ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

8%消費増税 公的年金1%減

2014年03月30日 | 経済

4月から軒並み増税で価格が上がりますね。うれしいことに年金は下がりますが・・
安倍政権の経済政策は結局、貨幣増刷による単なるインフレ政策に他なりません。
何もありがたがることはないでしょう。個人負担だけは確実に増すだけですから。

消費税8%アップを強引に決めたのは、野田内閣。政権前公約を見事に破って。
思えば過去、5%に決めたのは村山内閣。消費税反対の党から出た首相が自らの公約をかなぐり捨てての方針転換。17年前(1997年・平成9年)の、あの時も驚きあきれました。

消費税3%施行は1989年・平成元年、竹下内閣。りっぱなご英断でした。

政府政権をつかさどる政治家たちは、税制改革は真剣に行わず、不要な特殊法人・団体の整理統合も行政改革も不徹底、無駄な公共投資や思いやり基地予算もそのまま。そして行きつく先はもっとも簡単に徴収できる国民大衆からの消費税アップ。

しかしそんな政権をありがたく毎度ご支持申し上げているのも国民・有権者です。

美しい国にふさわしい、かしこい国民。そのほこりを持って増税には協力しましょう。


しかし急げ!急げ!増税前のお買い物(笑)

 

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【三橋貴明】官僚の点数が上がる消費税増税に待った!

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“ブラジル町”に住んでみよう!

2014年03月26日 | 地域・一般

『群馬県ブラジル町に住んでみた』中川学 著(マンガ)メディアファクトリー 2013年

今年38歳になる著者は非社交的で海外に行ったことがなく外国人とのつきあいもない。そんな彼が、ブラジル・ペルー人が人口の1割以上を占める群馬県大泉町と出会う。最初は日帰り取材を試みるも次第にここ“ブラジル町”に魅かれ、ついには転居。どっぷりブラジル料理や生活スタイルを学びラテンな友達作りに挑戦する・・そんな汗と涙のコミックエッセイ!・・とイントロ紹介されている。

著者は本当に心底、大泉町を好きになったように感じる。町を茶化したようなところがなく、“真摯な(笑)マンガ”になっている。以前に『爆笑問題』がTV取材で訪れたことがありますが、その時は西小泉駅前に着いたとたん小馬鹿にしたようにもとれるトークで始まっていた。(もっとも毒舌が彼らのウリでもあるので責められませんが)そこに行くと本書ではそのような描かれ方が一切ない。むしろブラジル町に敬意を払っているようにさえ受け取れます。

面白い“まじめなマンガ”

道産子の著者は漫画家になるまえは、北海道教育大を卒業し小学校の教員をしていた。しかし大病をして人生観が変わったようだ。漫画を描きながらも、自分探しの模索を今も続けていることが、この作品を通しても感じられた。「まじめなマンガ」それでいて面白い。
“ブラジル町”に暮らす住民の一人として、とても好感の持てる1冊でした。

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群馬県ブラジル町に住んでみた ラテンな友だちづくり奮闘記 (コミックエッセイ)
中川 学 著

KADOKAWA / メディアファクトリー 

きょうの推薦曲は「セルジオメンデス&ブラジル66」のPretty World  

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あの戦争は何だったのか 説明責任は?

2014年03月24日 | 研究・書籍

『あの戦争は何だったのか』保阪正康 著 新潮新書 2005年

東大、京大卒より勢いのあった陸大、海大卒

高校の同窓会名簿を見ていると旧制中学校の頃の人たちの進路先に「陸士陸大」「海兵海大」というのが目に入る。「陸士陸大」とは陸軍士官学校を卒業しさらに陸軍大学校に進んだ人、「海兵海大」は海軍兵学校から海軍大学校を出た人だ。当時、陸士、海兵を卒業するだけでも数少ないエリート。陸大、海大は将官クラスを約束されたそれこそ超エリートだ。

