ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

見つめ直そう、日本

2012年03月25日 | 研究・書籍

両毛タウン誌『渡良瀬通信』の標語が気に入っています=写真。

見つめ直そう、日本 こころを豊かに

ムダに買わない。ムダにしない。

欲をかかず、ほどほどに。

もうけたお金は、かしこく使う。

「がんばれ!日本」は、おもに外に向けての声援。「見つめ直そう、日本」は静かに自分自身に対してのことば。『渡良瀬通信』編集部の「たんたん」とした良心を感じさせられます。

4月号では津軽三味線奏者の上妻宏光さん、元みにむ社員で桐生市新宿で『わびさびや』を経営されている高野道子さんの人物紹介が印象に残りました。お二人とも大震災をしっかり「見つめ直して」いて傑作標語にふさわしい生き方をされています。

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西邑楽3町震災がれき検討 (2)

2012年03月22日 | 原発震災・原発問題

きょうの上毛、読売、毎日各紙が西邑楽3町の震災がれき処理について報じていました。「3町の町議10人で構成の協議会で反対出ず」(毎日)。「拙速には動けない。国が主体となって責任をもつ姿勢を」「国の要請後に職員派遣」(上毛)。同じように「国が責任を持つことが必要」(読売)との検討過程や大泉町長コメント等が載っています。

放射性物質はコンパクトにまとめ、その場で閉じ込めることがセオリー(理論)。それには全国広域に移動・拡散ではなく、一元集中管理が望ましい。がれきに含む放射性物質については、本来は国と東京電力が責任をもって処理しなけらばならないもの。国の無策が地方に向けられていて今、各自治体は気の毒です。

斉藤町長の、まず国からの要請を求めるという対応は理にかなっています。全国的な課題だけに、国がもっと前に出てこないことにはどうにも始まりません。町長の賢明な見識を支持します。

参考大竹まことさんのお話 (文化放送・3月16日)

 

 

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処分手帳に時の速さ

2012年03月19日 | Weblog

共に長く同じ職場で働いた友人が逝って早、2週間・・。昨年の原発大震災から1年経過してこれまた1週間。歳月は瞬く間に過ぎていく・・。

今年はロゴ消滅の影響か洋友会(企業OB会)から手帳の配布がなく、市販のものを購入して使っています。きょう店頭で2012年の手帳が格安の処分価格で売られていました=写真。豪華な装丁の高級手帳も3カ月を経過するともう二束三文になるのですね。

手帳の命も短い。「光陰矢のごとし」「時は金なり」・・

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脱原発集会に自民県議、ヤジと声援

2012年03月13日 | 原発震災・原発問題

3月11日(日)予定通り高崎市城址公園で参加者2千5百人を集め「力あわせる200万群馬 3.11さよなら原発アクション」が開催。制服向上委員会も元気に登場。ダッ!ダッ!脱原発の歌を披露しました。

挨拶の中で、地元前橋の県議(自民党)の中村さんが登壇した。会場からは、これまでの政権政党として原発を導入・推進してきた自民党への不満が、激しいヤジになって飛び交った。一方で、ガンバレ!の支援の声も。会場内はヤジと声援でまさに二分された形。

挨拶の内容は、穏やかな段階的縮小のように聞こえ、原発の被害を痛切に感じ、すぐにも「さよなら」しなければと危機感をもっている参加者が多い会場のムードには多少そぐわないものに思われた。

しかし、自民県議さん、よく参加してくれました。きっと敵陣に乗り込むような覚悟があったことと思います。ただ演説中、ヤジに呼応してウルサイ!!、だまれ!!と激しく“罵倒返し”してしまったのは残念でした(笑)。ただ私は、この集会の熱気を一番感じた瞬間でした。

原発の悪影響は、イデオロギーを超えて等しくもたらされます。左派の人も右派の人にも、空間放射線量は区別なく襲っています。食卓の放射能汚染には、思想も人種も選びません。それほどまで全人類的な緊急課題なのです。全党派の人が参加しておかしくないのが、脱原発運動だと思います。

自民県議の人が参加した勇気は称えます。

【写真】前橋の生んだ反原発学者、故高木仁三郎氏の妻久仁子さん。

制服向上委員会 ダッ!ダッ!脱原発in高崎

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無毒化できない「除染」

2012年03月09日 | 原発震災・原発問題

広辞苑に「除染」は載っていません。英語では「decontamination」毒ガスや放射能を除去、の意味です。

「除染」よりも「除選」

詩人のアーサー・ビナードさん(米国)が「除染」よりも「除選」を!とエッセイで述べています。「除染はまともな単語ではなく、ペテンの道具になりさがっている。放射性物質の最大の特徴は、消せない点だ。撒いた責任は誰もとらないまま「ペテン汚染」の利権構造が固まりつつある」

