ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

浦和うなこちゃん,今どこに 彫像(2)

2016年02月29日 | 彫像

さいたま市の別所沼公園に置かれていた「浦和うなこちゃん」の石像の前で写真を撮ったのは3年前。この像、昨年11月に何者かに持ち去られてしまったまま・・。

うなこちゃんは、漫画家のやなせたかしさんがデザインしたものです。
「消えていくでござる。無駄な抵抗はせぬ。ゼロの世界に消えていくでござる」と言い残し他界したやなせたかし(享年94歳)さんももういない。

うなこちゃんはさいたま市内のうなぎ専門店でつくる「浦和のうなぎを育てる会」のキャラクター。別所沼公園の地名のように辺りは、かつて沼地が多く、うなぎがたくさん取れた。石像は2009年5月に同会から市に寄贈。写真のように高さ30センチ前後、足がボルトで台座に固定されていたにもかかわらず。


撮影データ2013/5/5 カメラ:Casio EX-ZR300 レンズ:絞りF3 シャッター1/250秒

 

浦和うなこちゃんによる「うなぎ小唄」

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シャープ社員にエールを送りたい

2016年02月26日 | 経済

かつての関西家電御三家、松下、三洋、シャープ。すでに三洋電機はパナソニックの子会社になりましたが、シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の下で再建を目指すことになるという。買収総額は6600億円、果たしてこの額安いのか高いのか・・安いような気が・・。日本の家電大手が外資に買収されてのはこれが初めてのケースになります。

三洋電機とシャープは良きライバル関係にありました。両社とも創業者の魅力のある個性で会社をどんどん大きくしていった。その業容も似ている。危険で技術的に不完全な原発ではなく、太陽光ソーラー、液晶事業などクリーンなソフトエナジーによる環境造りを提案してきました。独創的な開発でもユニークな製品が多く技術力は優れています。

鴻海という会社は、米アップル社のスマホなどの組立てを受託製造する専門会社。それだけに自社のブランドで勝負することはこれまでありません。世界的なブランド力もあるシャープの活用を鴻海としては強く期待しているのでしょう。

安易なリストラはするな

しかし、早くも40歳以上の社員はリストラの対象にすることを考えていると聞く。社員に雇用不安を感じさせるような職場状況ではこれから先、良いアイデアは出ないし生産性も伸びないと経営陣には心してもらいたい。これまでのシャープ社員の培ってきたマンパワーを存分に活かしてこそ未来に期待が持てるというものだ。鴻海の傘下にシャープが入ることによって鴻海、シャープ両社の社員たちにとってハッピーになるよう願ってやみません。

 

シャープ 太陽光発電CM 吉永小百合

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女医1号 荻野吟子女史  彫像(1)

2016年02月23日 | 彫像

ポポロの広場のカテゴリーに新しく「彫像」を加えます。

初回は荻野吟子(おぎのぎんこ 1851-1913)女史の彫像です。
日本の女性の最初のお医者さん。その生地、埼玉県熊谷市(旧妻沼町)俵瀬には記念館と共に胸像が建てられています。

彼女は18歳で結婚。夫から性病を移されその治療検診時の屈辱が女性医師の必要性を強く感じ医師への道を志したと聞きます。

きりっと凛々しい吟子さんの表情には、ぐっと魅せら元気づけられます。


撮影データ2016/2/22 カメラ:オリンパスペンE-P5 レンズ:ズイコー14-42ミリ 絞りF6.3 シャッター1/200秒 手振れon ホワイトバランス auto  SDカード 東芝16GB(SDHC USH-1)

日本最初の女医 荻野吟子

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懐かしい米国映画 『折れた矢』

2016年02月22日 | 映画・芸能

(今日はgooブログのお題投稿「好きな映画」に参加してみました)

