草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本保守党と「ガンのステージ4」

2024年02月13日 | 日本保守党
 日本保守党がホームページで今の日本の政治をガンのステージ4と書いたことが、多くのネット民から顰蹙を買っていますが、なぜそんな書き方をしたかというと、代表の百田尚樹氏が『日本保守党』の「まえがき」で、ガンの宣告を受けている百田尚樹氏自身がそういう言い方をしたからでしょう。日本国民の全てがその本を読んでいないわけですから、反発されるのは、容易に想像がつくはずです。
 しかも、その「まえがき」では「日本の政治をガンに譬えたことで、実際にガンと闘っていられる方やご家族を不快な思いにさせたかも知れません」とまで百田氏自身が断っています。
 日本保守党に期待する一人として、あまりにも残念なことでした。イメージダウンは避けられないからです。そして、改めて「まえがき」を読み返してガッカリしました。「売国奴的な政治家」「利権を追い求める政治家」「家業を守るためだけの世襲政治家」に「NO」と書いていますが、そんなレッテル貼りで日本の政治は変えらないからです。それでは特定野党と大差がありません。
 我が国は、日米同盟を維持しつつも、自立に向けて一歩踏み出さなくてはならならず、そのためにも、エマニュエル・トッドが主張したように、核政策を早急に変えることで、安全保障上の抑止力を強化しなくてはなりません。経済においては、増税緊縮路線から積極財政に舵を切らなければなりません。
 そうした方向性を日本保守党も目指しているからこそ、大きな流れになりつつあるのではないでしょうか。日本保守党は百田、有本両氏と減税日本のスタッフだけでは限界があります。有能なテクノクラートを集めて政策能力を高めねばなりません。現実野党になるには、それが喫緊の課題なのですから。

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