さらにアーサーさんは、「ぼくが新しく国語辞典に載せたいのは「除選」という造語だ。これまで原子力を推進し、性懲りもなく継続しようとする政治家を洗いざらい捨てる『除去選挙』略して『除選』。もし実現したらそこから本当の復興が始まる」と、するどい指摘です。
アーサー・ビナードさんの詩はまだ知りませんが、ぜひ読んでみたくなりました。詩人の感性で「除染」より「除去選挙=除選」と提起。

この1年間で学習した国民

昨年3.11までは当初、孫正義さんも小林よしのりさんもそうですが、多く人が原子力発電について十分に正確な知識を持ち合わせていないようでした。
国策の中でススメられてきた原発だけに、少なからず国民の多くは安全神話を信じ受け入れてきました。しかし神話は破たんし悲惨な事故から1年経過この間、つぶさに実態を見、知識を得、学習を重ねることで、頭の中を整理し正確な思考に改める賢明な人が増えてきたように思えます。しかし、ここに至っても原発再稼働をもくろむ政治家はアーサーさんの言うように「除選」しなくてはならないでしょう。(考えを発展的に修正した政治家は別)本当の復興のためには、除染よりこちらの除選のほうが有効で現実的なように思います。

「収束」はほど遠く

今も1日千トンのペースで高濃度汚染水を使用。地下水は第一原発建屋内に流れタンクに移されています。17万トンの保管タンクはまもなく満杯になる、さあこれらの汚染水をどうしたらいいか。放射能は山林原野、田畑を汚し近海や沼、湾・・そして食卓にも。いずこも除染はできない厳しい現実なのです。。

 【写真】生後間もない赤ちゃんも測定。放射能はキライだい!

詩集釣り上げては
アーサー・ビナード
思潮社
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グーグルとどう付き合うか

2012年03月06日 | IT関連

レッドカードを示すEU

3月1日から変更されたグーグルの個人情報新管理指針(プライバシーポリシー)について、EU(欧州連合)からはプライバシーの侵害を理由にかなりの批判がある。にもかかわらず、日本の大手メディアの反応はなぜか鈍い。フランスでは新方針の情報総合化(共有化)は違法行為であるからしてただちにやめてほしいとまで不快な態度を示している。韓国も改善勧告を出している。日本では、肝心の消費者庁が反応をしない。経産省、総務省が「違法性は認められないけど気をつけてね」といった程度のイエローカードちらつかせポーズが現状では精一杯のようだ。
グーグルのような外貨稼ぎをする米国の優良企業に対し、日本はマスコミを含め公正取引委員会も動かず、なにやら日米摩擦の再来を避けているようにさえみえる。

東京新聞に自衛策の記事

脱原発報道では群を抜く東京新聞が、この問題でもいち早くわかりやすい解説記事を載せた。(3月3日「各国も懸念するグーグル新指針」)
同記事では、EUの反発とともに当のアメリカでも「情報がハッカー(クラッカー)に狙われる」との心配する向きもあるとしている。またグーグルの新方針に対応策も挙げている。それには(1)ログインしないでサービスを利用(2)サービスごとに異なるIDを利用(3)利用履歴を削除する、など。

『グーグル ネット覇者の真実』・・分厚い本だったが2週間かけて飛ばし読みした。私は直感的には、もともとグーグルは「好きかきらいか」といわれれば、好きの部類。それは本書を読み同社の内容をさらに知ったところで好感度に変化はなかった。

「Don't Be Evil」(邪悪になるな)の社是はいい。創業のラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリンの二人は幼児期には「モンテッソーリ教育」を受けたというのは興味深い。イタリア人女性医師マリア・モンテッソーリの創案の「子どもの家」教育は、権威よりも道理を優先する自由な教育。二人は出身のスタンフォード大学よりもモンテッソーリ教育によって育ったことが大きいのかもしれない。グーグルのベースとなる学園風な社風にもその影響が感じられる。

グーグルといえども民間企業。これから先どうなるかはわからない。個人の複合的な情報集中を果たして一企業に全面的に委ねて良いものなのかどうかには不安は残る。ただ、グーグルの提供する利便性に富んだサービスを享受できることは、素直に感謝している。

リスク覚悟でオトモダチ・・

私にとってYouTube、Gmailの優れた機能、そして毎日チャックするGoogleリーダーの活用などどれもがグーグルのサービス提供によるところで日常不可欠なものとなっている。個人的にはいつまでもグーグルとは友好でありたい。その“対価”として自分の個人情報を提供するととはいとわない。
「邪悪にならない」グーグルの企業良心を信じたい。しかしそれでも考えられるリスクはできるだけ最小にしてほしい。ユーザーの不安を代弁し、さらに国家的な見地から意義申し立てをはかるEUの姿勢は大いにけっこうだと思う。グーグルはその声を真正面から受けとめて善意に徹してもらいたい。もちろん日本も危険性を指摘する発信は積極的につづけてほしい。
グーグルとはリスク注意して仲良く付き合う、これが目下の結論です。

 

