ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

映画『弁護士 布施辰治』

2010年11月27日 | 映画・芸能
きょうは、ドキュメンタリー映画『布施辰治』を太田市内で観ました。

北朝鮮が、韓国の延坪島を砲撃し、一段と緊張が高まっていますが過去、朝鮮独立運動に尽力し、朝鮮人の人権を擁護。戦後は、朝鮮建国の憲法私案も作成した日本人弁護士、布施辰治の一生を知ることができたのは有益でした。

上映に先立って、角田義一前参議院議員から、同氏の父の儀平治(1906-1997)氏も「布施辰治と同じように、反権力で運動してきた。菅総理は、全力で今の(南北)緊張状態を解決することを願う」と挨拶されました。

布施の言葉をかみしめてみたい。

弱きを助け強きをくじく
「任侠、これ弁護士の使命なり」

「世の中に一人だって見殺しにされていい人類はいないのだ」



【布施辰治】ふせ たつじ 1880-1953弁護士、社会運動家、宮城県石巻出身、明治法律専門学校(現、明治大学)卒。米騒動、朴烈事件など手がけ、3・15事件の弁護を理由に逮捕され弁護士資格を剥奪。自由法曹団、解放運動犠牲者救援会の中心人物。戦後、弁護士資格取り戻し、三鷹事件弁護団長。内臓ガンで73才逝去。2000年、韓国MBS「発掘 日本人シンドラー布施辰治」を放映。2004年韓国から愛国の士として建国勲章。2005年母校、明治大学で受賞記念シンポジウム。

にほんブログ村 雑感


ドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」(予告編)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬にも“メモリー効果”

2010年11月20日 | 研究・書籍
先日、小学校の放課後教室で、こども達と電池の勉強をしました。
これがきっかけで、電池のおもしろさについて、私の方が目覚めました。

充電式のニカド電池、ニッケル水素電池には、「メモリー効果」があります。
使っているうち「だんだん使用時間が短くなったなあ、もう寿命なのかな~」と感じられる、このことです。これは充電、放電を繰り返すうち、まだ電気の残量が十分あるにもかかわらず再充電したレベルを記憶し、放電がそのレベルに達すると電圧が急降下してしまうこと。その現象がなぜ発生するかは解明されていないそうです。

実は、これに似たことを、犬の散歩中に思い巡らしました。
ふだん犬の散歩は、糞をした時点を区切りに自宅に帰るようにしています。ところがこのことをわが家のドン犬くんも判ってきたようで、次第に糞をするまでの時間が長くなってきたように・・。「糞をしたら散歩は終わりになる」ということを学習してか、散歩が大好きなだけに、そう簡単には糞をしなくなった感じなのです。これは一種「メモリー効果」なのでしょうね。

電池のメモリー効果を解消するには、完全放電と完全充電の繰り返し。完全放電してから充電を始める「リフレッシュ機能」付き充電器もあります。余談ですが、普通の充電器よりも価格は高めですが最近、リフレッシュ機能付き充電器(NC-MR58)を購入してみました。これまで使っていた古い充電池が元気になったようで面白いです。

さて、犬のメモリー効果へのリフレッシュ対策はどうしたものか思案中です(笑)

にほんブログ村 雑感
SANYO リフレッシュ機能付き急速充電器 NC-MR58

三洋電機

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“月光仮面”の逮捕は見送り

2010年11月16日 | 政治
映像流出で保安官を逮捕せず 任意捜査継続(共同通信) - goo ニュース

捜査当局の「逮捕せず」の方向に納得できます。
ただし、公務員としての義務違反による処分は、その量刑の重軽は問わずとも、仮に減給程度の軽い処分であっても行われるべきでしょう。これは法治国家としての最低のケジメではないでしょうか。

私は、You Tubeでビデオを見るまでは、一般の交通事故の衝突のように、7対3とか、6対4で双方に責任があって日本側にも公開したくない事情があったのだろうかと想像していました。
しかしビデオをみて、中国側の故意の追突、100%中国船の責任と確信しました。この事実には驚きです。逮捕すべきは“月光仮面”でなく、中国漁船の船長らの方だ。ビデオを突きつけ、再逮捕を中国政府に申し入れてもおかしくありません。

政権交代から1年。民主党政権は、次から次とボロボロですが、それでも観客に舞台裏の仕掛けの様子や動きの過程が“見える”ようにはなっている。この点はマシ。これまでの前政権は外交の「密約」にしても完璧に封じ、国民には一切見えなかった。

しかし、政権交代しても弱腰外交は前政権と何ら変わらず、国民の期待に応えられない。一層の政治不信の高まりは、かつての5・15事件(1932年、海軍青年将校指導のクーデター、犬養首相射殺、政党内閣制に終止符)や2・26事件(1936年陸軍皇道派青年将校の乱)が起きたような、きな臭い状況が万が一にも再来しないとも限りません。

