ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

福島の高校生の叫び

2011年05月30日 | 原発震災・原発問題

高校の先生が「福島の高校生の絶望を聞いて」と朝日新聞「声」欄5/27に。

「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」「こんなに放射能が高いのに避難区域にならないっていうの、おかしいべ・・避難区域にしたら新幹線、高速を止めなくちゃなんねって、・・つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされるってことだべし・・だったらもう一回ドカンとなっちまった方がすっきりする」・・この声に一教師として応える言葉がない・・。

「声」欄が「叫び」欄に思えました。この叫び声の感想をわが家の最年少に聞いてみた。「この男子生徒の気持ちがすごく分かる!! キューブラー・ロス(死の伝道者)の第二段階(怒り)だ!」といつになく難しいことを口にした。

先の投稿の先生は、「高校生にこんな絶望感を与えている政府に対する怒りを覚えるばかりだ」とむすんでいますが、同感です。チェルノブイリ原発事故の時は、旧ソ連政府は「ペレストロイカ=改革」と「グラスノスチ=情報公開」を旗印に掲げた期待のゴルバチョフ政権下であった。にもかかわらず、秘密・隠ぺいは改まることなく続き、国民の不信は根強いものとなりやがて体制崩壊にまで至るようになって行った。日本の政府は「原発事故」同様に、「政治」についても「チェルノブイリ」の教訓からしっかり学んでいないようだ。

驚きの参考動画福島原発事故後に産まれた耳なしうさぎ(妊娠期間は1カ月)  

 

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シニアの原発暴発阻止行動隊

2011年05月27日 | 原発震災・原発問題

「海水注入 実は継続 現場の所長独断 報告せず」

東電の閉鎖的な体質が浮き彫りになるニュース。工場と本社、戦地と本国司令部、出先と本部、等々の対立は組織としては宿命的な面があります。古くは満州事変も現地の関東軍が独断主導で行われたとも。今回の福島第一原発の場合は、現場の吉田昌郎所長の英断で原子炉への注水は続行されていた。結果は、前者は失策の例、後者は良策のケースといえるだろう。それにしても、原発関連の情報隠ぺいは日常茶飯事なことがまた明るみになってしまった。

ところでシニアで編成する「原発暴発阻止行動隊」の募集が始めったという。元プラント技術者の山田恭暉さん(住友金属工業OB、72歳)が提唱。すでに小出助教も含め165人の応募があったといいます。若い世代と異なり放射能の影響を受けにくい60歳以上が発つ。

いざ!福島へ!!

3つの炉心が溶解している状況で、今もひたすら水をかけて鎮まってくれと願うだけのありさま。その中にシニアの「阻止隊」が突入か・・。

しかし意気はきわめて立派です。見習いたい。

これこそ究極のボランティア

 

【写真】きょうは、雨どい下で測定してみました。
         0.26μSv/h (大泉町 自宅)

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放射線測定器は必携になるのか

2011年05月25日 | 原発震災・原発問題

放射線小中学校など92か所すべて安心…群馬県測定

県は、小中学校の校庭や公共施設など92か所の放射線を測定。結果は「安心して生活できる数値」としている。新聞の見出しは「すべて安心」を強調。以前も福島市内の校庭汚染報道で「専門家『神経質になりすぎ』」の見出しに「科学的には健康に問題ない」と“御用専門家”のコメント付き(4/27読売新聞夕刊)。毎度、大新聞社の見出しの付け方に違和感を覚えます。

きょうの記事も細かく読んでいくと最大値は、沼田市の「21世紀の森」の芝生上(地表)で毎時0・768マイクロ・シーベルト。文部科学省が示した校庭の暫定基準値(毎時3・8マイクロ・シーベルト)の5分の1程度、と記述している。

ちょっと待って下さい。毎時0・768マイクロ・シーベルトといったら結構な数字ではないですか。年換算すれば6ミリ・シーベルトを超える。そもそも文科省の基準値自体が問題視されている時なのに・・。だいだいこのような測定を実施することからして、日に日に健康被害が迫ってきている危機感の表れ。それだけに「すべて安心」の解釈見出しはいただけません。

 

放射線測定器、購入しました!! 性能、価格面等での希望条件を満たす製品ではありませんでしたが、1台選びました。

さっそく、大泉町の自宅で測定。屋内0.10=写真。屋外0.12マイクロ・シーベルト/時でした。新聞紙上では昨日の線量が前橋0.031、小山0.07、水戸0.098・・。つまり自宅は水戸市並みとは・・思っていたより高めな数値でした。

