草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

青木理や玉川徹の発言に左右される政治であってはならない!

2020年10月06日 | マスコミ評

GOTOトラベルを口汚く罵った人たちは立場がなくなっているのではないか。外出も控え、どこにも出かけない状態が続けば、日本の観光業は壊滅し、製造業も立ち行かなくなっただろう。批判を恐れず、国が果敢に決断したからこそ、暗いトンネルから脱しつつあるのだ▼新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒を怠ってはならないが、日本経済の息の根が止められるような事態は避けなければならない。ワイドショーで青木理や玉川徹が語っていたような政策を国が取っていたならば、取り返しがつかないことになっていたはずだ。ようやく多くの国民がそれに気付き始めているのではないだろうか▼3、4日の週末は東京から全国の観光地を訪れた人の数や宿泊した人の数が、前の週末の比べて大幅に増えたことが明らかになった。今日付けの産経新聞が報道したのもので、今の段階では特定の観光地に集中しているが、今後はもっと広がることが予想される▼マックス・ヴェーバーの言葉が改めて思い出されてならない。「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」(『職業としての政治』脇圭平訳)。政治とは結果責任であり、コメンテーターの浮ついた発言に迎合することではないのである。

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