一概に「軍部」といっても誰のことなのか、一般の兵隊さんも総称されかねない。戦争遂行を指揮した軍部中枢とは参謀本部、軍令部、作戦部、陸軍省、海軍省の軍務局などを指す。

20人のウルトラ超エリートが机上作戦を

本書では、大本営を構成していたのは約200人の幕僚、その中でも大本営の頭脳集団で東京永田町三宅坂にあった「作戦部」の20人はいずれも陸大、海大時代の成績が5番以内であった人物たちだという。この作戦部のキャリア幕僚達こそがこの国の運命のキーを握っていた。

一般に戦争を始めたのは陸軍という風に考えられているが、「武力発動」ができたのは唯一海軍だった・・。三国同盟に反対だった山本五十六は海軍内部でも少数派で軍務局、軍令部の海軍主流派は、実はいずれも好戦派だったとも。

著者の“太平洋戦争批判”の一つは、「なぜあのような目的も曖昧な戦争を3年8ケ月も続けたかの説明責任が果たされていないこと」を指摘する。そのことは戦争というプロジェクトだけでなく、戦後社会にあってもみられる現実と語る(2005年現在)。

「戦略、つまり思想や理念といった土台はあまり考えずに戦術のみにひたすら走っていく。対処療法にこだわり、ほころびにつぎを当てるだけの対応策に入り込んでいく。現実を冷静にみないで、願望や期待をすぐに事実に置き換えてしまう。太平洋戦争は今なお私たちにとって“良き反面教師”なのである。」

含蓄のある重い言葉です。客観的条件を軽く見、国策先行で戦術のみに走り推進した原子力発電、そして原発震災後の今の状況とも・・。

ノンフィクション作家、保阪正康氏の本をじっくり読んだのは初めてだ。保阪氏はこれまで戦後史を書くにあたっては2000名以上の閣僚から一兵卒まで実際に会って取材を重ねてきた。優れた作家だと思う。保阪氏は最近の安倍首相の集団的自衛権容認については、これにより「軍事を政治の背景に置く」ことになり、戦後保守政治の思想であった「政治は政治でやる」という平和的で崇高ともいえる方針の転換を意味し自民党内の保守リベラル勢力の後退ではないかと危惧している。
「大人のための歴史教科書」の副題のとおり、成人として本書に記されている史実のことは常識として身につけておきたいと思った。

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あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書)
保阪正康 著

新潮社             

 

平時から戦時への法体系に変わると警鐘する作家・保阪正康氏 ~立憲フォーラム院内学習会

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XPの後継はWin7中古で行く

2014年03月21日 | IT関連

WindowsXP(2001年10月)
同  SP3(2008年7月)
WindowsVista(2006年7月)
同  SP2(2009年5月)
Windows7(2009年9月)
同  SP1(2011年2月)
Windows8(2012年8月)
同    8.1(2013年10月)カッコ内は発売年月。

今まで使用していたノートパソコンのXPは、サービズパック(SP)は最新のSP3にはなっています。それでもXPは4月8日(日本時間では9日)に修正プログラムのサポート配信が終了になります。終了したからと言ってインターネットに接続しないで、ワープロや表計算などに使っているだけならば心配はないのですが。

当方は後継としてWin7の入った中古のノートパソコンを入手、今回Win8は見送りました。セキュリティソフトもプリインストールされているKINGSOFTのものを使用しすべて安上がりに済ませました。無線マウス、キーボードカバーなど小物も含めて全部で3万円以下でした。

スペックは以下。

Compaq 6730
CPU:Core2DUO 2.4GHz
メモリー:4096MB(4G)
HDD:160GB
DVDスーパーマルチ

どうやらこれまでビジネス用に使われていたものを改装した商品と察せられます。中古市場が思ったよりも充実していて信頼できることを改めて感じました。これで十分満足です。
それにしてもウイルスは、誰がどんな目的で放っているのか不思議ですね。それに対抗してOSもセキュリティソフトも絶えずアップグレードをしていかなければならない。だが需要の牽引にはしっかりつながっている。なんとも理解しがたい世界です。