高校時代に見た映画で、今もDVDで保管している映画が『折れた矢』(Broken Arrow)、推奨します。

小さい頃から西部劇が大好きでボブホープの『腰ぬけ二丁拳銃』のマネなどしていました。それまでどの西部劇でもインディアンは、突然襲撃してくる悪役のイメージが固定していました。ところがこの『折れた矢』では、その見方が逆転していたのに驚きでした。

主人公、トムは白人青年ですが、傷ついたアパッチの少年を助けた時から「インディアンも母親は子のために案じて泣き、公共な精神を持っている」と学習し自身の考えを修正しました。

アパッチ族の大酋長コーチーズは「戦争を始めたのは白人だ。お互いに信用し合うことが平和の道」「アパッチにも白人にもワルイ奴もいるし良い奴もいる」と冷静に話している。

アパッチ族は酋長たちが集まり合議制をもっていた。白人の攻勢を前にコーチーズが各酋長に向かって語る言葉が素晴らしい。「強風に向かってもなぎ倒されてしまうだけだ我々も新しい生き方を学ばねばならない。変化を受け入れるべき時だ

いつの時代にも穏健な和平派に反発する徹底抗戦のラジカルなグループが発生する。コーチーズの主張はなんとも弱々しい、と怒りアパッチ族を去って新集団を名乗ったのが「ジェロニモ」だった。

この映画の見所は、主人公トムとアパッチの少女ソンシアレイとの純愛、やがて結婚する人種を超えたロマンなのですが、なんといっても全編に渡って先住民・インディアンの立場を正しくとらえようとしている姿勢が好感が持てます。何回見ても良い映画です。

 

折れた矢 [DVD]
Broken Arrow 1950年アメリカ作品
ジェームズ・スチュワート ジェフ・チャンドラー デブラ・パジェット

 

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ああ目の中、蚊だらけ(飛蚊症)

2016年02月20日 | スポーツ・健康
 
目に中に「蚊」を飼い始めました

何日か前の正午過ぎ、パソコンの画面に向かってキーを叩いていましたら突然、黒い物体が浮遊しているように現れてきました。これが飛蚊症か。。これまで飛蚊症(ひぶんしょう)というのがあ...
 

上記はちょうど1年前のブログ記事です。

目の中に「蚊」を飼い始めて2年目の今年、左目も飛蚊症になりました。それにしても飛蚊症(ひぶんしょう)、なんともうまい命名ですね。

昨年は驚いたこともありすぐに眼科医に診てもらいましたが、今回は行きません。あきらめました。老化ですから手の打ちようはありません。やれ野菜を摂れだのサプリが効くだのという怪しい識者や広告がありますが、どれも治る決定打ではないのです。

蚊たちには時々イライラしますが、やっと慣れたところでまた増えてしまいました。今度の方が蚊のサイズが大きい。

今日の動画はモスキットコイル(取り線香の意味)のブルース。モノクロ画面のちらつき、不安定な曲調がなんだか飛蚊症っぽいデス(笑)

 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

Blues - Mosquito Coil

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終わらない「映画」はない

2016年02月19日 | 映画・芸能

文藝春秋3月号での「88人最期の言葉」が面白かった。

88人のそれぞれのお別れの言葉、意味深いものですが、特に印象に残ったのは次の3つです。

「消えていくでござる」
やなせたかし(享年94歳)
無駄な抵抗はせぬ。ゼロの世界に消えていくでござる。


「なにになってもいいではないか」
湯川秀樹(同74歳)
今度生れてくるくるものは何になってのいいではないか。合理的に考えるから宗教にならないわけ。


「終わらない映画はない」
淀川長治(同89歳)
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ


20代で亡くなった歌手の尾崎豊や一ノ瀬泰造(戦場カメラマン)などもそれぞれ最期のせつない言葉がありました。著名人に限らず、ポポロ(庶民)も日頃話しているその人の持説や口癖そのものが家族や友人の脳裏に残ればそれも「最期の言葉」なのだと思いました。

 

