ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

お米不足とあきたこまちR

2024年09月06日 | 経済
<ポポロ君(以下ポポ)とステラさん(以下ステ)の対談 テーマは米二題>


ポポ「ステラさん、こんにちは。お盆を過ぎたころから急にお米がお店から消えてしまいましたね。最近では棚にカップ麺類などもその影響で少なくなっています」
ステ「こんにちは、ポポロ君。ほんとにびっくりね。トイレットペーパーやマスクなども一時は消えたりして、物不足の深刻さは突然やってくるものなのね」

ポポ「ほんとうに米が不足しているかな?」
ステ「お米が不足しているのは、ウソではないようです。食料品全体が値上げしている中でお米の消費は増えている。豪雨災害、台風、暑さによる高温障害などもきっと原因ね」

ポポ「自給率向上にも不熱心で国民の食に責任をもたない今の政権では、米の輸入や米の増産管理は農家や農業団体の自己責任にされているのが実際の姿です」
ステ「豪雨災害や高温障害に苦しめられお米の産地では農業を離れる人たちがどんどん増えるのも無理ないことね」

あきたこまちRとは

ポポ「もう一つお米に関する話で『あきたこまちR(アール)』が来年2025年産からこれまでの「『あきたこまち』から切り替わるということ」
ステ「なに、それ? Rってなんのこと?」
ポポ「Rはリニューアルやリボン(再生)などを意味付けたようですが、カドミウムを減らす(Reduce リデュース)ということが特長でしょう」

ステ
「これってさらによいお米なの」
ポポ「そう信じたいところですが、化学的な手法で変異させたお米の安全性が心配だという不安や反対の意見は多いです」

ステ「そんなに急がないで、みんなの不安を取り除いてからでもいいのではないかな、あきたこまちはこれまで十分優秀なんですから」
ポポ「そう思います。米不足もそうですが、食や農に対しては頼りない今の政府ですから私たち国民・消費者がしっかり勉強し注目していかないと、と思います」

ステ「そうですね!」




【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

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2024 暑い夏を生きる

2024年08月26日 | Weblog
生きるとは

行動すること

愛すること

そして苦悩することか・・・





色あせた古いノートに書かれたブルーのインクの文字。
短編小説らしきものも書いていた!今読むと、何とも気恥ずかしい。
とても人様にお見せできるようなものではなく、子や孫たちにも無用な駄文の書きものだ。

太宰治の影響をかなり受けていたのだろう。文体が彼を模倣している。この種のノートはすべて廃棄処分にしよう。お道化の苦悩の歩み、すべて「断捨離」がよく似合う?

さて小学5年からの日記をどうするか、当然破棄なのだろうが、まだ思案をしている。

暑い夏です。ポポロ通信舎にお越しの皆さま、ありがとうございます。いかがお過ごしでしょうか?
このような日本の夏がやってくるとは、これまでの自分の歩みからは考えも及びませんでした。もしエアコンがなかったらこの酷暑のトンネルをくぐり抜けることが果たしてできたでしょうか。

好きだったあのさらっとした夏風の音は、今どこに行ってしまったのでしょう。ご自愛ください。

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔


世情 [Sejou] / 中島みゆき [Miyuki Nakajima] Unplugged cover by Ai Ninomiya
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先生が忙し過ぎ!全国中学大会縮小賛成

2024年07月04日 | 教育・文化
<ポポロ君(以下ポポ)とステラさん(以下ステ)の対談は2年ぶりです>

ポポ「ステラさん、こんにちは。2年ぶりですね、塩野義の国産ワクチン開発急げの話題以来ですね。結局もたもたしているうちにコロナ騒ぎは終息しました」
ステ「こんにちは、ポポロ君。コロナの時は何もかもが暗中模索な感じでした」

ポポ「きょうは中学生の全国大会のお話をしましょう。中学生の日本一を決める「全中」のなかで2027年以降は、水泳や体操、相撲など9競技を廃止しようということです」

ステ「賛成です。これまで部活を指導する先生の負担が多すぎました。土日に試合があれば、その引率に行く。先生が長距離ドライバーとなって遠方の他県の会場に行くことにもなっているようです」

ポポ「ぼくも全中は縮小・廃止でいいと思います。生徒の意欲をそそがぬ対応を
(毎日新聞6/26社説)などとという声もありますが、生徒の意欲に影響はないでしょう。それは大人(親など)の願望のように感じます。ぼくは剣道部でしたが市内大会で優勝し、その後に県大会で負けた経験がありますが、それでも十分満足でした。ステラさんはどうでしたか?」

ステ「私は“帰宅部”でしたので勉強一筋でした(笑)帰宅部の全国大会はありません(爆笑)」

ポポ「それにしても今、先生の職場環境が厳しい。仕事量が多くてブラック職場ではないかと言われるほど。メンタルをやられている先生も少なくないと聞きます」

ステ「長時間勤務が常態化しているんですね。部活の顧問をされていた先生がバスの運転免許や審判資格を取るために受講料や交通費を自分で負担したという話もあります。教職員の4人に3人が「自腹」の経験があるんですって」

ポポ「定期的なクラス通信なども必要ないものが多いように思う。授業以外の形式的な報告書や庶務作業が多すぎます」

ステ「先生たちの悲鳴や声を組合がしっかり把握して改善してもらいたいところですが」
ポポ「かつての元気だった教組も今は連合傘下に入り弱体化しています。新任教員の組合加入率も低調になるわけです」

ステ「なんだか先生になる人、たいへんそう。私たち、これまで誰もが先生にはお世話になってきたしいろいろ教えていただき尊敬している職業ですが、最近の先生たちを取り巻く環境を知ると気の毒になってきました」

ポポ&ステ「がんばってください!先生たち!!」



【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

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今を大事に、自然にゆだねる

2024年06月18日 | 医療・福祉
世の中は 今日よりほかはなかりけり
昨日は過ぎて 明日は知られず

今という 今こそ今が 大事なり
大事の今が 生涯の今


故中村仁一医師の『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(幻冬舎新書2012年)の詩の一節です。大胆な提言です。
副題は「自然死のすすめ」、著者71歳頃の書。

がんについて「何の手出しもしなければ痛まず穏やかに死ぬ。年寄りには、がん死が一番のおすすめです」「がん死は“死刑囚”である私たちに近未来の執行日を約束してくれている」とも。

私も身内を含めがんによって痛み苦しんだケースを身近にみています。手術、抗がん剤、放射線の治療で一旦は鎮静化させても再び更に武装化したがんの残党が逆襲してくるということもあった・・。

幼い子どもさんや若い人たちと老人とでは、がんへの対処法も明らかに異なります。『70歳からは大学病院に行ってはいけない』(和田秀樹著)でも似たお話を読みましたが、いずれも対象は70歳位からの高齢者に向けての金言でしょう。加齢によって病気が増え重くなることはごく当然のこと、自然の摂理と思います。

高齢者にとっては「早期発見の不幸」「手遅れの幸せ」・・
がんや難病をどうとらえるか、それへの対処法をいかに選択するか。そのようなことを議論できるだけでも幸せです。昔も今も戦争や災害で亡くなっていく人たちのことを思うと治療や生き方について、いかに選択するかを考える猶予の時間をいただいているだけでも、そのありがたさに感謝したいと思います。

枯れている植物に肥料をやりつづけるか、人間の場合無理に苦痛を与えていることをしてはいないか。一年草は花を咲かせて種ができると枯れる。これらを著者は自然界の掟(おきて)と言う、まこと同感。

人間の生命には誰も限りがある。死を止めることはできない。自然死、それがいい。自然の神々しさを気づかされ心穏やかになる書でした。

尚、著者中村仁一先生は2021(令和3)年肺がんでお亡くなりになっています。合掌。


 


きょうの曲は70年代の英国ブリティッシュサウンド10CCのI'm not in love 
矛盾に満ちた少年の恋心です♬

10cc - I'm Not In Love (1975)
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『痛くない死に方』とは

2024年05月14日 | 映画・芸能
映画『痛くない死に方』をみました。

2021年日本映画、柄本祐、坂井真紀他。

それぞれの人に、それぞれの死のかたちがある。青年在宅医と平穏死を選んだ患者、そしてその家族の終末期ストーリーでした。

標準治療を断って『痛くない死に方』選んだにもかかわらず、そのようにはならずひどく苦しむケースもある。

病院は患者をカルテでみるが、町医者は「物語」でみる。患者の人生、交友関係なども含めて理解しようと。
「おぼれるような死に方」ではなく終末期は「枯れるように死ぬ」かたちを理想としたいと医師たちは語る。先輩医師が、「在宅医に一番大事なことは、人間を好きになる事だ」とも。

宇崎竜童が扮する団塊の世代の患者とのやりとりが面白かった。彼と在宅医(柄本祐)の川柳の交換が、場面をリズミカルなものに変えた。ユーモアは大事です。ユーモアを忘れちゃだめですね。

「あの世はきっと良いところだろうよ、だって(住み心地がいいのか)誰も行ったきり帰って来ないもの(笑)」


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



映画『痛くない死に方』予告編
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農基法改定と食糧安保

2024年02月26日 | 経済
「農政の基本方針を定める食料・農業・農村基本法が25年ぶりに見直される。食料安全保障を新たな柱に位置付け、供給不安をが生じる事態への備えを拡充する・・」。本日2024/2/26の毎日新聞社説から。

農業で生計を立てる基幹的農業従事者は、過去20年で半減、平均年齢は70歳近い。
食料の自給率は38%、肥料種子、燃料の輸入依存を加味すれば実質自給率は10%の低さだ。

「農業界の憲法」ともいわれた農業基本法が制定されたのは1961年、農業と他産業との所得格差是正が目的でした。しかし制定からこれまで、農家の多くが離農もしくは兼業化し都市に流出することになってしまった。農業基本法は途中、1999年に「食料・農業・農村基本法」に交代した。このたび岸田政権は「食料・農業・農村基本法」の改定案(新基本法)の提出を試みている。

食料自給率を見ても日本の食と農は海外の食糧戦略に、してやられた情けない状態です。まさにこの分野も“失われたシリーズ”の「失われた60年」版といえそうです。

現行基本法では「食料自給率」への言及がありましたが、今度の改定案では「食料自給率」の言葉がない。自給率の向上はすでにあきらめているようだ。

「主食米の生産を抑えて米価を維持する現在の政策は、食料安保と矛盾する」(毎日・社説)。新自由主義的な発想で農業を見てはいけない。仮に海外との競争力が乏しくとも自国の農業は、生存・防衛上守らなければならない。

原発は燃料を海外から調達、そしてひたすら稼働を続けむき出しに乱配置。さらに食料も深く海外に依存しているようでは、もし有事になったらどうなる?わが日本はイチコロの状態に置かれるのではないでしょうか。

私たち日本で暮らす者の生存にかかわる大事な食の法案が、いつものようにどさくさ紛れで通過しないよう注視していきたいものです。


写真:館林の農家のタヌキさんたち

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中島飛行機の終戦

2024年02月25日 | 研究・書籍
『中島飛行機の終戦』(新葉館出版 2015年)を読んでみました。著者の西まさるは1945年東京生まれ。群馬出身でない中島研究者であるところに興味を持った。
本書は愛知県半田市にあった「中島飛行機半田製作所」の終戦時の業務資料を中心に調べている。当時オール中島で25万人、半田製作所にはその約一割2.6万人が働いていた=動画ご参考

創業者の中島知久平は、豪快な人物で社内は「自由闊達な雰囲気」だったようだ。どことなく三洋電機の創業者と中島飛行機小泉製作所のあとに進出した「自由闊達な社風」の東京三洋電機をも連想させられた。

中島知久平は、早くから軍艦中心を改め航空機に戦力を転換することを主張していた。「アメリカとの国力の差は段違い、戦争は無謀」「米軍の大型爆撃機が量産されれば、日本は焼け野原になる」の発言には憲兵隊が逮捕を検討したとも。今になれば彼の予言は的中していたということになる。

学徒動員と朝鮮人徴用工
本書の第4章「学徒動員と朝鮮人徴用工」は半田製作所の徴用工の記録から、今なお論争の絶えない徴用工問題を解く上でのヒントも得た。

朝鮮半島からの徴用工は「応徴士」(おうちょうし)と呼ばれ、手配師(募集業者)によって朝鮮半島から集められて来た人たちだ。作業内容は会社の指示によるが、直接の雇用関係はなく派遣社員というよりも、外注先、下請け先だ。中間には「組(親方)」が入る。手配者も組もまとめ役は、応徴士の尞の近くの民家に住む。いずれも朝鮮から同行した人たちだ。半田市内の国民学校(今の小学校)には412人の朝鮮人児童が在籍。親は中島飛行機や関連の清水組(清水建設)で働き子供たちは学校に通っていたという。学校でも地域でも庶民レベルでは大した違和感もなく生活していたと当時の住民は語る・・。


平成になり賃金の未払いと慰謝料を求める訴訟が出ているが、「組、親方」を通していたので「未払い」が生じるというシステムにはなっていなかった・・。

中島飛行機の創業者には、大空を仰いでのロマンがあった。いずこも一代目はスケールが大きい。本書では中島飛行機の戦後、苦悶の再建への歩みを記録している。
「中島飛行機」をもう一つ、別な角度から読ませていただき理解を深めることができた。(敬称略)



 


中島飛行機半田製作所
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怪しいぞ 東証市場最高値

2024年02月24日 | 経済
株価の動きが活発です。日経平均株価の最高値更新。3万9千円台は80年代のバブル期以来だと。日本市場の再評価の海外から始まった??いろいろな憶測が飛んでいます。

日本の成人は8人に1人しか株はもっていない。今年1月から新NISA(ニーサ、小額投資非課税制度)が始まった。18歳以上対象、生涯で1千8百万円の非課税枠をうたって新規の投資を狙っている。すでにiDeco(イデコ、個人型確定拠出年金)も走っている。 
そういえば、むかし「財形貯蓄」に、証券型、銀行型、労金型・・などの種類がありましたね。
株価が上がるのは、人気投票に似ていて多くの人がブレークすると思ってファンになるからだ。その最たるものが「バブル景気」。

「資本主義では、時折バブルが起きます。それがいつ崩壊するか、それを予測することは誰もできません。ただこれまでの歴史で、すべてのバブルは必ず崩壊しています」と経済アナリストの森永卓郎氏。これから株や投資信託をやろうとしている人に対しては「生活に影響しない範囲で、投資をするべきでしょう。間違っても老後資金を投資したり、ましてや借金をして投資してはいけません」と忠告されている(「『Moteco』2024/3)。

株式市場では鯨(クジラ)との異名の公的マネーのひとつGPIF(年金機構)。潤沢な年金用資金を、たしか安倍政権下で株支えに投入し消失した記憶があります。モリタク先生(森永卓郎)のアドバイスを政府自身が守っていないことになります。

若い人たちには、新しい資産制度も決してバラ色ではないことを見抜き、今の怪しい株式市場の高揚に流されないでいただきたいと思います。老婆心(老爺心)ながら。




『Bags' Groove』を時々聴いています♪ 学生の頃買ったマイルス・ディヴィスのレコード。1954年12月24日のセッション70年前の作品!
「バグス」の意味が同曲のヴィブラフォン奏者ミルト・ジャクソンのニックネームであることは最近知りました。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

 



Bags' Groove(take 1)- Miles Davis
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あきらめの涙を怒りに変えよう

2024年01月12日 | 原発震災・原発問題
元日の午後に襲ってきた能登地震、懸命な捜索活動と現地の困窮した様子が刻々と報じられています。

【近年震度7を観測した地震】

2024年1月1日 能登半島地震
2018年9月6日 北海道胆振東部地震
2016年4月14日 熊本地震
2011年3月11日 東日本大震災(原発震災)
2004年10月23日 新潟県中越地震
1995年1月17日 阪神淡路大震災

余震が続く中で、原発の状態も気になります。
今回の地震の間、柏崎刈羽、志賀、敦賀の原発は停止してはいましたが、志賀原発は震度5強のゆれで変圧器の火災で外部電源を喪失したのではないかといわれています。もし停止していなかったらどうなっていただろうか。大飯、高浜の原子炉は今も稼働を続けている。地震がどの原発に当たるか当たらないは、おみくじのように運まかせではかないません。毎回地震でゆれるたびにヒヤヒヤします。国内すべての原発は即刻停止にするべきです。

原発を3倍に増やす!?
昨年末、気候変動を話し合う国連会議(COP28)が開催されました。そこで米国は「世界の原発の容量を2050年までに3倍に増やしたい」と発言し各国に同意を求めた。これに賛成したのは英国、フランス、韓国などわずか22カ国。ドイツとイタリアは賛成せず。なんと原爆被爆国でかつ原発被曝国でもあるわが日本は賛成している!

能登半島地震は、大変なダメージをこうむりましたが、原発・放射能被害が今のところ露見していなかっただけに、必ず郷土の復興は叶います。生徒たちの集団避難が検討されていますが、すべて一時的なご苦労かと思います。頑張って切り抜けていただきたいです。

20年前、珠洲市に原発を設置しなくて正解でした。当時住民運動をされた方たちの先見の明を感じます。もし今回、珠洲市に原発があったら・・
これまたぞーっといたします。

昨年末ちょうど『なぜ日本は原発を止められないのか?』(青木美希著 文藝春秋)読んだばかりでした。

辰年のことしは、これまでジッと耐えてがまんしてきたポポロ(人々)のあきらめの涙目を怒りの龍の眼に変換する年にしたいですね。
ともにがんばりましょう!楽しいお方も~悲しいお方も~


(敬称略)【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



 

笠置 シヅ子 - Rappa To Musume (ラッパと娘)
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フリカン ナビジャロン 2024

2024年01月04日 | エスペラント
新しい年を祝っている元日午後、能登半島で大きな地震が発生!今も大変な被害が続いています。震源地は2003年に原発計画を住民の力で止めた石川県珠洲(すず)市、震度7。

被災により亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。重苦しい雰囲気の中での新年となりました・・
ガザもウクライナも戦火やまず・・

Felican Novjaron Por vi !

(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
(謹賀新年 Popoloポポロのみなさん)

今年もエスペラントで新春のご挨拶を申し上げます。
恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。

うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・
百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う

「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる

「がんばって進め!」
孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば


次の記述は、5年前の当欄「フリカン ナビジャロン」の一節です。
「日本の政治状況はひどいものですね。
政治家も経済界もスポーツ界も、リーダーの誰もが罪を犯しても責任をとらない、むしろそれを他者に転嫁して厚顔無恥。国のトップがモラルハザード状態なので、その悪例を見習ってかデタラ目がまんえん、偽証偽造がまかり通っている。」


5年前比較で現在と状況があまり変わっていないことに気づかされます。政財界の他に、芸能界カルト宗教界がさらに追加されたのが今日のありさまです。
一方、これらの流れをを阻止して、正そうとする側の芽はなかなか育たないのが残念。

しかしあきらめず種をまきつづける努力、真理は常に少数派から、それが拓植者ザメンホフ博士の不断の精神であるわけですから。

近年は発信遅れがちですが、本年も「ポポロ通信舎」へお立ち寄りいただれば幸いです。よろしくお願いします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

初春の一曲は歌詞が気に入っている『Shining Road』です。歌うは往年の内海利勝氏(元ロックバンド・キャロルのギタリスト)
Shining Road
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漢字表記がおもしろい

2023年12月30日 | Weblog
子どもの頃、冬休みの小学校の校庭で
「しゅうきゅう、やるべぇ」と言ってボールを蹴っていたのを思い出します。
蹴球(しゅうきゅう)=サッカーのことでしたね。

中高時代の運動部の部室看板には「庭球部」「排球部」それに「篭球」の文字も
あったように記憶しています。

スポーツの名称では、庭球はテニス排球はバレーボール篭球(ろうきゅう)はバスケットボール。ちなみにドッジボールは避球(ひきゅう)、ラグビーは闘球(とうきゅう)、アメフトが鎧球(がいきゅう)。

そんな中で、なぜか野球だけは長くカタカナの「ベースボール」よりも漢字の「野球」が使用され親しまれていますね。

マラソンの漢字表記はないようです。しいて言えば「長距離走」との説(声)もありますが。。。

ところできょうは富士山女子駅伝が行われました。予想通り名城大が優勝、みごと6連覇。
注目していた群馬出身の不破聖衣来選手(拓殖大)の出場は無かった、残念!
「聖衣来(せいら)」という漢字表記も注目を浴び印象に残ります。


ウサギ年の2023(令和5)年、皆様いかがでしたか?
世界は「ウクライナ戦争」に加え新たな「ガザ戦争」が始まり、さんざんな年でした。

日本の政界、芸能界、そしてカルト宗教界、恐ろしいほど積年のウミと汚物があらわになった年でした。追及が遅すぎ、関係者猛省せよ!

SNSのツールは、短文化、写真投稿、さらにはYouTubeなどの動画発信へと突き進んだ年でもありました。

いまなおブ
ログ一辺倒の当ポポロ通信舎ではございますが、迷いながらもなんとかこのスタイルで、くる年もつづけて行こうと思っています。

ご訪問ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
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非道い!! ガザ停戦否決

2023年12月12日 | 政治
国連安保理の「即時の人道的停戦」案が否決された。

「ひどい=酷い」の字は「非道い」の仏教語がぴったりする

仏教では悟りを求めて修行することを仏道という、その道から外れることは「非道」。
そこから「よくない行いをすること」「とても悪いこと」を「ひどい」というようになりました。
(「仏教図鑑 すばる舎」)

ウクライナ戦争ではロシア、ガザ戦争ではアメリカ、どちらも国連の安保理 理事国、「宝刀」の拒否権の所有国だ。

国連のシステムも変えなければならないときに来ている。決定方法の「拒否権発動制限への改定」は直ぐに手を付けなければいけない。安保理常任理事国枠もドイツ、イタリア等と協力して拡大するべきだ。時代遅れな「敗戦国(敵国)条項」も削除する必要がある。

8日開かれた緊急会合では「即時の人道的停戦を」がアラブ首長国連邦が作成、100カ国近くが共同提案国に加わる。理事国15カ国では日本を含む13カ国が賛成したが常任理事国の米国が拒否権を行使し英国が棄権。理由は両国共に「ハマスへの批判がない」だと?
すでにこれまで十分にハマス批判はして来ている、今回の議論のテーマは停戦だろう。難癖を付けているとしか映らない。

はなはだに情緒的であるが、新年を迎える前にウクライナもガザも停戦してくれ!年内の負はすべて清算し、新しい気持ちで私たちポポロは初春を迎えたいのだ。
停戦が絵に描いた餅になることは重々承知。この分じゃ正月に餅がのどを通らんよ。

まさに、まさに「戦争は人類の敗北である」
(ローマ教皇)




【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



 
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国立大学法改定案は廃案に!!

2023年11月24日 | 教育・文化
国立大学が、受験生向けの進学カタログに広告を出す時代になっています。
もちろん東京大学も=写真

むかしは、受験関連雑誌に国立大学の広告は一切ありませんでした。たまに公立大学が宣伝しているのが珍しいほどでした。

こうした流れは、いつ頃からなのだろう?
おそらく国立大学の法人化が始まった2004年からではないでしょうか。。法人化から20年、日本の国立大学の内部環境は良くなったのでしょうか。

さらに新手の「国立大学法人法改定」案が国会で審議入りしています。
今度は大学に「運営方針会議設置を義務付ける、という。

この会議は外部の有識者ら3人以上の委員と学長で構成され、予算・決算に関する事項などを決定する。委員の任命は文科相の承認が必要、これが曲者だ。つまり時の政府の意向が強まることを意味している。めざすところは『稼げる大学』ということだ。

これまでも交付金は1割以上カット、大学に株式やベンチャー投資を奨励、「選択と集中」指標は国によって定められてきた。

ちょっと待って。
これは、たいへんな取り違えではないでしょうか。
「国立大学」=「利益追求企業」ですか???

改定法案では、さらに大学が真理を追究する場ではなくなります。大学側(学長)の権限が現状の4分の1以下ときわめて弱くなり「学問の自由」と「大学の自治」がいっそう脅かされる事態に。大学運営は学外の政財界の意見に追随したものとなり、研究や教育力を低下させる結果になりかねません。

国立大学法人法案に関して政党は自民党は賛成。大学の運営方針会議の設置や、国立大学法人等の資金調達範囲の拡大などを支持。
立憲民主党など野党は改定案に反対しており、大学の自治や学問の自由が脅かされることを懸念している。

ポポロ(私たち市民)にできることは、いったい何だろう。国会議員に対して改定案に反対する意見を伝えること、市民団体の活動に参加するなどポポロの声が政治に反映されるように種をまき黙々と育てつづけることが基本となりますね。


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釣り合いのとれた対応を

2023年10月17日 | 政治
恐ろしい事態が発生している。
今、この瞬間もガザでは大規模地上戦の予告で混乱と緊張が続く。

まさに「戦争は人類の敗北である」(ローマ教皇)

今回の戦火を前にしスイスの外相・前大統領のカシス氏は「釣り合いの取れた対応を」と武装中立国らしいリアルな提言をしている。

死者数はイスラエル側で少なくとも1,400人、ガザ側で2,750人を超えたという(毎日10/17付)。すでに、イスラエルは十分報復を果たしたのではないか。

NATO事務総長ストルテンベルグ氏
(ノルウェー出身)もハマスを非難しイスラエルへの連帯を示しながらも、さらなる報復作戦については「戦争にはルールがあり、釣り合いをとることが求められる」と暗にイスラエルに自制を求める発言をしている。

かの「目には目を、歯には歯を」のハンムラビ法典は「目には死を」とまでは言っていない。

「人道的な兵器の使用」とか「殺し合いにルール」というのも妙な感じがしてならないが現実的には最低、人類破滅までは突き進まない線は守るべきだろう。

この地球の上であちらでもこちらでも戦争、戦争、戦争。

果たしてこの先、「敗北」している人類自体が生存し続けるだけの価値があるかどうかさえ疑問だが、ポポロ正月恒例のエスペラントの創始者、ザメンホフ博士の詩『道』を思い返し、くいしばって行こう。

うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・

百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



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ノーベル賞よりイグ・ノーベル賞?

2023年10月03日 | 研究・書籍
今年のノーベル生理学・医学賞にmRNAワクチンの開発で評価された米国のペンシルベニア大学のカリコさんとワイスマンさんの二人の教授が選ばれた。「世界中で130億回以上接種され何百万人の命を救った」ということですが、私はそう簡単に手放しでは喜べません。
とにかく異例つづきで懸念材料が多かったワクチン開発。それらを異常事態という御旗で成果を急ぎ短期間に製品化したmRNA。その評価は、まだまだ早いのではないでしょうか。mRNAへのこだわりが強く、とりわけ日本では他の製法を寄せつけないようにも見てとれました。そこにはかなり政治的なものを感じてしまっています。

そこへ行くとユーモアたっぷりのイグ・ノーベル賞の方はいい。「副反応」もなく、笑顔で安心して見ることができるからです。

イグ・ノーベル賞のイグ(Ig)は「反対の」意味。本家のノーベル賞に対してユニークな考えさせられる研究に贈られる。日本人は今年で17年連続の受賞。過去には犬の言葉が分かる翻訳機や股からのぞいてみた景色は小さく見えるなど。今年も日本人研究者が選ばれた。こちらも男女。明治大学教授の宮下芳明さん、東京大学特任准教授の中村裕美さん。
電気を流して塩味アップする。スプーンや箸に弱い電気を流し塩味の感じにするといもの。楽しいですね、魔法のスプーンでの味付け。

政治色の臭さ味を感じさせないイグ・ノーベル賞の方に一票を投じたいと思いました。


(読売KODOMO新聞9/28参照)



【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



「イグ・ノーベル賞」に日本人研究者 電流で味覚変える
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