OSも寡占的な1社のものに左右されることなく、理想はリナックス(Linux)がもっともっと普及してほしいところです。しかし何事も理想通りには進まないのが世の常なのでしょう。

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中古 ノートパソコンHP 【Windows7 搭載】【Core2Duo】【メモリー2048MB】【HDD160GB】【DVD-ROM搭載】
Compaq 6730b

Hewlett-Packard

【windows95のCMソングにも使われたThe Rolling Stonesの Start Me Up】

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国際裁判に参加しない国々(再)

2014年03月18日 | 研究・書籍

1年前の「ポポロの広場」でのお話です。このアーティクル(記事)は、広場にお越しのポポロの友人から良い評価をいただきました。アンコールにお応えして再掲載させていただきます。

国境紛争、領土問題、民族帰属問題など「国際司法裁判所」が機能していれば、多くの人たちの血が流れることなく平和裏に解決できるはずなのです。しかし現実は・・

 

 
国際裁判に参加しない国々

3.11東日本大震災直前の頃、私は何を考えていたか・・。領土問題、とりわけ「尖閣ビデオ」を公開した勇気ある元海上保安官の一色正春氏の行動と言葉をかみしめていたことを思い出します。同...
 


 

国際司法裁判所
小田滋・東北大学名誉教授
日本評論社
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ちっちでブルドック ♪

2014年03月13日 | 愛しのオールディーズ

元気ですかアーーーー!!

アントニオ猪木議員の発声に負けないでがんばりましょう(笑)


きょうの話題は懐かしいロックギターの名曲『ブルドック』。ブル犬のほっぺたがユラユラ揺れている感じが曲の調子に良く出ている傑作です。この曲はポップミュージックの作曲家、Jeff Barry(米国) による作品。

私が初めて聴いたのは、ザ・ストリング・ア・ロングスの演奏するもので、ゆったりしたスローなテンポのオリジナル風『ブルドック』でした。(YouTubeでは現在削除されたまま見当たりません)今でもこれが一番ブルドックらしいと感じています。次にほぼ同時期、べンチャーズによるサウンドも耳にしました。これもイイですね。その後、多くのバンドがアップテンポにツイスト調にアレンジしてコピーしています。寺内タケシ&ブルージーンズやB.C.V.そしてTOMOKO。今日紹介する少女バンド、ストロベリー・パフェもそれぞれ微妙に変化をつけてブルドックを弾いています。

ストロベリー・パフェは、ちっち(Chicci)こと池田千尋さんがリードギターを務める中高生の編成バンド。ちっちは5才からギターを手にし幼い時から天才ギタリストとしてマスコミからも注目されていますのご存知の方も多いかと思います。

イントロを走るいかにもリズムギターらしいユキナさん、ドラムのサラさんはまだ中学生。力強いベース巧者はゴリさん(引退)。

 
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【写真】べンチャーズのリーダー、ドン・ウィルソン(80才)とちっち(16才)

 

ちっち・ストロベリーパフェ  ~ブルドック、逃亡者、朝日のあたる家

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原発震災3回忌

2014年03月10日 | 原発震災・原発問題

東日本大震災から明日で3年。復興はなかなか進んでいない。阪神淡路大震災に比べてもその歩みは遅い。その違いは原発事故が重くのしかかっているからだ。その意味で地震学者の石橋克彦氏による「原発震災」という呼び方がふさわしいと思う。

原発震災から3年、今も福島第一原発からは毎時1千万ベクレル、毎日2億4千万ベクレルの放射性物質が環境に放出され続けていることに変わりはありません。昼夜、事故現場では高い放射線量を受けながらも約3千人の労働者たちが働く。16万人が避難し子どもたちが放射能汚染にさらされている現実は今も続いています。

今発売中の科学誌『Newton (ニュートン)』の2014年4月号の特集が詳しい。「災厄 福島原発1000日ドキュメント」として科学誌らしい中立的客観的な立場から「原発の是非を考えるうえでの必読資料」としてほしいとうたっている。
同誌の中で「未来の最終処分場」について、10万年後はどうなるかと設問しガラス固化体を囲むオーバーパックの腐食、さびで火山の噴火や地震のひんぱんに起こる日本で人工バリアが果たして可能なのだろうかと・・・。

 

福島でも五輪開催を!!

