草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

大相撲の野球賭博立件よりも暴力団排除を!

2010年07月07日 | マスコミ評

 連日テレビニュースのトップは、大相撲の野球賭博のことばかり。これでは参議院選挙もかすむことになり、一番喜んでいるのは、菅直人首相と民主党だろう。今日あたりは、警察の家宅捜査まで行われているが、そこまでして何をしようというのだろう。背後にいる暴力団をあぶりだすことができるのだろうか。先の総選挙では、ある政党と広域暴力団との癒着がささやかれていたが、どうせやるんだったらば、そこまでやるべきだろう。賭博行為については、たいした犯罪でもないという意見もあり、問題になっているのは、暴力団がどこまで関与していたかなのである。ギャンブル好きは日本人の特徴で、相撲取りだけではないのである。マージャンだって賭けてやるのが普通だし、パチンコだって、賭博行為そのものではなかろうか。今回のことで、NHKは相撲中継を中止すると発表したが、それもどうかと思う。相撲取りをどうにかするためには、まずは土俵で勝負させることである。そして、お茶の間にファンがいると思うと、彼らだって頑張るわけだから。再出発する道を閉ざしておいて、まっとうな人間になれというのは、あまりに酷である。相撲取りを萎縮させるような犯人探しよりは、暴力団を排除することを優先すべきだろう。相撲の世界を改革するとしても、いくばくかの温情を持ってことにあたらないと、日本の国技である相撲がなくなりかねないからだ。今の民主党政権に、そうした度量を求めるのは無理なのは分かってはいるが、世の中キレイごとだけではないからだ。

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反日映画へ市民が抗議するのも言論の自由だ!

2010年07月07日 | マスコミ評

 NHKもいい加減な報道ができなかったのは、市民団体の抗議行動を恐れたからだろう。黙っていれば、マスメディアはやりたい放題だから、時には毅然たる態度も必要なのである。映画「コーヴ」の上映をめぐる動きを昨日「クローズアップ現代」で放送していたが、言論の自由を振りかざすのかと思ったらば、中途半端な番組になっていた。和歌山県太地町の漁民を人間でないように仕立て上げ、イルカ漁の残忍さを強調することに対して、日本人が怒るのは当然のことだ。しかも、捏造や盗撮によってつくられた映画であり、それだけで放映中止になるような代物である。理解に苦しむのは、出演者の吉岡忍のコメントであった。真面目な顔をして、「日本の漁民も映画をつくればいいのに」と言っていたからだ。あくまでも他人事でしかないようだ。抗議活動の動画を見ていて、嗤ってしまったのは、テレビの関係者が被写体になっていることだ。立法・司法・行政に次ぐ第四の権力であるマスメディアを槍玉に挙げれば、それだけで国民からは拍手喝采を受けるのである。今回の市民団体は右であったが、思想的には違いがあるにせよ、サルトルやフーコーだって、マイクを持ってがなりたてた。小市民的な考え方の持主からすれば、そこまでしなくても、と思うだろうが、吉田松陰や高杉晋作が今の時代にいれば、じっとしていられなくて、日の丸と拡声器を持ってどこまでも出かけたのではなかろうか。黙っていれば、世の中はどんどん悪い方向に向かってしまうわけだから、実力行使もしかたがないのである。

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