地元では地方選挙たけなわですが、さしたる争点も不明確、改革勢力も攻めあぐねているように見受けられる。いっとき「合併問題」で白熱した時のようなフィバーな選挙戦を期待したいところではありますが・・
さて、今年行われたドイツ連邦議会の選挙に目を転じてみます。
【ドイツ総選挙結果 総議席数630】
キリスト教民主/社会同盟(CDU/CSU)208議席(28.6%)
ドイツのための選択肢(AfD) 152議席(20.8%)
社会民主党(SDP) 120議席(16.4%)
90年連合/緑の党 85議席(11.6%)
左翼党 64議席(8.8%)
投票率は82.5%、国民の政治関心度は高い。
ドイツでは2011年の日本の福島原発事故震災の影響を受けて当事国の日本以上に、原発の脅威にすばやく反応し当時のメンケル政権が脱原発の舵を切ったのは見事だった。
その時の躍進の象徴がドイツ緑の党だった。今も85の議席をしっかり得ている。
国際連携組織である緑の党は、日本でも結成され「緑の党(グリーンズジャパン)」として国政選挙には候補者を送ってきたが、いまだに議席を一度も得ていない。
ただ2017年に結成された「れいわ新選組」が反原発の旗印を鮮明にしており、日本では国際ブランドの組織でなく、古武士のような名前の“日本製”政党「れいわ新選組」が、その役を担ってきたようにも思える。
ドイツにはインターネットを介したパソコン愛好者を中心とする「海賊党」も誕生した。一時は、一定の議席を有して、さらに伸びるかとも思えたが今選挙では議席を得ていない。日本でも誕生するかと注目していたが“海賊”は現れなかった。
何かと話題なっているのが152議席を占めた「ドイツのための選択肢AfD)」。車のVW(フォルクスワーゲン)の工場街の地域では極右とみられる「ドイツのための選択肢(AfD)」が支持を広げている。
「トランプ関税でさらに自動車産業が不振に陥れば、ドイツ東部でAfDがさらに拡大するとみられる。政治状況も一層、混迷を深めることになりそうだ」(毎日新聞2025/4/19)
ドイツでも移民制限、原発回帰、気候問題の後退など、日本と共通した政治課題を持っている。私たちにとってドイツの動向はこれからも良き参考となるように感じます。

さて、今年行われたドイツ連邦議会の選挙に目を転じてみます。
【ドイツ総選挙結果 総議席数630】
キリスト教民主/社会同盟(CDU/CSU)208議席(28.6%)
ドイツのための選択肢(AfD) 152議席(20.8%)
社会民主党(SDP) 120議席(16.4%)
90年連合/緑の党 85議席(11.6%)
左翼党 64議席(8.8%)
投票率は82.5%、国民の政治関心度は高い。
ドイツでは2011年の日本の福島原発事故震災の影響を受けて当事国の日本以上に、原発の脅威にすばやく反応し当時のメンケル政権が脱原発の舵を切ったのは見事だった。
その時の躍進の象徴がドイツ緑の党だった。今も85の議席をしっかり得ている。
国際連携組織である緑の党は、日本でも結成され「緑の党(グリーンズジャパン)」として国政選挙には候補者を送ってきたが、いまだに議席を一度も得ていない。
ただ2017年に結成された「れいわ新選組」が反原発の旗印を鮮明にしており、日本では国際ブランドの組織でなく、古武士のような名前の“日本製”政党「れいわ新選組」が、その役を担ってきたようにも思える。
ドイツにはインターネットを介したパソコン愛好者を中心とする「海賊党」も誕生した。一時は、一定の議席を有して、さらに伸びるかとも思えたが今選挙では議席を得ていない。日本でも誕生するかと注目していたが“海賊”は現れなかった。
何かと話題なっているのが152議席を占めた「ドイツのための選択肢AfD)」。車のVW(フォルクスワーゲン)の工場街の地域では極右とみられる「ドイツのための選択肢(AfD)」が支持を広げている。
「トランプ関税でさらに自動車産業が不振に陥れば、ドイツ東部でAfDがさらに拡大するとみられる。政治状況も一層、混迷を深めることになりそうだ」(毎日新聞2025/4/19)
ドイツでも移民制限、原発回帰、気候問題の後退など、日本と共通した政治課題を持っている。私たちにとってドイツの動向はこれからも良き参考となるように感じます。

【木工写真】矢嶋秀一作 【フォト】 田口大輔