ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

東京女子医科大学病院

2011年02月28日 | 医療・福祉

家族の検診で、新宿の東京女子医大病院に行きました。
以前(10年ほど前)に訪れた時に比べ、近代的な新しい建物が増え、構内は一段と洗練された感じ。重厚な古い建物の一部は、関東大震災にも耐えたとか。

病院の中は、ちょっとしたホテルや空港ロビーのような雰囲気。
感冒の時節柄のせいか院内の職員の皆さんは全員、薄青い色のマスクを着用。集団花粉症患者のようにも(笑

著名人の利用も多く、何かと話題に事欠かない都会の大病院。
支払いは自動精算機。クレジットカードもOKなのには驚く。

吉岡弥生女史が創設した女子医学校が前身の病院ですが、ドクターは、なぜか男性医師の姿が目立っていたように感じた。

女医大の方は、お隣の早稲田大学とは医学・工学連携協定を結んでいる。いずれは合併か?との噂も耳にしますが、果たして吉岡弥生先生は、どのようにお感じになるものやら。

 

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ネット帝国主義考

2011年02月26日 | IT関連

『ネット帝国主義と日本の敗北』
インターネットの世界で、米国企業だけが莫大な利益を上げていることに、日本の国益の視点から問い直しているおもしろい本でした。

私たちが日常使うパソコンは、セット組み立て(メーカー)は仮に韓国や台湾からのものであっても、電源を入れまず起動するBIOS、そして立ち上がるOSを始め、箱の中で駆動しているCPUはintelなどすべて米国製。ネット閲覧ソフトのブラウザはIE、最初に訪れるポータルサイトがGoogle、フリーのメールはHotmailやGmail、そしてお買い物はamazon。。
こうしてみると確かにどれもがアメリカ一色の寡占状態。日本のネットサービス市場の90%以上が米国製と数字の上でも明白に示されている。

「悪く言えば日本のネットは米国の植民地になっている事実に対して竹中大臣(当時)を米国原理主義者と非難していた人たちでさえも日本のプラットフォームレイヤーが米国に支配されていることになぜか怒らない」と著者、岸博幸氏は冷笑する。

著者は、竹中平蔵蔵相(=当時)の補佐官で政府秘書官として同大臣の側近だった人。
その経歴からしても本書のテーマには意外性があって興味深かった。

また著者は、ネットの世界に国境がないということは虚構でコンテンツレイヤーは国境だらけという。たとえば米国ネットワーク局の最新ドラマを日本からアクセスしようとしても拒否される。それはIPアドレスでしっかり防御されているからだ。

9.11事件後に米国では「米国愛国者法」が施行された。同法は当局が電子メール、CATV通信なども捜査令状により傍受できるようになった。治安対策上、ネット収集の権限が大幅に強化されている。国防上無理からぬことではあるものの、それによる“水面下”の情報活動まで存在することを、私たち日本のユーザーは承知しておかなければならないでしょう。

もともとインターネットはアメリカ生まれのもの。創業者利益は、十分有って当然と思います。本来「情報は金」であるのに、多くの貴重なソースが「無料」の大盤振る舞いに見えるネットの世界。その対価としてユーザーは、それによるリスクへの警戒心は怠ってはならないでしょう。俗に「タダ(無料)ほど怖いものはない」といいますからその覚悟は必要です。

それでも私は、フリーの百科事典「ウィキペディア」にみられるような善意のユーザーの結集による献身的な“共生創作マインド”を信じたい。さすれば本書の「日本の敗北」を返上できる、と。それには「敗北」を挽回するような政府レベルでのネット新法をタイムリーに打ち出すことで、それが可能ならば日本の未来は決して暗くはないと思われるからです。

【写真】岸 博幸氏

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ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書)
岸 博幸
幻冬舎
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大泉町産まれのイチゴ

2011年02月23日 | Weblog

 

きょう とっても美味しい いちご 食べました

 

大泉町で産まれた 摘みたての いちご。新しい名物になりますね。

大泉いちご園  きっと

 

あき姫    紅ほっぺ   やよい姫

 

それぞれおいしさの味にちがいがありましたッ。

 

テイストに鈍なわたしでもわかっちゃう新鮮ないちご味 。

 

きっとみなさんも ご満足されるでしょう。

 

ちょっとハイテクなお味は おつくりになっている方のお人柄かも

 

 

今回は、ちょっとギャル風タッチで書いてみました(笑)

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ピカデリーの三洋ネオン

2011年02月22日 | Weblog

12年前、英国・ロンドンから航空便の絵はがきをもらいました。

ピカデリーサーカスの一等地にSANYOロゴのネオンサインがしっかり写る。

さて、最近のピカデリー広告にもSANYOは健在なのか気になっていました。

なんとも便利な世の中です。瞬時にしてGoogle地図のじゅうたんに乗り、

ピカデリーサーカスをストリートビュー。

ありました!!

