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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

呆れて物も言えないNHKの対中共報道

2010年10月11日 | 政局
 なぜにNHKは嘘の報道をするのだろうか。それによって引き起こされる事態を想定しているのだろうか。あまりにも、民主党政権にヨイショ過ぎると墓穴を掘ることになるのに。今日の午後7時のニュースを見た国民は、日本と中共との間で関係改善が進んでいると思った人もいたのではないか。それはまったくのデタラメである。ハノイで北澤俊美防衛大臣と中国国防部の梁光烈部長がちょっとした話し合いをしたのは確かだが、今回の中共船による巡視船への衝突について、一方的に中共側がしゃべっただけで、日本側は低姿勢に終始したのが実情のようだ。NHKはそれを、日中連絡システムの整備で一致したと報道したのである。よくぞそんなことを言えたものだ。しかし、あまりにも露骨過ぎると思ったのか、北澤大臣が記者団に「中国国内では、まだ関係改善に完全に前向きになっていない雰囲気がある。もう少し時間が必要かもしれないという印象を受けた」と述べたことを、少しばかり付け足したのだった。こんなことばかりしていると、報道機関としての信用はなくなり、誰もNHKに金を払わなくなるだろう。最低限のジャーナリストとしての矜持を持ち合わせていないのでは、国民から見放されるしまうだけだからだ。  

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秋風に誘われて越後街道を行く 5首

2010年10月11日 | 短歌
 さすらいは旅芸人のなりわいよ三味のお囃子幻となる  

 かにかくに冬来る前にピーショロの軍楽隊はそこのけ通る 

 草紅葉会津の大地なめつくす紅蓮の炎天を焦がせり  

 背を丸め旅行く人は言葉なく目礼をする越後街道  

 越後より望みし山の連なりにおんつぁー言葉の会津はありき  

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夢として潰えた東洋列国遊説の志

2010年10月11日 | 思想家
 日本人は、自分たちの歴史をあまりにも卑下してはいないだろうか。だからこそ、中共に対しても、卑屈になってしまうのである。過ちがなかったとはいわないが、明治からこれまで、世界史的な意味でどのような時代であったかを、現代の私たちも学ぶべきだろう。戊辰戦争時に会津藩士であった柴四朗は『佳人之奇遇』を書き、そのなかで欧羅巴の列強がどれだけ侵略的であったについて触れている。「即英国は、その手をエジプトより南洋に延べ、仏国はマダガスカルよりトンキンに、独国は南米より南洋に、露国はトルコより北境より清の西域に迫り、朝鮮の北界を窺うこと、燎原火を観るが如し」というありさまであった。そこで、主人公の東海散士は、このままでは大変だというので、東洋列国に遊説する志を抱いたのだった。昭和16年8月の日米開戦にしても、そうした歴史的な経過を無視することはできないのである。そして、不幸なことに、手を携えるべきであった日支両国は、欧米列強の策略にはまってしまったのだ。その歴史の教訓から汲み取れるのは、アジアは一つという理想論では、日本の国益を守れないということだ。アジア全体に王道精神が行き渡らない限り、それは無理なことであるからだ。柴四朗の夢は、はかなく潰えてしまったのであり、それを教訓にして、暴力の海に立ち向かうしかないのである。


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