣きました。「一人ペア浅倉」のデススパイラル!(知らない人には全くわからないですよね……)
それから、川崎その子「土曜日の絵本」。コミックス多分二冊持ってる巻もあります。「野葡萄」をもう一度読みたい。
沖倉律子「行け!柴崎真澄」とか「卯子その群青色の青春」とか。柿崎普美「ブラッディ・マリィ」
川原泉、佐々木倫子、山口美由紀、池田さとみ、紫堂恭子、杉浦日向子、業田義家……。
思えば、あんまり少年まんがは蘇ってきませんね。満遍なく読んではいるんですが。
真剣に考えた結果、まず小山田いく「すくらっぷブック」「ぶるうピーター」、手塚治虫「七色いんこ」、高橋留美子「人魚」シリーズ(あ、でも「うる星」の竜之介が好きでした。「海が好きっ」)、そして、さだやす圭「なんと孫六」!
この前、本屋で77巻を見かけました。わたしが読んでいたとき、孫六は高校野球をやっていたけど、今は何をやっているんだろう。歳は? なんかあのあとゴルフをやっていたよね?
すみません、あさのさんの本よりも、自分の記憶発掘の方が中心になってしまいました。(まだ書きたらない)
当然のようにわたしも、「マンガ大好き!」なのであります。