放射線測定器はいずれ一人一台になりそうです。移動簡易電話(PHS、ケータイ)の普及始めの頃をちょと思い出します。線量計など不要になるクリーンな社会は、もう来ないのでしょうか。

日本語版ソフト付き 米RAEsystems社製 X γ 放射線線量計 DoseRAE2 (PRM-1200)
クリエーター情報なし
RAE systems Inc.
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ほったらかしの放射線測定器

2011年05月24日 | 原発震災・原発問題

近々に、個人用に放射能測定器(ガイガーカウンター)を買おうと思っています。

それにしても種類は多いですが、日本メーカー製は少ない。ウクライナ製やドイツ製が人気のようですが、価格は高い!ここウナギ登り。5万円以上はする。

ところで国レベルでは、世界の国々から放射線線量計がすでに日本に贈られていた。
しかし、せっかくの善意がまだ十分に活用されていない。戴いたものの半数以上の1万9千個がまだ成田の倉庫に眠っている状態だという。「スペック(仕様)が合わない」ことなどを言い訳に挙げていますが、それは遅滞の理由にはならないでしょう。

もう一つ、「配布予定先」にも疑問を感じます。どのようなタイプの放射線線量計かは、定かではありませんが、今一番、線量計が必要なところは、福島原発で放射能被害を強く受けている幼稚園、保育所、小中高などの国の基準値を超えている学校、地域であると思う。東電や保安院などは、すでに商売道具として立派な放射線線量計は所有しているはず。高価なだけに欲しい割には手にしてないと察せられるのは、屋外で仕事をしている人たち、児童指導のPTA、教職員などでしょう。そういった企業、団体、学校、施設にいち早く渡せば、必ず感謝されるはずです。

放射線線量計を、まだ配布していないということは、単なる行政の怠慢に過ぎないのだろうか。もしかしたら放射線線量計は積極的に広く配布したくない、という別な意思が働いてでもいるのではないかと勘ぐった気持ちにさえなってしまう。

有志国の温かい善意です。すみやかに有効に配布してほしい。
しろどもどろの答弁の担当官さん、配布にお困りでしたら私に1個頼むよ(笑)


 参考動画(YouTube) 厚生労働委員会「海外からの放射線線量計の行方」 

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小出、孫さんら国会参考人

2011年05月23日 | 原発震災・原発問題

コメント欄でtomさんからお知らせいただきましたように、本日5月23日(月)の参議院の行政監視委員会に、小出裕章氏、孫正義氏、後藤政志氏、石橋克彦氏が参考人として陳述しました。テレビの国会中継には取り上げられていませんが、Ustreamで見ることができますのでご紹介いたします。

参考動画(USTREAM)参議院「脱原発への道」
              (USTREAM)参議院「脱原発への道」

ただ今、アクセスが集中して混み合っています。もしお急ぎでなければお時間を置いていただくとクリアに視聴できます。

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原発汚染 NHK 特集再放送(必見)

2011年05月21日 | 原発震災・原発問題

今月15日に放映されたNHK ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月」の評価がすこぶる高い。私は見過ごしていますので、再放送に期待しています。

再放映:5月28日(土)NHK教育テレビ 15時~

高濃度の汚染を知らずに避難場所を再度移ることになる家族、大量死したニワトリ、養鶏場の悲劇。校庭が汚染されている福島市内の生徒たちの様子など、入魂の作。

NHKよ、良くがんばった!!  (まだみていないのですが・・笑)

NHKといえばエコチャンネルで4月26日(チェルノブイリ事故記念日)に放送されたこちらも傑作です。

<参考:NHKサイト>『事故から25年・チェルノブイリの教訓 ~残る健康被害~』

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隠される原子力・核の真実

2011年05月20日 | 研究・書籍

この国の原発報道、事故発表から感じとれることは、電力会社、政府、官僚、マスコミ、御用学者が正確なデータや真実を語らないことです。このことは日本の原子力の歴史の中では今に始まったことではないことが、小出裕章著『隠される原子力・核の真実』でも確かめられました。

少ない被曝は安全というのは妄言にすぎない。低線量でも安全な被曝などは存在しない。「しきい値」(症状が出る最低値)でも細胞の分子は損傷を受ける。原発は機械で、人間は神ではない・・(福島原発事故は神様の仕業、と言った与謝野馨とは正反対で、且つ正しい)

本書は昨年12月の初版発行。メジャーな出版社の発行でないだけに地味な装丁ではありますが、内容は濃い。専門用語が多く出てきますが解説付きなので勉強になります。しっかり読みました。