「力あわせる200万群馬 さよなら原発アクション in 高崎)に制服向上委員会のアイドルたちがやってきました=写真(森村圭介氏撮影)。

制服向上委員会の少女たちの考えた「マニフェスト」に傑作があります。
その1、「2020年のオリンピック開催地に東京だけでなく、一部競技を福島にて開催」を
福島の安全性をアピールするなら絶好の機会です。安倍首相が完全に汚染水はコントロール出来ていると断言されているわけですから。良い提案だと思います。ぜひ五輪・パラリンピック会場の一部を福島で!

明日(3月11日)14時46分は黙祷を。


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Newton (ニュートン) 2014年 04月号 [雑誌]
特集:災厄 福島原発1000日
ニュートンプレス

 

20140307 報道するラジオ「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」小出裕章京大助教24分過ぎ出演

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家電にもジェネリックの流れ

2014年03月08日 | 研究・書籍
安くてもスゴイ! ジェネリック家電の世界
近藤拓史&ジュネリック家電推進委員会
集英社

特許が切れて、その分安くなった後発医薬品をジェネリック薬品といいますが、電器製品の世界でも品質が確かな無名ブランドの「ジェネリック家電」が広まっています。

ジェネリック家電のメーカーの広報宣伝業務は総務・庶務課が兼ねていて取材を申し込んでも「うちは間に合っています」と善意な無反応が多いという。そんな中でもジェネリックの代表格、山善(やまぜん)は毎月、自作の動画をYouTubeにアップしている。制作費はさほどかからない。そこがいかにも低価格戦略のジェネリックメーカーらしい。 

【YAMAZEN ジェネリック劇場】お得なのはどちら?扇風機編

 

ヴィンテージ・ジェネリックのアイワ、三洋

新書『安くてもスゴイ! ジェネリック家電の世界』の中では後半に「伝説のヴィンテージ・ジェネリックに触ってみる!」編でアイワと三洋電機が好意的に紹介されている。ソニーと提携したアイワの“ジェネリック的”な運命。三洋については、「あの頃、みんなU4を聴きながら大きくなった」。立て位置のビデオXacti、時計付ラジオRawatchなどを取り上げ「日本人が愛した三洋電機のカジュアル感」との見出し。往年の三洋ファンには嬉しくなる記事でした。

わが広場でも気がつけば扇風機に山善、ビデオカメラがグリーンハウス、レコーダーがバッファロー、家庭調理器に(有)新津興器・・いずれも故障もなく十分楽しめている。ただ昨年のブログで触れましたが太田市の「おおたんラジオ」はいまいちでしたね。いくら安いからといってもチューニングがしずらく満足できません。これもジェネリックの製品といえましょう。しかし全体的にはジェネリックの精度は高くなっています。大手伝統メーカーにとってジェネリック家電は、今後ますます無視できない存在になってくることでしょう。

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大泉、太田 防災ラジオ比較
太田市ではこのほど、市民の防災向けに「おおたんラジオ」を発売=写真(左)。防災多機能な「おおたんラジオ」省電力のLEDライトは明るい。ライト点滅しサイレンも鳴り、まさに...
 

