くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「キャプテンレッド」ほかまんが数冊

2009-07-26 05:27:10 | コミック
ついつい買ってしまいましたっ……。藤田貴美「CAPTAIN RED」(幻冬舎)文庫版!
所有している本の別版を買うのはやめようと誓ったばかりなのにぃ。
でも、帯があおるんだもの。続編を収録とか言われたら、読みたくなるじゃんよー。
で、買ってすぐ読みました。駐車場で、貪るように。あー、やっぱりすきー。本誌で読んでコミックスも何回も読んでいるのに、エンディングに胸が熱くなるのです。
プリムローズのまっすぐさがいいですよね。レッドはかっこいいし。カメのエピソードを入れずにはいられない藤田さんがおちゃめでかわいい。
それにしても、この背の題名は、「キャプテンレッド」と仮名書きなのです。中に入ると英字なのになー。英字だけだと低年齢の方には手にとりにくいからかしら。
同時収録の「赤い群集」もものすごいです。もし、わたしにアンソロジーを作る機会があるとすれば、この作品を収録したい。
短編のお手本のような作品です。


ついでに、最近買ったまんがについてちょっと。
横谷順子「男たちのウェディングウェディング」①~④(宙出版)。古本屋に行ったら発見。懐かしくなって購入しました。
わたしは、for Mrs.の再録版で読んで、結構好きだったのです。立ち読みしたら気になってしまい、ついつい全部読みたくなってしまいました。
ウェディングドレスを作るお店「マダム真梨子ブライダルサロン」を訪れるお客さまを巡る連作です。
ドラマになったこともあり、傑作集として①②が発売され、ついで③④が出たみたい。売れ行きが悪ければ後半の巻は発行されないと横谷さんは心配していますが、わたしは④がいちばん好きですね。
中でも、シングルマザーとして苦しんできた女性が、「娘を産んでよかった」と思える日に十円玉を貯めていくエピソード。
母親が入れた金額よりも明らかに多いのは、それまで厳しいと感じていた祖父からのものだった、というラストがじーんときます。

咲香里「スマッシュ!」14(講談社)。最近ラブコメ路線で、バドミントンの描写が少ないと感じていたので、今回のインターハイは「待ってました!」という感じです。とくに第一ダブルスの野原・久我山ペア。
先輩と後輩に実力のあるダブルスがいて、その陰に隠れがちだった二人が、自分たちの実力に気づくところ、とてもいいですー。
「ぼくたちの練習相手はいつも全国1位だったじゃないか!!」
ふははははは。
ダブルスの魅力は、1+1が3にも4にもなるところだよね。
優飛と翔太のこれからや、阿南と美羽のことも気になります。

あとはー深沢かすみ「本棚の神様」(集英社)とか……。
あ、飴あられ「江戸カルタ」(講談社)は、わたしの好みにジャストミート作品でした。江戸市井の人々の人情がしみじみ漂ってよかったです。前作の義経ものを買わなかったのは不覚! 続きも所望致したいと思っております。

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