小出裕章氏の新書が今月末、発売されます。週刊「SPA!」を発行している扶桑社から新書で。今回が書籍としては“メジャーデビュー”かと思いましたが、tomさんのコメントで知りましたがすでに河出書房新社からも単行本『放射能汚染の現実を超えて』が出ていました 。小出先生の日頃の奮闘に賛意を表して、これらも購読したいと思います。

近日発売 『原発のウソ』(扶桑社新書)

参考情報(YouTube)小出裕章氏:核燃料露出の1号機は既に人類未体験ゾーンへ

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放射性物質から身を守る法

2011年05月18日 | 原発震災・原発問題

お父さん方、最近の女性週刊誌をお読みでしょうか。

3.11以降、女性週刊誌は男性週刊誌以上に目覚めています。原発・放射線に敏感になっています。

妊娠、育児、食卓・・女性達が見えない敵、放射線とどう向き合うか、各誌毎号この問題を大きく取り上げているのは当然のことでしょう。

放射能物質から身を守る方法・・ 我流でかき集めてみました

①なるべく屋外に出ず、家の中にいる②子どもを砂地で遊ばせない③外で作業をするときはほこりに注意、マスクは必ず着用する④牛乳は飲まない。原産地に注意する⑤雨水を飲まない⑥雨の降り始めは放射物質多いので濡れないように注意⑦水道水は飲まない。⑧野菜は外側の葉を取り除く。水で良く洗う、ゆでることで放射能を取り除ける。⑨魚は切ってゆでるとよい。ゆでた水は捨てる。⑩肉は焼いても効果なし。ゆでると良い。⑪赤ちゃんに母乳を飲ますのは避ける⑪ヨード剤を飲む・・

何だか面倒で残酷です。食材は概して「ゆでる」ことが良いようですが、味はどうなのでしょうか。有事の時に味など二の次ということでしょうか。

食卓にあがった放射能=“死の灰”。国の暫定規制値そのものが信じられない。「〇〇県産」はダメと排除しても、汚染食品がいずれは、加工食品の形で出回ったら、どこまで危険性が防げるかは疑問ではあります。

【漫画】橋本 勝氏

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「国破れて山河なし」の道のりなのか

2011年05月16日 | 原発震災・原発問題

「国破れて山河あり」 (杜甫)

 戦乱のために国は滅びても、故郷の山や川など自然はもとのまま温かく変わらない。有名な杜甫の詩の一節。

これまでの歴史は激しい戦争や災害の後も、古里の自然は静かに見守っていてくれた。ところが今回の原発事故は、それを許さない。自然の「山河」自体も破局に追いやってしまう。

、「国破れて山河なしとなる可能性がないとは言えない、とは政治学者、姜尚中氏。

いまだに収束しない福島第一原発。チェルノブイリの例からも、古里の自然・山河も失う様相は確実。杜甫先生もきっと驚かれていることだろう。

「国は利を以て利と為さず」

国家が国民のことを思わず、政府の利益増大ばかりを図ると、かえって国家の利益にならない。儒学の「大学」から。

飽食消費を奨励し、電力国策を無理押ししての結果は「原発亡国」への道のりなのか。古代中国の故事が思い浮かぶ。

参考ニューステレビ朝日「モーニングバード」5/12 コスト的にも原子力は安くない

 

【写真】ひと気のない双葉町 月刊『記録』

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放射線から子どもを守りたい

2011年05月12日 | 原発震災・原発問題

「子どもを守りたい 真実を教えて」福島市在住の村上倫子さん(33)の投稿です。(朝日新聞5/12「声」欄)

・・原発が爆発してから生活は一変した。・・パニックになってはいけない。正しく怖がらないと。ネットで情報を調べた。すると「心配要らない。大丈夫」「いますぐ避難。海外ならとっくに避難レベル」とばらばら。・・本当に福島にいていいの?政府も東電もあてにならない。・・とにかく子どもを守りたい。それだけです。誰か、お願いします。真実を教えてください。

お母さんの切実な想いに、胸が痛みます。

福島県内のある学校関係者が、相次ぐ県外者、留学生の入学辞退に「45キロ離れているのに・・」と怪訝そう。観光客の減ったお店の人も「ここは70キロ離れているのに・・」。この感覚で言うと、私の住む大泉町では日系人が故国に帰る様子を見て、「190キロ離れているのに・・」

人は原発事故現場からの「距離」を安心感の目安にしているところがあります。しかしチェルノブイリ原発では180キロ離れた町、バルトロメエフカの被害は甚大でした。今日のニュースでも300キロ離れた神奈川県南足柄市のお茶の葉に基準を超えたセシウムが・・。

こうなりますと「距離」だけで安心することはできません。私たちは放射能汚染とは、これから永く向き合っていくことなります。国民の多くが「被曝」によって、一様に「平均寿命」は短くなるのではないでしょうか。