TDKとともにSANYOの文字。

海外の事業展開も見直しが進んでいることと思いますが、シナジーを検証し

良き遺産は活かすブランド戦略を期待いたします。

【写真】左下囲いが12年前のPiccadilly Circus

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ウィキペディア革命

2011年02月18日 | 研究・書籍

ネットの世界で、驚くほど成長を遂げているITシーンの一角が、フリーの百科事典「ウィキペディア」の存在でしょう。

著者ピエール・アスリーヌは1953年生まれのフランス人ジャーナリスト。ウィキペディアの出現で、動揺する教育現場、ウィキペディアの裏側、賢い利用法などを本書『ウィキペディア革命』の中でまとめています。
ウィキペディアの誕生は、21世紀に入った2001年1月。2008年現在で、エスペラント語も含む250以上の言語、750万項目を有し、今や世界最大の百科事典、検索サイトとしては第9位。

学生が論文をまとめる作業も格段の変化でしょう。ウィキペディアを活用すればかなりの情報ソースを得られます。それも一瞬にして、しかも無料。ただ学生を「コピー&ペースト」信者に仕立ててはまずい。ウィキペディアには悪質な荒らし行為にもさらされているだけに鵜呑みは禁物。米国の大学で、課題の回答参考にウィキペディアの利用を禁止したところもあるというのもわからないではありません。もっともウィキペディアに限らず、これまでの紙の百科事典でも批判的に読むという姿勢は、今に始まったことではありません。教科書でさえ時代の変化で書き換えられる、つまり「偏向」は別の視点をもってすればいずれは改定されるほど流動的なもの。論文に求められるものが単なる情報量だけでなく、それを元にした構成力、創造力といった考える力にますます比重が置かれてくるでしょう。

私がウィキペディアのアカウントを登録して3年になります。ペーパードライバーのウィキペディアンで、ほとんど書き込みはしていませんがウィキペディアの弱点を懸念するより、「積極的に投稿することが、これからのウィキペディア発展の是正策」との著者の言葉に同感です。

 

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ウィキペディア革命―そこで何が起きているのか?
ピエール アスリーヌ,フロランス オクリ,ベアトリス ロマン=アマ,デルフィーヌ スーラ,ピエール グルデン
岩波書店
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カーテレビのデジタル化対策

2011年02月15日 | IT関連

わが家のアナログテレビは、一通りチューナーを取り付け、これでデジタル化への用意は万端と思っていました。

ところが、車のテレビがアナログだったことに最近気づきました。カーテレビはもともと画面が小さく、常時映っている右端の「アナログ」の文字も気にならない。画面下に流れる「アナログ終了」のしつこいテロップも字が小さいだけに気に止めませんでした。車までの準備は、まだ皆さんお気づきでない方も多いのでは・・

な、なんとアンテナメーカーからは、しっかりと対策機器が発売されていました。価格は1万円以上。

やれやれ。。

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MASPRO マスプロ電工 MOVT2 アナログカーテレビ用ワンセグセット シガーライタープラグ接続方式
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マスプロ電工

 

 

 

 

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民主党が日本経済を・・

2011年02月12日 | 経済

昨年1月20日第1刷発行の『民主党が日本経済を破壊する』を読みました。

読む前と、後では著者、与謝野馨氏に対する印象がずいぶん変わりました。著者は2006年に扁平上皮がんで13時間に及ぶ手術している。症状から生存率2年半ともいわれた。彼が情緒の政治を排し、歴史と向き合う気概をもったのは、この大きな病の影響とは切り離せない。深刻な日本の国家財政を自身の「癌」との闘病にたとえて語る。

今般、なぜ周囲の批判を浴びながらも民主党政権の中にあえて閣僚として入ったのか。また一方菅総理側も何ゆえ与謝野氏を招いたのか、本書にはその答えが込められていた。首相官邸も、事前にこの本は熟読し参考にしたのことは間違えない。

与謝野氏の経済政策は、小泉・竹中氏らの「改革」路線からは、明らかに脱却している。めざすキーワードは「安心社会」、そして皆保険、皆年金のありがたさを継承し、さらにその延長政策として欧州大陸型福祉国家論となっている。そのため日本の現在の「中福祉・低負担」を「中福祉・中負担」に是正しよう、ということなのだ。

氏の余命を、日本の国家に重ねて憂う気持ちは素直に受け止め評価したい。ただ本書の題名には異議あり。『民主党が日本経済を破壊する』は誤解を呼ぶ(呼んだ)。むしろ内容的は『超党派で日本経済を救おう』とすべきであった。このタイトルは多分に商業主義的、挑発的である。こうした点からは残念ながら氏がめざしている「ステーツマン(大物政治家)の職責」を理解されるには、まだまだ時間の要るところ、と感じてしまう。

 

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民主党が日本経済を破壊する (文春新書)
与謝野 馨
文藝春秋
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力士に“選手会”を

2011年02月07日 | スポーツ・健康

「大相撲史上、最大の汚点」の見出しで騒がれる八百長問題。私はこの問題は、これまで公然の秘密であったことが明るみになっただけで、今に始まったことではないと受け止めています。


