草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

子ども手当半減で逆に負担増に!

2010年07月03日 | 政局

 騙した奴が悪いのか。騙された奴が駄目なのか。どちらにせよ、一度では懲りずに、もう 一度騙されてもいいと思って、政権与党を応援すればいい。そうすれば今度こそ分かるはずだから。嗤ってしまうのは、先の総選挙では民主党の目玉であった子ども手当のことである。月額1万3000円の場合には、所得税と年少扶養控除(16歳未満)が廃止されるために、3歳未満の子ども一人の場合には、年収700万以下の家庭すべてで負担増になるのだという。第一生命経済研究所の試算だが、それが事実とすれば、とんでもない背信行為である。バラマキを期待して投票した人たちは、唖然としてしまうのではなかろうか。それでも「国民目線を大事にする」と言うあたりは、厚顔無恥そのものである。さらに、そこに輪をかけて、配偶者控除が廃止されれば、年収300万、500万、700万、1000万世帯の大半が減収になるとか。子ども手当の月額2万6000円を断念すれば、それだけの影響が出るのだ。マニフェストを平気で破れば、国民から批判の大合唱が起きても不思議ではないが、そうならないのは、マスコミが真実を伝えないからである。だからこそ、声なき声を代弁するネットの力が物を言うのである。しかし、国民を煽って「政権交代」とか「無血革命」とか囃し立てた連中は、一体どのように責任をとるつもりなのだろう。

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新左翼運動の挫折と日本への回帰

2010年07月03日 | 政局

 団塊の世代が内閣を構成しているせいか、新左翼の元活動家というのが話題になっているが、昔がどうであろうとも、今どんな発言をしているかが問題なのである。少しばかり世の中のことを考えたことがあれば、マルクス主義の洗礼を受けるのは、何も驚くに値しない。そこで身につけた恫喝や手練手管が嫌らしいだけだ。最近の民主党政権を見ていると、やけにそのことが目に付いてならない。まともに予算の審議もしなければ、党首討論すらも拒否する。そして、分が悪いと大声を張り上げる。学園騒動で、大勢で取り囲んで発言を封じたやり方から、まだまだ抜け出せないようだ。そういえば、あの内ゲバの総括をきちんとすべきだろう。現職の法務大臣についても、機動隊を襲撃したという疑惑がもたれているようだが、けじめとして、過去との訣別はしっかりしないと。しかし、もっとも勇敢に戦った者たちは、かえって現在の日本の危機を痛感しているのではなかろうか。そして、日本の伝統文化に目覚め、保守派の陣営にはせ参じているのである。かつての新左翼の運動というのは、国家たりえない日本への絶望から出発していたからだ。反帝、反スタというのは、まさしく攘夷であった。また、毛沢東主義への共感は、大アジア主義への残像を引きずっていたからなのである。新左翼運動の挫折は、その役割が終わったことを意味する。日本という国家について、再生への道筋が見えてきたからだ。そうした流れに逆行するかのような民主党政権の誕生は、あくまでもそれへの反動でしかないのであり、それを見誤ってはならないだろう。

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