医者が患者に「ガン告知」をするように、医者(政府)は症状(放射能拡散)が厳しくとも、一時の気休めでなく真実を伝えること。一方、国民もその事実をしっかり現実として受け止め、落ち着いてこれからの人生設計を立て直す、ダウン-サイジング(縮小)化にする生活、生き方の覚悟をもつことではないでしょうか。

【写真】入学式の元気な新一年生(群馬・邑楽町「広報おうら」)
    本文とは関係ありません。

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群馬の反原発学者、高木仁三郎

2011年05月10日 | 原発震災・原発問題

きょうは昼ごろ北風が強く吹いていた。その空気がなんとなく鉄の臭いがしてならなかった。

一般の新聞を注意深く読んでいるだけで、放射性物質が身近に忍び寄って来ていることが分かる。足利市の牧草からヨウ素90ベクレル、セシウム650ベクレル。熊谷市の牧草もヨウ素90ベクレル、セシウム420ベクレル。(上毛新聞5/3)

前橋、高崎、館林の3市の牧草から国の基準を超える放射性物質セシウム。前橋750ベクレル、高崎530ベクレル、館林440ベクレル。(朝日5/7)

なにげなく聞いていたTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」で、16年前に浜岡原発の賛否をめぐって、原発反対派と賛成推進派の論戦があったことを話題にしていた。

反対派の論客は、高木仁三郎氏。「もし大地震が起きれば原発の給水系は壊れ制御棒はメルトダウンする。原子炉がいくつもある福島、福井では複合的に壊滅する」

スタジオの大沢悠里氏らは高木仁三郎の予測が、今進行中の福島第一原発の有り様とあまりにも同じ、と驚きの声を。

賛成派は、官庁の課長。「反対派は原発がいかに危険かばかりを議論している。安全この上ないのに。事故は仮想にすぎない。事故は決して起きないからマニュアルは不要。万一事故があったらマニュアルは役立たない。事故があったら終わりだ」

賛成派の官僚の言葉は乱暴だが、「終わりだ」は、制御不可能の原発の恐ろしさを反面表現している。

原発関係の書物を読んでいると「高木仁三郎」の名前がしばしば登場してくる。

高木 仁三郎(たかぎ じんざぶろう1938-2000)。物理学者、理学博士。群馬県前橋市の医師の息子。前橋高ー東大理学部化学科卒業。 専門は核化学。

「腐った“原子村”と闘った男。電力会社からの口止め料3億円(現在なら100億円相当)を断った科学者」として今発売中の『週刊現代』5/21号でも詳しく紹介されています。“電力国策”に背く学者とマークされ尾行こそ付いたもの、研究費は付かず苦労したこともあり自身の私財で「高木基金」を創設、後進の研究者育成にも気を配った人。

参考サイト:高木仁三郎の部屋

放射能汚染の厳しい状況がこれからもつづきますが、郷土からも脱原発に苦心した立派な先人がいたこと、その遺志を無駄にしないで継承したいものです。

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父の日にガイガーカウンターは?

2011年05月09日 | 原発震災・原発問題

「父の日に何か欲しいものある?」

毎年、家族から訊かれますが「特にないよ~」が答え。

ところが今年は、欲しいものがあります。

それはガイガーカウンター(放射線測定器、放射能検知器)!!

3.11以降、ガイガーカウンターの市場価格はウナギ登り。通常価格の2倍から3倍以上に跳ね上がっています。ただ父の日プレゼントとしては、高価すぎます。

購入に当たって注意したいことは、

(1)日本製か欧米製が好ましい。

(2)アルファ線(α)、ベーター線(β)、ガンマー線(γ)、 X線を測定できるもの。

(3)シーベルトの測定はコンマ2ケタは最低必要。

(4)価格は5万円未満

以上を満たす機種は、いまのところ見当たりません。もしケータイ電話に放射能測定機能付きが出たらきっと、爆発的に売れるでしょうね。

しかし実際、ガイガーカウンターを持参したとして、あまり神経質になると、どこにも出かけられなくなるかもしれない。知らぬが仏?。

できることなら、このような測定器が要らなくなる社会になることが理想です。

したがって、今年の父の日プレゼントも「特にないよ~」と答えることにします(笑)

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ガイガーカウンター 放射能測定機 CEマーク付き(マニュアル付属)
クリエーター情報なし
海外製
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八百長だった沖縄基地返還劇

