くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「念力短歌トレーニング」笹公人

2015-07-01 03:06:07 | 詩歌
 「ね」と打っただけで、予測変換の先頭に「念力」が出てきました。
 ……念力短歌、わたしの携帯にまで影響を及ぼしているようです。
 どうしても読みたくなって、職場のダンボールに詰めていた「笹公人の念力短歌トレーニング」(扶桑社)を探して持ってきました。(家に本が溢れているので、授業のネタに使えそうなものは置いてあるのです)
 まだこれ、ネット連載してるの? 読みたいんだけど!
 と思って検索しましたが、この単行本のことしか出てこないので、諦めます。でも、「遊星ハグルマ装置」はもうこのころからやってたんですね。

 では、読者投稿からいくつか。
   「雨の中雷魚を狙う釣り人の麦藁帽には見覚えがある」かわら
   「若き日のニックネームのアンドレはベルばらであると今も信じる」あきえもん(注・お題は「格闘技」です)
   「係長、正午のチャイムに目を閉じる ああ力石の命日なのか」□波湊
   「磯野家に導入されれば我が家にも望みがあるか食器洗い機」中野玉子 
   「ガンダムを知らぬ少女にアニヲタの我はアムロを演じていたり」バッコス☆あきら

 もっと紹介したいところですが、短歌を読み直すのは散文よりも難しいです。
 念力短歌、縁語についても語っています。俳句もそうだけど、音数が決まっていると何かしらのテクニックが生きてくるのでしょうね。
 奥が深いです。

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