今回のビデオ流出を告白した海上保安官の行動は、単独とはいえ義憤を動機とする一種の実力行使、これはかつての“青年将校”の心情とも似たものを感じます。
政党政治が、国民に振り向かれなくなった時・・過去の歴史はその危険性を教えています。
全政党、そして官僚機構(選挙の洗礼を受ず恒久的に政党政治を左右する黒衣)が、この尖閣ビデオ事件を重く受け取っていただきたいと思います。

【写真】海上保安官の自筆文書(時事通信)

海上保安官が残した自筆メモ




にほんブログ村 日本経済

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

"自首"した「月光仮面」

2010年11月11日 | 政治
ビデオ流出 海保に衝撃と困惑 「信じたくない」「えらいことになった」(産経新聞) - goo ニュース

尖閣ビデオ投稿者、なにも自首するまでのことはなかったのに・・。月光仮面が素顔見せてしまっては・・。いつまでも謎のままでいてほしかった・・。

告白した海上保安官よりも、責められるべきは、むしろこの間の政府の対応、国会議員達であると思います。

この流出事件の前に、一部の国会議員だけにビデオを「限定公開」した。私は、国民を蔑(ないがしろ)にするもので限定公開には納得できませんでしたがその後、ビデオを見た国会議員たちの反応の鈍さに、さらに苛立ちを覚えました。百歩譲って、私たち国民の代表として証拠ビデオを閲覧したとしたならば、「怒りの声明」「怒りの行動」をただちに内外に向けて発してもらいたかった。それが「ただ見ただけ」だったようにしか感じられませんでした。

こうした局面では、政府に全面公開を激しく迫るべき立場であってほしい有力な革新野党議員でさえ「国民への公開は尊重であるべきだ」の生ぬるい発言には、本当にがっかりさせられた。
このような状態であるなら、すべての国民に等しく公開し、国民が自らの目でしっかり事実を確かめるべく「知る権利」があると思った矢先、その"無言の要請"に応えてくれたのが、怪傑sengoku38氏だった。

義憤に満ちた現場の海上保安官の気持ちは良く理解できます。それだけに心情的には、無罪放免に、と思います。しかしそこはどこかの国のように「愛国無罪」とはいかない。日本は優れた?法治国家。残念ですが、名乗り出たからには容疑者のsengoku38氏は、潔く罰を受け入れるほかありません。私たちは、同氏の「功」と「罪」を混同しないことだと思う。

しかし菅=仙谷政権、ここまで国民軽視の“鈍”策を行うとは・・。「バッテリー交代」をのぞみます。

【写真】産経新聞


にほんブログ村 日本経済



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姿をみせたベイシア新大泉店

2010年11月06日 | 地域・一般
旧三洋電機社宅、いずみ野団地跡に12月上旬、ベイシア大泉店が新規オープンの予定です。
所在地はこれまでの店舗(10月31日閉店)は、大泉町城之内5丁目。新店舗は旧店舗から西に約1キロ弱、大泉町いずみ地区に位置しています。

営業時間は「AM10時からPM8時」の標識が早々立てられました。「とりせん」「ベルク」「カスミ」に比べ営業時間は長くない、それに正社員構成比率が高いのも同店の特徴。それらはベイシアのポリシーのようで、これはこれで好感がもてます。

1970年代に、いせや(ベイシアの旧称)大泉店が進出した時は、近くに「大型店進出反対」の横断幕が掲げられて緊張した雰囲気もありました。しかし同店は商工会「大泉スタンプ」に加盟するなどすっかり地元に定着。今、新建設中の周辺も、あの頃がうそのように平穏そのものです。
来月、どのような形で再開されるのか消費者として、町民として注目しています。


にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 群馬 その他の街情報へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尖閣ビデオと「sengoku38」氏

2010年11月05日 | Weblog
投稿者は「sengoku38」、25歳日本人(読売新聞) - goo ニュース

たった一人の動画投稿者と投稿ビデオが、一夜にして大センセーショナルに!
今更ながら、インターネット時代の情報発信力のすごさを感じました。

一部の国会議員にだけ尖閣衝突ビデオを限定公開したことに、国民が「おかしい」「国民軽視」と感じ始めていた矢先です。
YouTubeにアカウント名、「sengoku38」が投稿したという。私はsengoku38氏がこの時期(議員限定公開)に、多くの人々に向けて動画をアップしたことは、ビデオ流出や危機管理を問題にする以前に、国民の知る権利に応えたものと善意に受け取りたい。
疾風(はやて)のように現れて疾風のように去っていった月光仮面、鞍馬天狗ようなsengoku38氏。

「三八」は中国語で「礼儀知らず」「乱暴者」の俗語。 台湾では「空気読め」俗語とも。
sengoku38と、まさか「仙谷サンハ」とは関係ないでしょうね(笑)。菅政権には出来なかったことを、sengoku38が補ったとも解釈したいところ。必死の、“究極のボランティア精神”を持ち合わせないとできることではありません。

