連日テレビニュースのトップは、大相撲の野球賭博のことばかり。これでは参議院選挙もかすむことになり、一番喜んでいるのは、菅直人首相と民主党だろう。今日あたりは、警察の家宅捜査まで行われているが、そこまでして何をしようというのだろう。背後にいる暴力団をあぶりだすことができるのだろうか。先の総選挙では、ある政党と広域暴力団との癒着がささやかれていたが、どうせやるんだったらば、そこまでやるべきだろう。賭博行為については、たいした犯罪でもないという意見もあり、問題になっているのは、暴力団がどこまで関与していたかなのである。ギャンブル好きは日本人の特徴で、相撲取りだけではないのである。マージャンだって賭けてやるのが普通だし、パチンコだって、賭博行為そのものではなかろうか。今回のことで、NHKは相撲中継を中止すると発表したが、それもどうかと思う。相撲取りをどうにかするためには、まずは土俵で勝負させることである。そして、お茶の間にファンがいると思うと、彼らだって頑張るわけだから。再出発する道を閉ざしておいて、まっとうな人間になれというのは、あまりに酷である。相撲取りを萎縮させるような犯人探しよりは、暴力団を排除することを優先すべきだろう。相撲の世界を改革するとしても、いくばくかの温情を持ってことにあたらないと、日本の国技である相撲がなくなりかねないからだ。今の民主党政権に、そうした度量を求めるのは無理なのは分かってはいるが、世の中キレイごとだけではないからだ。
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