文藝春秋2016年3月号[雑誌]
88人最期の言葉
文藝春秋

淀川長治  サヨナラ♪ サヨナラ♪ サヨナラ♪

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年金資金をじゃぶじゃぶ投資に

2016年02月16日 | 経済

最近の株価下落で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用の損失が拡大していることに関連し、安倍首相は「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」と将来、年金支給の減額もあり、と衆院予算委で平然と答弁。

まじめに働いての国家財政救済のためなら減額も理解しますが、勝手な投資をしてその損失を国民に廻すのではたまったものではない。いったい運用責任は誰がとるのだろうか。

仮に利益が出ても増額はしない。損が出たら減額する・・。国民からの大事な預かり金の公的年金(基礎部分も含)を株式に50%も投資する神経が分かりません。米国でさえ最低保障年金部分は100%国債での運用しているというのに。

ギャンブル狂いのオヤジと同じ

元本割れになるような下手なギャンブルはやるんじゃない!!
まるで家族の了承も得ずして、なけなしの生活費をワシづかみしギャンブル場に走る放蕩親父と同じだ、安倍政権は。

このところ政治のはバカバカしくて空しい限り。余り話題にもしたくないのですがデタラメなことが次から次へ・・。それでも、それらを懲りもせず国民の多くは安倍自公政権に依然高い支持率を与えつづけている・・。

まったくわーけがわかりません。

 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

【動画】桃井かおりさん、同感です、疲れます。

クレームでお蔵入りになったCM 桃井かおり

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『幕末史』の見方も様々

2016年02月09日 | 研究・書籍

司馬遼太郎、没後20年

司馬遼太郎の『峠』を読み終えた余韻がまだ残っています。司馬遼太郎没後20年に当たり若手俳優の東出昌大が「文藝春秋2月号」誌上で司馬文学について、なかなか詳しく寄稿しています。『峠』は幕府側からの視点による作品で、『竜馬が行く』は倒幕派から見たもの。女性には『燃えよ剣』、子供たちには『21世紀に生きる君たち』がお薦めとありました。

新しい幕末史観を提起

新刊の広告欄でしか見ていませんが、昨年、原田伊織という作家が『明治維新という過ち』という驚くようなタイトルの本を出しました。「明治維新そのものを丸ごと否定!」(立花隆)と評されたこの新刊は発売され早、20刷を超えたといいます。
続く2作目は『官賊と幕臣たち』。副題は「列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート」米英による日本植民地化を命懸けで阻止したのは薩長ではなく徳川の直参たちだった!・・といった内容らしい。
著者の原田伊織という人の情報が少ないのですが、ネットをかき集めた限りでは、1946年京都生まれ。司馬遼太郎と同じ大阪外国語大の卒業。思想的にはアンチ・リベラル、つまり保守派作家からの見直しという点が興味深い。性別は分かりません。

進歩的だった河井継之助

『峠』では、長岡藩の家老・河井継之助の行動と思想はきわめて革新的だったことが読み取れました。彼は当時、幕府官学だった朱子学ではなく陽明学をあえて学び、反英国の外国人商人たちと活発に交流し最新兵器を調達、藩主牧野備前守をフランスに亡命させようとまで計画していた。実にスケールの大きなサムライでした。いわゆる幕府側が単純に頭の固い守旧派の集まりだったとはいえないことが良く分かります。

「明治維新」をどう捉えるか。翻っては近現代史をどう学び直すかは今、多くの日本国民に問われていると思います。

 
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

 

文藝春秋2016年2月号[雑誌]
司馬良太郎未発表原稿
文藝春秋
賊軍の昭和史
保阪正康 半藤一利
東洋経済新報社
コメント (2)
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河井継之助にみる中立策の難しさ

2016年02月04日 | 研究・書籍

司馬遼太郎の『峠』上、中、下巻を読みました。

幕末の越後長岡藩の家老、河井継之助を主人公にした小説です。読み応えのある長編小説でした。

尊王論に関心を持ち諸国を遊歴したという点では太田(群馬)の高山彦九郎(1747-1793)とも共通しますが河井継之助(1827-1868)の方が高山彦九郎より後の人。

