草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本未来の党の殴りこみで民主党と日本維新の会は大打撃!

2012年11月27日 | 政局

 やっぱり小沢一郎は策士なのである。やることが違う。国民の生活が第一が日本未来の党に合流することで、政界での影響力の誇示を狙うのだろう。脱原発を旗印にすれば、国民の一部からは、支持を取り付けられる。石原慎太郎と一緒になった日本維新の会のお株を奪った感じである。しかも、日本維新の会がみんなの党と決裂したタイミングを見計らってのことだけに、小沢のやり方はしたたかである。そうでなくても、どこまでもウイングを広げる小沢のことである。日本共産党以外とは、どことも組む可能性があり、今回はそれを実行に移しただけだ。これで影響を受けるのが、民主党と日本維新の会である。民主党は保守派からもソッポを向かれ、さりとて左派からも疎んじられることになった。中途半端なのである。自民党の安倍晋三総裁は、そんな動きを無視すればいい。保守本流の意見を正々堂々と述べればいいのである。愚かであったのは、現在の民主党の執行部である。主義主張の面では自民党と大差がないのに、自分たちが権力を手放したくないために、本当の敵を見失ってしまったからだ。安倍総裁をマスコミと一緒になって中傷している間に、自分の尻に火が付いてしまったのである。民自公で三党合意をしたならば、もう少し大人の議論をすべきだったのだ。左派の受け皿として、日本未来の党は一定の支持を集めるだろう。中道だとか言って、自民党を叩いていた結果、左派に付け込まれたのだ。何でもありの元祖である小沢を、民主党執行部が甘く見たのが間違いなのである。


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