草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「汚職は国を滅ぼさない」との名言を吐いた山本夏彦!

2016年01月21日 | 思想家

甘利経済再生相に建設会社が違法献金をしたとか、賄賂を贈ったとかの記事が1月28日号の週刊文春に掲載される。気を付けなくてはならないのは、汚職の追及が日本が抱えている安全保障上の危機や、日本経済を立て直す議論を回避する理由にはならないことだ▼最近の国会での論戦を聞いていると、日本のこころを大切にする党を除いた野党は、ほとんどまともな質問をしていない。中傷や誹謗に終始し、あまりにもレベルが低すぎる。安倍政権に打撃を与えるために、甘利経済再生相を引きずり下ろそうとするのは目に見えている▼山本夏彦の名言に「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」というのがある。汚職や疑獄による国家の損失はたかが知れているというのだ。「血盟団や青年将校たちの正義は、のちに我が国を滅ぼした」のであり、かえって正義が禍を引き起こすのである。正義を持ち上げる新聞も揶揄した。「今も新聞は政治家を人間のくずだと罵るが、我々は我々以上の国会も議員も持てない。政治家の低劣と腐敗は、我々の低劣と腐敗の反映だから、かれにつばするのはわれにつばすることなのに、われはかれに勇んでつばすることをやめない」(『ひとことで言う』)▼これから連日のように甘利経済再生相が槍玉に挙がるはずだ。国民の一部もマスコミ報道に引きずられ、政治の混乱に拍車をかけることになるだろう。いつの世も歴史は同じことを繰り返すのである。

  

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