 

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国家とインターネット

2014年03月06日 | IT関連

【国家とインターネット】和田伸一郎著(講談社選書)


ビットコインはモノ扱いで封じられるか

「ビットコインは通貨でなく“モノ”として扱う。取引売却益は課税対象とする」との政府見解に基づき明日にも閣議決定される。インターネット通貨には網をかけ封じる方向に感じる。新経済連盟の代表理事、三木谷浩史氏(楽天社長)は「拙速に動かない方がいい。日本国内でどこまで規制ができるか実効性に問題がある」としている(TBSラジオ)。

私も三木谷氏のコメントに同感です。インターネットの世界は簡単に国境を超えてしまう。日本が一国で規制を強めても果たしてどこまで効き目があるものだろうか。それよりその規制によって日本企業やユーザーがビジネスチャンスを逃してしまう損失の方が心配になる。

ちょうど今、『国家とインターネット』を読み終えたところです。書名に惹かれて手にしたものですが学術書独特の難解な言い回しが多く途中、幾度となく寝入ってしまった。ただ丁度ビットコインのことが話題になっていたこともあり、国家の通貨とネットの通貨のあり方を考えながら本書を読んでいると参考になるところはあった。


軍事技術が母体のインターネット

インターネットはアメリカの国防総省が構築した軍事技術のネットワーク(ARPAネット)の開発から始まった。ソ連の人工衛星(スプートニクス)打ち上げ成功に衝撃を受けた(スプートニクショック)米国は、ソ連からの核攻撃の脅威に対抗するための防衛システムの研究が国策としてなされた。そのためARPAネットは中央集中管理でなくサーバーを分散することによっても運用が維持される不滅のネットワークとして設計された。それにしても米国はこのような国家的な重要技術をなぜ惜しみもなく広く民生化するに至ったのだろうか。

その答えは「冷戦終結」が周知の認めるところ。しかし旧ソ連・東側の脅威が消えたとはいえ、それだけで軍事技術を世界に開放してしまって国防上問題はなかったのだろうかと常々疑問に感じていた。本書はもう一つの答えを「新自由主義の規制緩和」に求め詳しく言及している。

新自由主義は国家の関与を弱め民営化を強く押し進め「小さい政府」を理想とする。そのため国家負担を軽減するためには軍事技術といえども民生化を進めたとみることができる。(民間の戦争請負会社も一例)。「フリー」「オープン」「共有」の賞賛できるネットの世界ですが一方で著者はインターネットの軍事化といった側面、ネットの両義性についても目を向けている・・。

それにしても固いコチンコチンの記述がオンパレードです。途中で腹を決め、分からないところは立ち止まって用語を調べたりせずに、そのまま飛びきり飛ばして“ロックンロール”のステップで行きました(笑)。すると中盤から次第に著者の言い回しにも慣れ理解が進むようになってきたから不思議でした。

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国家とインターネット (講談社選書メチエ)
和田伸一郎著(中部大准教授)
講談社
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ビットコインがいなくなってゴメン・・

2014年03月02日 | IT関連

前回「ビットコインはまだ実験段階か」と記しましたが、早くも取引所の破綻が明らかになってしまいました。

「システムに弱いところがありビットコインがいなくなって・・本当にすみません・・」とたどたどしい日本語でMt. Gox社のマイク・カルプレスCEOが頭を下げた。

いなくなった(消失)お金は114億円(海外時価換算で500億円)、債権者は12万7千人、うち日本人の利用者は0.8%(約1千人)だという。2009年から取引が始まってまだ5年。ビットコインは早くも大きな試練に立たされてしまった。

IT関係に精通した利用者が常にリスク覚悟だったせいなのか「仕方がない」とあきらめている被害者も少なくない。詐欺的な破綻の様相にはなってしまっていますが、国境を超えインターネット上で流通する未来通貨というビットコインの考え方、その目指す方向自体はまちがってはいないように思えてなりません。

仮想通貨に限らず現実通貨でも常に売買行為には、悪意のあるリスクは付きまといます。ビットコインのもつネットならではのビジネスチャンス、利便性へのあくなき追求はこれからもつづくような気がします。

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週刊ニューズウィーク日本版 2014年 2/25号 [雑誌]
ビットコイン特集
阪急コミュニケーションズ

 ビットコインとは何なのか

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