実際にビデオをみました、が、まるで巡回中の警察のパトカーにぶつかっていく無謀な車のよう。果たして自損を覚悟で体当たりする車(漁船)などあるものでしょうか・・
公開ビデオとsengoku38、それに足利震度4の地震もあり、びっくりするばかりの一日でした。

にほんブログ村 雑感

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新楽器・ヴィオリラ

2010年11月04日 | 音楽
今世紀、新しいコンセプトのもとに開発されたヴィオリラ(Violyre)。
聴いていると、ヴァイオリンのようでもあり、お琴のようでもあり・・
多様な音色を持つ不思議な楽器です。(開発製造:ヤマハ)

ヴィオリラ(Violyre)は、擦(こ)する弦楽器ヴィオール(Viol)と、はじく撥弦楽器リラ(Lyre)をミックスした造語です。

楽器のルーツとしては、先のヴィオール、リラのほかに古代楽器リュート型のハーディ・ガーディ、二弦琴(大正琴)、スウェーデンの民族楽器、ニッケル・ハルパ、ステックでたたくハンマー・ダルシマ、それからギターの七つの要素を一台の中に持ち合わせています。(出典:「Violyre Book 1」)

私も手にして触れてみましたが、思うように音は自由になりません(笑)。いずれの楽器にも共通したことでしょうが、見た目ほど簡単ではありません。しかし練習を重ねているうち上達するものですね。

にほんブログ村 雑感


「あなたへ」(曲&演奏・桂 宏美) XactiHD700


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RC航空ページェント尾島

2010年11月03日 | 地域・一般
きょう11月3日は、「晴れの特異日」といわれていますが、気象上の統計どおり今年も晴天に恵まれました。文化の日ですが、もとは「明治節(明治天皇誕生日)」からの祭日。こうしてみますと国民の祝日と、天皇家との関係は深いものがありますね。

朝から県民マラソンも行われましたが、こちらの方は群馬テレビで観戦。午後から尾島のRC(ラジコン)航空イベントを覗いてきました。さすが国内最大のRC祭とあり、車のナンバーも全国津々浦々から。

ヘリコプターのアクロバット飛行なども身近に見ることができ、けっこう楽しめました。

余談ですが、手持ちのカメラ(Nikon P100)に付随の動画機能で撮影してみました・・。ご覧のように苦しい映像です。動画でしっかり撮ろうと思うならやはり専用のムービー(三洋Xacti)にはかなわないことを知りました。

にほんブログ村 群馬 その他の街情報


RC航空ページェント 2010


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三洋電機よ、永遠なれ!

2010年11月01日 | 研究・書籍
本としては面白い内容でした。

最近読んだ『パナソニックがSANYOを買収する本当の理由』は、題名に乗せられてワクワクしてページを開いたが、本当の理由はさいごまで見当たらず調子抜け。それに比べて『三洋電機は永遠なれ!』は期待せずに読み始めましたが、なかなか得るものもあり参考になりました。

著者は、井植敏、片山修の二人になっていますが、片山氏が井植氏にインタビューの形。井植氏だけがなぜか関西弁。名古屋出身の経済評論家、片山氏は標準語(笑)

・・三洋が始めた二次電池工場を、松下幸之助(著者井植氏の伯父)に見せようとした時、企業秘密だから反対の声に、創業者井植歳男は「電池なんて一社ではうまくいかへん。相手があって競争して初めて幅が広がる。おやっさん(幸之助)が納得したら自信はもてる」と。工場見学後、はやり松下電器も二次電池をやるようになった。しかし結果的には市場は広がり正解であった・・

著者の言葉からも創業者のスケールの大きさを感じます。と同時に三洋電機のルーツは、やはり松下電器であったことも改めて知る思いです。

片山修氏が「おわりに」の章で、井植敏氏を経営史の生き証人であり、パナソニックに吸収合併されたとはいえ、三洋電機の功績は消えることはない。人を育てることができなかったことを反省点に挙げていることから、人材育成が会社の命運、とまとめています。

ここは私見ですが、果たして三洋電機に人材は育っていなかったのでしょうか。私は、優秀な人材が存在していない(いなかった)ようにはどうしても思えないのです。。

電池は、未来を変える大きな事業です。ソフトエナジーの夢はこれからです。
本書のタイトルに、その点は偽りがありませんでした。

“三洋電機よ、永遠なれ!”



【写真説明】1996年冬。全国社会人ラグビー初優勝の日の夕方。サントリーと同一優勝だったせいか、やや控えめな祝勝に(懐かしい旧本館建物=大泉町)

にほんブログ村 日本経済





三洋電機よ、永遠なれ!
井植 敏,片山 修
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする