ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

ビットコインはまだ実験段階か

2014年02月27日 | IT関連
ビットコインには興味を持っています。きょうのニュースでは「交換所だった Mt. Gox の引き出しが停止。関係者は、同社は破産予定と私的な話し合いで認めたと語っている。また同社の本社は渋谷だが、日本の金融当局は一切介入も救済もしない」としている。

ビットコインはインフレや価格変動に影響を受けず送金手数料もない。複雑な数理処理に貢献した人には報酬としてbitcoinが得られるという・・。なんだか全貌がよく理解できないものの「本当の恩恵は、決済方式の改革や業界の再構築、そして社会変革」(「News Week」2/25)そのめざす方向はおもしろい。中央銀行の枠組みでなくP2Pという個人信用ベースで行われる、ならばこれは国境を超えるネット通貨に化けるのではないかと思われる。

Eメールを用いて初めて海外にいる友人と交信したときのことは忘れられません。切手も貼らず郵便手数料も気にせず、瞬時に相手に「手紙」が届く、本当に感激でした。ビットコインもいずれは、同じようなことになるのではないかと思われます。しかしその遠大な実験はまだまだ始まったばかり。。。これからですね。

【写真】硬貨との交換も可能(ウィキペディアから)

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週刊ニューズウィーク日本版 2014年 2/25号 [雑誌]
ビットコイン特集
阪急コミュニケーションズ
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CDジャーナル誌 新譜紹介

2014年02月25日 | 音楽

桂宏美『病気になったら』(1月16日リリース)が音楽総合情報誌「CDジャーナル」(音楽出版社)2014年3月号のCD新譜試聴記「J・ロック&ポップス欄」に紹介されています=写真

評者は「病気になったら恥も外聞も捨ててどんどん泣こう、という直球メッセージ」とのコメントを寄せています。

病気と闘う人すべてに贈る応援歌。一人でも多くの人たちにお聴きいただければ幸いです。

 

CDJournal
2014年 3月号 (CDジャーナル)

音楽出版社 

  

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浅田真央選手の涙にもらい泣き

2014年02月22日 | スポーツ・健康

ソチ冬季五輪も終盤。
連日深夜のTV観戦で昼夜逆転の人も多いのではないでしょうか。

フィギアスケート女子は、しっかり見ました。真夜中、テレビ画面に向いてはいるものの半分目を閉じ夢心地。。

浅田真央選手はショートプログラムでは16位。見ている方も眠い眠い目を疑う結果でした。ですがフリーでは自己最高点での見事な演技。終了直後、感極まって涙する真央ちゃん。見ているこちらも思わずもらい泣きしてしまいました。あまりにも両極端の成績だっただけに、彼女の無念さとそれにリベンジを果たした気持ち。さいごのさいごで真の実力が示せたとはいえ、やはり内心は悔しく哀しい・・。そんな心の内が観衆の方にも伝わってくるだけに誰もが泣けたという感じだったのではないかと思います。

それにしてもバンクーバー五輪から早4年。あっと言う間の歳月の流れですね。地方選の周期と同じかあ・・。

 にほんブログ村 雑感

浅田真央(Mao Asada) 涙と感動のラストダンス総集 (ソチ五輪)

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大雪の中で聴くブルドック♪

2014年02月15日 | 愛しのオールディーズ

記録的な大雪・・よくぞ降りましたね。

わが家で50センチ以上。

 

写真右:2014/2/14  21時30分 (群馬・大泉町 自宅)

写真左:2014/2/15    5時40分

当家の“ブルドック”も犬小屋から出ずに冬ごもり。

こんな時は家で音楽を聴くのが一番です。日本の若い世代のエレキ奏者「B.C.V.」が『ブルドック』をブルース風にアレンジしているのがおもしろい。リードギターにベテランの星川薫氏が加わっています。星川氏の笑顔がいいですね。B.C.V.のバンド名は「Be Conception with the Ventures」から、つまりベンチャーズの視点であれ、ということでしょうか。

エレキサウンドを総称して「ベンチャーズ」と呼ぶことには異議があります。わたしが『ブルドック』を最初に聴いたのは高校のクラスメイトから借りたフォノシートで、演奏はストリング・ア・ロングスでした。エレキサウンドはアメリカのベンチャーズに限らずスペイン、フランスや北欧のバンドにも秀でたものを感じるからです。 

1st of All・・・
B.C.V.

エレキインストバンド 

Bulldog(ブルドッグ・Jazz調・ゲスト・サイドギター星川薫)B。C。V。

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なぜ若者に冷たい社会なのか

2014年02月12日 | 研究・書籍

『なぜ日本は若者に冷酷なのか』山田昌弘 著 東洋経済新報社 2013年12月初版

団塊世代が若者だったころも多くが決して裕福ではありませんでした。しかし親たちはさらに困窮していた。都会に集団就職した若者たちが故郷に残る親に金銭の仕送りをし、おまけに弟、妹たちの学費まで支援した人も少なくなかった時代でした。今は逆で親が成人した子どもに生活費を与え支えているケースも珍しくないほどになっている。

社会的弱者になった若者たち

団塊ジュニア世代(70年代生まれ)から親と子どもの経済的立場が逆転し始めてきた。団塊世代はそれでも若者が「強者」だった。ところが団塊ジュニア以降は明らかに「弱者」と化してきた。

著者は、親は子どもにやさしくなっているが社会(政府、一般の人々)は若者に冷たく、いまや24歳未満の若者の非正規雇用率は男42%、女52%、このことは社会が冷たいだけに親がやさしくせざるを得ない状況だと述べている。

2013年の税制改定で祖父が孫の教育費を負担する場合1500万円まで贈与税が免除になったのも年寄りと若者の世代間所得格差が背景にあるとみてよい。

就活、婚活、新司法試験にみられる若者のリスクの現状を挙げ著者は解決策を提示する。大手企業は新卒、既卒も同じ条件で採用する。高額な学費を投資して法科大学院を修了して司法試験に落ちたもののためには新たな資格をつくる。結婚しないおひとりさまでも生涯安心の社会保障制度を。内需拡大には共働きが有効。そのためには女性が働きやすい環境を・・。

今日的な大きな問題を著者から具体的な提言をも含めて解説している。良書でした。

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なぜ日本は若者に冷酷なのか: そして下降移動社会が到来する

山田昌弘 著(中央大教授)

東洋経済新報社

  

昭和40年代の「若者たち」 

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祖父母ができる孫育て

2014年02月06日 | 研究・書籍

『子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻』
明橋大二・吉崎達郎共著 1万年堂出版

副題は「孫が幸せに育つために」。長いタイトルの本ですが、とても良い内容でした。本屋の店頭で少し立ち読みして購入しました。お孫さんがいらっしゃる方には、とても参考になる1冊です。

「3歳児神話」をのリこえて

3歳までは親が育てるべきではないでしょうか?の祖父母の問いに平成10年の厚生白書では、いわゆる「3歳児神話は根拠がない」としていることを、一方では日本古来の「三つ子の魂百までも」としながらも、母親以外はダメ、というものではなく父親や祖父母、保育者で良いとこれまでの調査結果は示している。質の良い保育であれば、親が仕事に出ることは差し支えない。「子どもがかわいそう」と言う人がありますがそれも子どもを思っての意見ではあります。しかし何がかわいそうで、何がかわいそうでないかは母親自身が一番よく知っている。

当方は共働きをしての子育て・教育をしてきた経験上からも著者(両人とも医師)の述べていることに素直に共感できます。「質の良い保育」が、保育所で専門家の保育士に委ねられれば、何も心配はありません。

孫が幸せに育つためには・・
しつけよりも勉強よりも大切なこと~それは自己肯定感。
抱っこできるのは今だけ~抱き癖なんて気にしない
「甘えさせる」と「甘やかす」は違います。~「甘え」は子どもからの大事なメッセージ。指示や命令でしつけるのではなく大人が身をもって示す。祖父母だからできる、しつけとは?

本書はすでに400万部突破と帯表紙にある。2012年(平成24年7月第1刷)。息子・娘夫婦との世代間ギャップ、価値観のちがいもあるだけに本書でおじいちゃん、おばあちゃんも“理論武装”しなくては。

【写真】「上手に甘えさせてくだされ」とポポロの甘えん坊将軍。

 

子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために
明橋大二・吉崎達郎 イラスト太田知子
1万年堂出版

 

『孫』 cover 桂 宏美

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ネットの世界は過剰結合に

2014年02月04日 | IT関連

『つながりすぎた世界』(Over connected)
著者:ウィリアム・H・ダビドウ(元インテル社員でもあったIT業界のベンチャーキャピタリスト。米国人)

訳者酒井泰介が、押し寄せる情報洪水から人は、一人になりたいと思う反面、一心不乱にメールを打つ人の姿も後を絶たない。ものごとは因果性、連鎖性があり、つながりを強化すると自己増殖的に反応が進む。強め過ぎると暴発的に連鎖反応が起こり手がつけられなくなる。本書が規制技術の研究を促す触媒になれば著者も本望であろうと、解説している。

たしかに著者は「制御棒を失ったネット空間」として高度結合状態から過剰結合にいたるさまを原子力発電のしくみに似ていると形容している。2008年の金融危機ではネットがプライバシーやスパムに対して制御棒が見当たらない状態であったと。過剰結合の最初はEメールだった。そして店舗、行政、金融、音楽、映画、ゲーム・・とそのつながりは強まる一方。

私が典型的に「つながり過ぎている」と感じるのはフェイスブックだ。皆よくぞそこまで本名で個人情報を包み隠さず公開しているな、とハラハラしながらも感心してしまう。その中には、かくいう自分もしっかり含まれているわけですけれど(笑)。

つながり合う社会に潜む危険性には敏感であれ!と著者は発する。投資、金融、税制の面では、もはやシステムが「大き過ぎるとつぶせない」(too big to fail)。一つの策としてSEC(米国証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の統合を提起してシステムの構造変化を著者は求めている。

本書では、カントの「人間性についての悲観論」からアダム・スミスの「神の見えざる手」はもはや握力が失いつつある・・。さらにはTCP/IP(通信標準)の歴史やインターネットに関するものへと他方面に話題が及んでいて飽きることはなかった。

インターネットの登場で、私たちのこれからの環境がどうなっていくか・・。つまるところ、その結論は私たち自身にかかっているということなのだろう。

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きょうの一曲はスージー・クワトロの【Too Big】。ネットつながりも大き過ぎ・・。

Suzi Quatro - Too Big (Re-Sync)

つながりすぎた世界
ウィリアムHダビドウ
ダイヤモンド社
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ブラウザを変えてみましょう

2014年02月01日 | IT関連

今年は、気持ちを一新してブラウザ(インターネット閲覧ソフト)を変えてみました。私が初めてインターネットに接続したときに使ったブラウザがネットスケープ(Netscape1.1)でした。当時インターネット・エクスプローラー(IE)、さらに好奇心を起こし数千円で市販のモザイクも買ってみたものでした。しかしその後はウィンドウズOSの更新とともに自然にIEが主流になりました。

グーグル・クローム(Google Chrome)の登場は印象的でした。軽い、速いをすぐに体感できたからです。さらにアドオン(付加機能)に特徴のあるファイアフォックス(FireFox)、ノルウェー産のオペラ(Opera)にもそれぞれ独特の雰囲気があります。
今年は日本製のスレイプニル(Sleiprir)とコモド・ドラゴン(Comodo Dragon internet Browser)をインストールしてみました。

複数ブラウザでリスク分散

なぜコモド・ドラゴンかといいますと、このブラウザは個人情報保護に優れているとの定評があります。プライバシー保護を強化してトラッキング(追跡)などをブロックすることができる。ネットに接続した時点からユーザーの私たちは次々にアクセス行動を提供しています。その情報は特定のブラウザに集中するよりも分散化されることの方が良いと思えるからです。一極集中より多方分散。ブラウザもいろいろ試してバランスを取りたい。どのブラウザもそのサイトから簡単に無料でダウンロードできます。みなさんもいろいろ試してはいかがでしょうか。


【写真】セキュリティに強いコモド・ドラゴン(Comodo Dragon)

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ブラウザのしくみ
佐藤 信正
技術評論社
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