小学生のころ、相撲通の公務員のお兄さんから「八百長はあるんだよ。7勝7敗で千秋楽を迎えた力士は、勝ち越さないとたいへんだからね」と聞かされていました。その方法は今のようにメールが介在するのでなく「使いのものが対戦相手の部屋にこっそり行ってお願いするんだ」とも。子ども心に、負け越したら給金に響くのではやむを得ないな、と思っていました。その通の兄は「余裕のある方が、追い詰められている方を助けてやるのさ」と付け加えていました。

毎日新聞の「余録」が、詳しかった。『ヤバい経済学』の著書で、米国シカゴ大学のS・レビット教授が3万組のデーターを基に、7勝7敗の力士は、8勝7敗力士との対戦結果では8割が勝つと立証。そして余録子は、「異国の学者に舞台裏を見透かされた国技が情けない」と結んでいた。

私は、八百長の根は番付万能の相撲界で、待遇面での差があまりに激しいことにあるように思います。今度の件で改めて知ったのですが、十両と幕下以下の給与・手当ての雲泥の格差、十両は年収1千万円級、かたや幕下15万円~序の口7万円が2カ月に一度の手当て、これではワーキングプア中のプア。「すべて修行だから」と言っていた親方関係者がいたが、こんな状態では、これから角界入りする若者は減る一方だろう。

「八百長」はそれぞれの力士たちの処遇面を制度的にきちんとすれば、改善できるものと思う。相撲協会の公益性を度外視してあえて言えば、相撲はスポーツであってもショー的要素がある限り、八百長は必ずしも責められないようにも。
それよりも、八百長は人命に直接係わりはないが、シゴキ、暴力事件を忘れずに重大視したい。

力士死亡は90年以降、以下の通り。

1990年 近村(19歳) 九重部屋 序二段 急性心不全
1992年 大威力(18歳)朝日山  序二段 心不全
1992年 琴千場(24歳)佐渡ヶ嶽 三段目 急性心不全
1992年 魁士(15歳) 放駒  序の口 心筋梗塞
1996年 若藤光(25歳)宮城野  三段目 心不全
2007年 時太山(17歳) 時津風  序の口 リンチ殺人

息子の力士(時太山)からの悲鳴の電話に、まだ頑張れ!と言って励ました故郷の父の無念=写真。
ビール瓶で殴られ、金属バットでしごかれ死亡した若い力士のお父さんのくやしさは忘れられません。

ここまで来たら今や、力士にプロ野球界並の互助組織“選手会”が必要ではないでしょうか。八百長も善意に解釈すれば力士間の一種“互助”の気持ちからの行為。力士会を結成し、力士たちが前面に出られなければ、代理人(労務士、弁護士等)に託して協会、部屋親方と交渉し、力士たちの日ごろの要望を示し是正して行くことが、これからの相撲界の発展につながるように思います。

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ヤバい経済学 [増補改訂版]
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー
東洋経済新報社
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読売演劇大賞スタッフ賞

2011年02月04日 | 教育・文化

今朝の読売新聞1面に「第18回読売演劇大賞」の受賞者が掲載されています。

スタッフ賞に乗峯雅寛さんの氏名が。同氏は1979年埼玉県生まれの新鋭の舞台美術家。母校の多摩美術大学の卒業公演では、国際美術展に入選。私はこの分野にはまったく門外漢ですが、好評を博す舞台には、しっかりそれを支えるステージ美術の存在があることは肯けます。

文学座好きの方のブログによりますと、乗峯雅寛さんのいくつかの作品を「シンプルで美しく色気がある」と評しています。ちなみに同氏の父君は大泉保育福祉専門学校の前校長、乗峯静男氏。私と一緒に仕事をさせていただきました。このたびはおめでとうございます。

 

【写真】杉村春子賞の多部未華子(スポニチ)

 

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興奮さめやらぬ、三洋ラグビー初V

2011年02月02日 | スポーツ・健康

30日に行われたラグビートップリーグ決勝戦は、三洋電機がサントリーを28-23のスコアで降す。そして試合が終わって3日目、まだまだ興奮さめやらずです。今朝の読売新聞朝刊でも初優勝を称えて飯島均監督が「顔」欄にクローズアップされています。

1960年創部。チーム名も東京三洋→三洋東京→三洋電機と変遷、全国社会人大会では準優勝8回、95年度に優勝はしているものの、サントリーにロスタイムで同点にされて2チーム優勝、しかしトライ数が足らずその年の代表選手権は得られず。事実上「準優」のようですっきりしないものでした。今回はその時の因縁のサントリー相手に、あの試合を完全リベンジしたかのような後半、鮮やかな逆転ゲーム。実にすっきりしました。

4月に三洋電機は、上場廃止しパナソニックの子会社となります。ただ会社はこれまでどおり事業を存続するわけで、伝統あるラグビーチームの名称は、あえて変えることはなく「三洋電機ワイルドナイツ」のままで良いように思います。

当ブログの住む「にほんブログ村」には、「かしもず日記」という三洋電機ワイルドナイツをタイムリーにウォッチしているサイトがございます。三洋ラグビーファンの方にはぜひご覧いただければと思います。↓↓

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【写真】産経新聞

  

 

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