時の勢いが徳川の世の終わりを告げていることを河井継之助は早くから察知していました。しかし薩長の倒幕軍には与(くみ)しなかった。なぜなら薩長の指導者は、心底からは攘夷を信奉していない。しかしその難題を幕府に向けて迫り、倒幕後の新政府では開国に転換することを継之助は見抜いていました。これは巨大な陰謀とさえいえること。

長岡藩を中立国スイスに

河井継之助の理想は、武装中立だった。そう欧州のスイスのような国をモデルに描いていた。小さいとはいえ長岡藩支配地域は勤皇派、佐幕派どちらにも属さずに独立した中立国を目指そうと。会津藩を相手に東北人同士が戦うようなことは避けたい。それより会津藩と薩長勢力の和平の仲介役を長岡藩は担いたいと考えていた・・。

構想をもっと早く開示していれば

なぜか河井継之助は早々に独立・中立論を口外しませんでした。慎重を喫したとはいえ開示はなく、それだけに長岡藩内でも勤皇系、佐幕系の2論に分かれ家老、継之助の真意が伝わりきれなかった。その点、私は忍城の殿様、のぼうが家臣はもちろんのこと農民大衆にも窮地の真相を打ち明けたように、藩内のポポロ(人々)を信じて独立中立構想をオープンにした方が結束が増し強い信頼を勝ち得たように思えたのですが・・。

きわめて好色な継之助。妻おすが、吉原の太夫小稲をはじめとする遊女たちとのやり取りが粋で面白ろい。これも司馬遼太郎の美的文学なのでしょうか。

中立・中道の道は険しくとも

中立政策は、昔も今も難しい。左右から攻め立てられる。しかし中立政策は大切だと思います。両極端を鎮める役は、世のため絶対に必要と思われるからです。
太田の旧強戸村をわが国初の革新自治体“無産村強戸”にした須永好翁が、中道の大切さを説きながらも「中道はわかるようでわかりづらい道だ」(ポポロの広場2012年10月20日)と語っていたことを『峠』を読んでいても終始考えさせられました。

 

峠 (上巻) (新潮文庫)
司馬遼太郎 
新潮社

紙芝居「幕末の風雲児 河井継之助」

 

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政治のアップグレードは望み薄

2016年02月01日 | IT関連

毎日新聞の全国世論調査。内閣支持率51% 甘利氏任命責任重くない46%(重い42%)内閣支持率は2ヶ月前の調査から8ポイント上昇・・。思わず笑ってしまいます。

まあこの分では来る参院選も差ほど変わりばえはしない結果となるでしょう。
当面、政治の「アップグレード」は期待しないことにしました。

今使用しているメイン機のパソコンのOSはVista Home Premiumです。もう8年になります。この間に一度ハードディスクが壊れリカバリーをしていますが、どうも最近動作が鈍くなっています。どうやらVistaは使用していて重くなる傾向が強くそのためWindows7にアップグレードするユーザーが多いと聞きました。

Windows7のアップグレード版を調べてみました。ヤフオクでも同版は1万円前後はする。ただ中古の場合、オンライン認証が不確かなものもあるので注意が必要ですががそれでも入札数は多い。つまり7のアップ版はいまひそかに人気なのです。

Windows10が出るまでは7のアップ版は5千円前後だったという。7にアップしてすぐに10へ進む人が多いようでそのためアップ版が値上がりしたというわけです。

さあ、どうするか思案どころです。
政治のアップグレードがダメなだけにせめてパソコンの環境だけでも向上させたいと思っていますが・・。

 

きょうの動画=『さらば青春』・・私の好きな曲のひとつです♪


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

Microsoft Windows7 Professional 32bit Service Pack 1 日本語 DSP版 DVD LCP 【紙パッケージ版】
 
マイクロソフト(DSP)

 

小椋 佳&賈鵬芳 「さらば青春」

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