ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

長野県の「立」なし高校名

2019年12月12日 | 教育・文化
『文藝春秋』誌に「同級生交歓」という連載がありますが、12月号は長野県上田高校の昭和56年卒の3氏。毎号、活躍している同窓同期の企業人や学者などが登場するので楽しみです。

今回、私が気になったのは校門前での縦型の校名表札だ。
これまでも不思議に思っていたのが長野県の県立高校は正式名に「県立」の「立」の文字が見当たらないことでした。上田高校も「長野県上田高等学校」となっています=写真。群馬県の場合は必ず「群馬県立○○高校」と表記されます。栃木県、埼玉県、東京都も「立」は付きますね。

以前、長野の県立高校の先生たち複数に、このことの理由を尋ねたことがあります。しかし、どの先生も別段気に留める様子はなく逆に質問している私の真意を測りかねているようでした。こちらも特にどうってことではない話なのでそのままでした。

久しぶりに文藝春秋の写真を見て長年の疑問がまた浮かびました・・。
どうやら校名は、全国一律ではなく条例の範囲で決められていることが判りました。長野県以外も「立」の文字のない高校名のところが二つありました。宮城県と北海道です。
どうでも良いことなのですが疑問がひとつ解けて満足です。


神奈川県立山北高校 ダンス部 「DADDY」
コメント

桜の会、ノーベル賞も無縁だった中村医師

2019年12月10日 | 医療・福祉
中村哲さん死因「被弾で出血多量」遺体調査の医療従事者

ほんとうに世の中には立派な人がいるものだと敬服する一方、世の中にはほんとうに悪いヤツがいることも強く知ら示させられる中村哲医師の銃撃死事件でした。

「桜を見る会」や「ノベール平和賞」にも十分値するのに、そのようなものには縁のなかった中村医師。

銃撃事件の生存者がいた。事の解明の足がかりができ今後の犯行グループの逮捕、またその背景が明らかになることを願います。

一日200人以上診たお医者さん

医師としての中村さんは年間7万人を診察したという。休日なしで単純計算しても一日190人の患者を診たことになる。それだけでもずごいことなのに飲料水や農緑地回復のため用水路の建設もされた・・。


フランス外務省は「人道支援の担い手への攻撃」として非難声明を出している。それに比べて肝心の日本政府はどうか。どうもその割に対応が冷ややかな感じがしてならない、なぜか。


武力によらない自立支援を身をもって実践された中村哲さんはある意味、憲法9条の精神をもっとも体現し行動された偉人といえます。
中村さんは生前、新聞記者に「日本人は権力に弱い。国民は憲法に従う義務はあるが政権に従う義務はない」と語ったことがあるようだ。(TBSラジオ12/7鳥越俊太郎氏の話)


これまで中村さんの政治的な発言は聞かれなかったが至極まっとうなご意見だと思います。今の政権の対応が鈍いのも合点がいきますね。
改めて中村哲医師のご冥福をお祈りいたします。




【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

コメント

真の貢献を体現した中村哲医師

2019年12月05日 | 医療・福祉
アフガニスタンで活動されていた中村哲医師の銃撃死亡のニュース、大変に驚き悔やまれます。

医療のみならず飲料水や農業振興のため用水路建設に取り組むためペシャワール会(NGO)を結成し、その代表を務めていた中村哲医師。ほんとうに世の中には立派な人がいるものだとかねがね敬服していました。

当通信舎でも過去2回中村さんについては紹介させていただいていました。3回目がこのような形になるとは・・・

2016年9月12日『中村哲さんこそノーベル平和賞を』
https://blog.goo.ne.jp/ikatsu2006/d/20160912


2010年7月5日『アフガンに命の水を』 
https://blog.goo.ne.jp/ikatsu2006/d/20100705


折しも『フランス外人部隊』(野田力著)を読んでいるところでした。
実際に外人部隊を体験した著者がアフガニスタンに派遣された時、現地アフガン兵と食事をした場面での会話です。

「アフガニスタンは好きか?」と聞かれたので「好きだよ。山が美しいから。日本もアフガニスタンみたいな山国なんだ」すると、こう返されました。「日本は平和な国、アフガニスタンは戦争の国(Japan is Peace Country. Afghanistan is War Country)」
「いつか発展していい国になるから希望を捨てるなよ・・日本も本当にひどい状況だったんだよ」と著者。すると英語のわかるアフガン兵から私の言葉を訳してもらった炊事兵は声をあげました。「ヒロシマ!ナガサキ!」アフガニスタンという戦地で聞いた著者には忘れられない言葉だという。

12月1日の読売新聞の1面トップの見出しから。
【海自中東派遣 閣議決定へ、調査・研究 政府、今月中旬に。護衛艦、年明け日本出発】

政府は中東に平和貢献のための派遣だと言いたいのでしょうが、果たしてそうなるでしょうか。中村さんのペシャワール型の貢献は決して軍事を背景としたものではありませんでした。

「途中で通過した村に住む人たちはアフガニスタンの民族衣装を着ていました。通過する我々をじろじろと見ています。憎しみの色は感じられなくても、笑顔はありません」(前掲「フランス外人部隊」の著書から)
現地の人から笑顔で迎えられる貢献、それこそが中村哲医師の大切な遺志のように思えてなりません。合掌。



【中村 哲】1946年福岡市生まれ。九州大医学部卒、専門は神経内科。現地では内科、外科もこなす。1984年パキスタンのペシャワールにライ病治療で赴任。1986年からアフガニスタン難民のための事業。2007年「緑の大地計画」第一期工事完成。年間診療者数7万人(ペシャワール会報参照)





 
コメント

見事な人生相談 立川談四楼

2019年12月03日 | 教育・文化
新聞の人生相談で、見事な回答を読みました。(毎日新聞「人生相談」欄2019/11/29)
「少年院の過去、
告白すべきか」という相談事。30歳男性、今国家公務員の相談者は素性を明かせず半袖になれない生活に嫌気、果たしてカミングアウト(告白)していいものでしょうか、という内容です。

これはむずかしい悩みです。回答者の立川談四楼は、果たして何とアドバイスを送ったか。
「カミングアウトも結構ですが、リスクを伴うこともご承知ください。世の中は甘くはありません。悪事を働いているつもりのない私にも「芸人風情」という言葉が何度も聞こえてくるのです。あなたのストレスは半袖になれない生活にあると思われます。彫り物が入っているという前提で話しますが、来年の秋まで待ってみませんか」と。なぜ来秋までなのだろう。

「東京五輪です。世界中から人がやってきます。タトゥー当たり前という人もたくさん来ます。迎える側の入浴施設などもタトゥーOKを続々と出しています。どうです?そういう動きをじっくり眺め、ゆっくり考えませんか。結論はその後でも遅くはないと思いますが、いかがでしょう」

茶髪は公認、いずれタトゥーも

回答者が相談者の立場で熟考し絞り出した今出せるベストな助言と感じました。相談者は苦労して再生の日々を送っているわけですがストレスを感じています。


しかし世の中の基準は変わります。例えば髪の毛をカラーに染める習慣を見てもそれを示しています。一昔前は茶髪は受け入れられていませんでした。今はどうでしょう。大学教授の先生もお医者さまでも派手なカラーな髪にしている人がいます。それに対して人々の反応はいかがでしょう。寛容的に変わって来ていますね。
相談者の男性には、ぜひ短気にならずに一日一日を頑張ってほしいと思います。
そして世の中の流れを見据えての立川談四楼の回答、とても良かった・・。


立川談四楼(群馬・県立太田高OB/群馬県邑楽町出身)


立川談四楼・師匠@れいわ祭で
コメント