2011年05月07日 | 政治

昨年5月の今の時期は、沖縄の普天間基地問題が大詰めを迎えていた。丁寧言葉で誠実そうな鳩山首相(当時)の「腹案」を信じ、きっと何らかの進展を見出すであろうと期待をもって見守っていた。ところが5月末を過ぎても首相の腹案はもちろん、菅副総理も小沢一郎幹事長もまったく音なしの構えで動くことはなかった。

この外交交渉が実は「八百長」であったことが、このほど機密公開されたウィキリークスの約7000点の公電で明らかになった。

鳩山政権は代替案を模索するものの、受け入れない限り現行(辺野古)案通りに進めると米国側に密かに伝えていたという。つまり民主党新政権の県外への移設案は「形だけ」のポーズで、当初から辺野古案を視野に入れていたのだ。早くも予算成立後は社民党との連立解消も計算していた。

さらに驚きは、日本の外務・防衛官僚が、米国に対して「早期に柔軟にならずに譲歩しないように」助言していたと公電は記している。

なんだぁ?一体これって!!

官僚達の国籍は本当に「日本国」なのか、と呆れてしまう。

無責任体制は、なにも民主党政権に始まったことではない。2007年7月~8月の2カ月だけの防衛大臣だった小池百合子氏(自民)もひどい。当時50メートル(辺野古)沖合移設に同意する、と沖縄県知事に約束していた。「2009年にはどうせ違う政権ができているから何を約束したかは問題にならない」と平然。

ウィキリークスは良くすっぱ抜いてくれたと思う。
このようなことは嘘だ、事実でない!と日本政府・高官にはただちに反論してほしい。ところがこれらの公電公開に対して政府高官らは反論せず。「コメントも確認もしないという方針」だそうな。

すっかり民主党政権の自作自演、茶番に乗せられた。猿芝居劇団長のおサルさんに笑われてしまった。

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RSSリーダーの交代

2011年05月06日 | IT関連

わたしは、定期的なブログ、ニュースの巡回閲覧にはRSSリーダーを使っています。

正確にはRSS(Rich Site Summary)。まとめてサイトを読む機能とでもいう意味でしょう。ブログやニュースの更新情報をRSSリーダーを使うことで瞬時に、確認することができます。

これまで永い間gooが提供していた「goo RSSリーダー」を愛用していましたが5月末日でサービスを終了するとのこと。気になる中止の理由は書かれていません。

しかたなく別なリーダーへの乗り換えを検討しました。RSSリーダーにもさまざまな種類があり迷いました。ただ、これまでなじんでいたgooと似た感じのものとして「google RSSリーダー」を選び、さっそく衣替え(引っ越し)いたしました。今のところ特に違和感はありません。

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原子炉を眠らせ、太陽光を・・

2011年05月03日 | 研究・書籍

まさに時を得た書のタイトルです。

『原子炉を眠らせ、太陽を呼び覚ませ』

原発問題を整理し、代替エネルギー計画と原発の終焉のシナリオを示す画期的な「脱原発論」。著者、森永晴彦氏は、1922年生まれの原子核物理学者。東京大学理学部出身。東大にももちろん良心的な学者がいる。

今発売中の「サンデー毎日」2011.5.8/15号に、フクシマを眠らせ太陽を呼び覚ませ、と題した紹介記事がある。

今回の大惨事を「政、官、業、学」が“備えなければ憂いなし”で招いたもの。産官学の“原子村”の弊害。本書の中でも触れているが、日本の原発現場は、機械工学、システム工学を学んだものは多いが、不測の事態に役立つのは基礎物理、基礎化学の専門家。それはマニュアルでデザインするより原理原則が求められるから。日本物理学会の会員で電力会社に就職した人はほとんどいない、とも。

放射能に関する実験をしている工業高校はわずか。不必要に放射能を恐れることなく、学校における放射線・放射能教育の実施を主張している。高校化学でも学ぶことも推奨している。

「原子力技術はわれわれの限界を超え、われわれを全滅させうる可能性も持ってしまった。」(この学問的な謙虚さは、同じ東大出身でも大橋弘忠氏らとは大きく異なる)そこで森永氏は代替エネルギーとしての「太陽」に着目する。

三洋電機が提唱した「ジェネシス(GENESIS)計画」にも言及している。日本中の屋根の2分の1に太陽電池を設置すれば家庭の消費電力は大方まかなえると桑野幸徳氏(三洋)の言葉を引用。これからの時代は、三洋電機の蓄積されたソーラー技術力の登場が強く待ち望まれているように思えてならない。

先進的なこの書は1997年の初版。14年も前の警鐘だった。。

【写真】YOKOGAWA提供

 

原子炉を眠らせ、太陽を呼び覚ませ
クリエーター情報なし
草思社
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