自分たちが混乱させたくせに、その責任を取ろうとしない民主党政権を国民は支持するわけがない。それこそ、政権を手にしたことで、あらゆるルートを通じて、自分たちの思いのままに情報をコントロールしうとしても、ネットだけは支配下に置けないのである。テレビや新聞は、圧力をかければ言うことをきくが、ネット世論の中心である声なき声の保守派は、いい加減な弁明を鵜呑みにはしないからだ。菅直人首相は、今になって、言い訳に終始している。男らしくないことこの上ない。前言を翻しているのである。あれだけヘラヘラしゃべって、自民党の公約である消費税の10㌫アップについても、好意的に言及していたことを忘れたかのようだ。嘘を付くことをなんとも思わない人間しか政治家になれないのでは、あまりにも淋し過ぎる。さらに、傲慢なのは、菅首相が政治と金や、普天間基地の移設について、あたかも解決したかのような発言をしていることだ。それだけで、国民は民主党を見限りたくなるはずだ。小沢一郎前幹事長と鳩山由紀夫前首相は、説明責任を果たしていないばかりか、法的に裁かれるべき身であるにもかかわらず、権力の中枢にいることで大目に見られている。法の下の平等というのは、名ばかりなのである。普天間基地の移設をめぐっては、「民主党政権に騙された」と沖縄県民は思っており、前に進めることは困難になっている。衆参のねじれ現象によって政治が停滞するというよりも、朝令暮改で方針が定まらず、迷走することの方が大問題ではなかろうか。民主党政権には統治能力が皆無であるからだ。
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