草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

英語帝国主義に屈せず日本語を守れ!

2010年07月01日 | 思想家

 江藤淳がどこかで書いていたが、どんな人間でも、物事を考える言語は一つしかないのだという。日本人は日本語によって、制約されるし、そこから逃げることは不可能なのである。だからこそ、日本人なのだから。楽天とかいう会社が、社内では英語を使うようにするのだという。あきれて物が言えない。英語帝国主義によって、日本が植民地化され、日本人がいなくなるのに、わざわざ手を貸したいらしい。そんなことよりも、まともな日本語を使えるように、社員を、再教育すべきだろう。それこそ、パソコンの進歩によって、翻訳の機能は進化し続けている。これからは、まともな日本語さえしゃべれれば、外国人ともコミュニケーションができるのである。英語帝国主義と中国語帝国主義が合体して、世界の公用語にしようという動きがあるが、断固として日本人は、日本語を大切に守り通すべきだろう。そして、補助的に英語も使えばいいのである。かつての日本は、韓国や台湾で日本語を強制したというので批判されたが、逆の立場になっても文句が言えないのは、英語を絶対視しているからだろう。石川啄木は英語ができなかったそうだが、だからといって、文学者になれなかったわけではない。日本人にとっての言語は、まずは日本語なのである。しかも、日本語のレベルまで、英語だって到達できるともいわれているわけだから。政治ばかりでなく、文化の面でも、日本という国家は、解体の危機に瀕しているのである。情けないことこの上ない。

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反小沢で菅首相が政界再編を目論む可能性も?

2010年07月01日 | 政局

 もしかして菅直人首相の敵は、野党第一党の自民党ではなく、党内の最大派閥を率いる小沢一郎前幹事長ではないか。奇兵隊や高杉晋作を口にするだけあって、菅を侮るべきではないだろう。それにしても、右往左往しているのは、これまで小沢を持ち上げてきたコメンテータや評論家だ。このまま菅が代表の民主党に勝たせれば、小沢の出番がなくなるし、さりとて自民党の復活に手を貸せば、これまで言ってきたこととつじつまが合わなくなるからだ。参議院選挙も終盤戦に入りつつあるが、盛り上がりに欠けるのは、民主対自民ということよりも、もっと別な図式になってきているからだろう。民主党の分裂が必至だと思われるが、そうなるとキャスティングボードを握るのは、自民党ということになる。いかに議員の数は少ないとはいえ、小沢派、反小沢派のどちらにとっても、手を組みたいに違いないからだ。しかも、総裁の谷垣禎一は、保守派というよりも、リベラルであり、菅首相が手を差し出せば、すぐに握手するのではなかろうか。政局の焦点は、民主党内の抗争がどうなるかだ。野党を巻き込んでガラガラポンになるのではなかろうか。菅首相がそれを狙っているとすれば、たいした大物だが、実際どうだかは、民主党の代表戦が行われる9月までには分かるはずだ。つい最近、民主党の政策秘書をやっている人間から話を聞いたが、党内はかなりメチャクチャなようだ。一本化するには、菅か小沢かで決着をつけるしかないのである。

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