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
Steven Levy著
阪急コミュニケーションズ
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戦災に耐える少年の唇

2012年03月02日 | 私のスナップ

私の感動したスナップの1枚です。

1945(昭和20)年8月。長崎原爆投下の被爆地で、10歳くらいの少年が、背中に弟か妹を背負って、臨時の特設火葬場に現れた。原爆でやられたのかもしれない。亡くなった弟(妹)の死体を荼毘(だび)に付してもらうために順番を待っていたのだ。戦時中、学校教育の教練で習った通りの直立不動の姿勢で。レンズを向けたのは、米海兵隊カメラマンのショー・オダネル軍曹。

 

ショー・オダネル軍曹の話「少年は重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたと感じられた。しかも裸足。焼き場のふちまで来ると、硬い表情で目を凝らして立ち尽くしています。背中の赤ん坊はぐっすり眠っているのか、首を後ろにのけぞらせたまま。少年は焼き場のふちに5分か10分も立っていたのでしょうか。(火葬場の)白いマスクの男たちがおもむろに近づき、背中の赤ん坊を受け取り、焼き場の熱い灰の上に横たえた。まず幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。それからまばゆい程の炎がさっと舞い立ちました。真っ赤な夕日のような炎は、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。その時です。炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気づいた。あまりキツくかみ締めているため下唇に赤くにじんでいました。夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去って行きました…」

 

ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと三度(みたび)核に見舞われた私たち被爆国民。この少年の悲しみを十分教訓にしきれていなかったことが、今また悔やまれます。

 

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脱原発!力を合わせる200万群馬

2012年03月01日 | 原発震災・原発問題

環境省の調査が証明「文科省発飯舘村の放射線量」やっぱりウソ

日刊ゲンダイ 2012年2月27日 掲載      http://gendai.net/articles/view/syakai/135347

公表通りは全3147カ所中たったの1カ所

「強制的に下げられた放射線量の数値が全国に公表されている」――飯舘村の酪農家の「告発」は、やはり本当だった。文科省が連日公表してきた飯舘村の放射線量はでっち上げ。嘘っぱちの数値だと、ハッキリした。
 環境省は24日、国直轄で実施する「除染特別地域」の放射線量調査の中間結果を公表した。対象は飯舘村を含めた福島県の11市町村(約125平方キロメートル)。
調査結果は、100メートル四方の放射線量が分かる詳細な分布図となっている。
「放射線量は実際に人が測定したほか、測定器を載せた自動車を走らせ、すべて地上で調査しました。

 問題は飯舘村の放射線量だ。村内全3147カ所を見ると、最大は毎時21.2マイクロシーベルト。エリアによってバラつきはあるが、政府が定めた許容被曝量「年間20ミリシーベルト」(毎時3.8マイクロシーベルト)を上回る地域が大半だ。
 ところが、文科省が1月16日に発表した飯舘村の放射線量は毎時1.17マイクロシーベルトだった。環境省調査でこの数値を下回ったエリアは、たったの1カ所。0.03%の確率に過ぎない。恐ろしいほどの数値のギャップだ。
 日刊ゲンダイ本紙は22日付で、飯舘村の酪農家・長谷川健一氏(58)の次のようなコメントを紹介した。「昨年11月末ごろ、国の除染モデル事業を請け負った大成建設の作業員とみられる10人ほどが、村のモニタリングポストを高圧洗浄機で洗い、土台の土をソックリ入れ替える作業を行っていた。その様子を複数の村民が目撃していたのです」

 大成建設は「土の入れ替えなどしていない」(広報部)と全面否定だ。それでは、この差を政府はどう説明するのか。文科省の嘘を環境省が証明するなんて、皮肉な話だ。この国の統治機構は狂っている。
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引用が長くなりましたが、「ポポロの広場」の住人(読者)の一人IW氏から上記の記事提供をいただきました。このようなお上(かみ)の偽りの測定が未だ横行しているようでは、ポポロ測定班としましては一層気を引き絞め「放射線汚染市民ウオッチャー」として目を光らせ続けていきたいと思います。
 
来る3月11日でフクシマ原発事故一周年を迎えます。全国各地で「さよなら原発アクション」が開催される予定です。群馬と東京のアクションを紹介します。ぜひお近くの会場にお出かけください。群馬会場には、中高生アイドル、制服向上委員会(SKi)が来県します。(写真参照)
 
 
 
【3.11さよなら原発アクション=群馬】
3月11日(日)11:00開始 13:30大行進
高崎市城址公園(高崎市役所前)
 
【3.11東京大行進~追悼と脱原発への誓いを新たに】
3月11日(日)午後日比谷公園中幸門(霞ヶ関駅)集合15:00出発
 
【国会囲もうヒューマンチェーン=東京】
3月11日(日)16:00社会文化会館(有楽町線永田町駅下車)集合
16:30出発 17:00国会を囲む「人間の鎖」18:00~首相官邸前、要請書提出など。
 
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