ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

原発事故、そして拉致問題・・

2011年12月31日 | 原発震災・原発問題

今年最後のブログは『私が愛した東京電力』蓮池透著を読んで。

ベントの後で1、3号機で水素爆発の謎。メルトスルーしているのにこの程度で済んでいるは奇跡的。新規の原発建設は不可能だが既設54基の原発即時停止は現実的ではない・・。

高校時代の物理の先生は原発反対の急先鋒。「あんなもの絶対につくっちゃいかん」が頭に残っていた。70年代就職氷河期で、もともとは原発は嫌いだったが父の勧めで東電受験し入社。

福島第一原発1号、2号、6号はGE社製。多くのアメリカ人技術者が家族ぐるみで福島に赴任。“GE村”は沖縄やかつての大泉町の米軍キャンプと同じように、アメリカ人専用の学校、教会、病院などがあった。日本側へは完成した原発が引き渡された。

拉致問題との類似点については、拉致問題では、世論のパッシングは北朝鮮だけで、なぜか政府パッシングはしなかった。政府の無策ぶりという意味では拉致も今回の原発事故も同じなのに・・。

拉致問題も原発問題も、左右ともに熱狂するのでなく、左右の垣根を越えて、日本にとっての利益は何かを冷静に考え行動するべきだと語る蓮池透さん。

32年間、東電に勤務しただけに、そこでの経験からの見解は、なるほどと感じさせられるものが多かった。「拉致問題」「原発事故」、どちらも未解決のままの年越しとなる。来年はなんとか両者とも大きな進展を願いたい。そのために私たちにできることは・・

この一年間、ご閲覧ありがとうございました。2011(平成23)年大晦日。

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【写真】お年玉は放射線測定器?大泉町のホームセンターでも大量入荷。

私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として
蓮池透著
かもがわ出版
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全国セシウム汚染地図に驚き

2011年12月27日 | 原発震災・原発問題

今年は群馬大学の早川由紀夫教授の精力的な汚染マップの発表ですいぶん事実が確かめられましたが、今度の全国分布マップ=写真=は、名古屋大学の安成哲三教授と、ノルウェーの大気研究所のチームによって作られたといいます。

原発事故は収束していない。6千万bq/h放出中

このマップによりますと北海道を含め、ほぼ「東日本大震災」の名称通りの東日本全域に汚染は広まっています。単位は土壌1キログラム当たりのベクレル値(米科学アカデミー紀要提供)。これからも汚染マップの改訂版は必要です。まだ東京電力福島第1原発は収束していません。今も毎時0.6億ベクレルの放射能が漏れ広がっています。

昨日まとめられた政府の事故調査・検証委員会の中間報告も形式だけのものでした。「地震」でなく「津波」による事故原因の帰着だけは強く示しています。他の現存する原発への地震による危険性を関連付けないためにも「津波」説だけは死守したかったのでしょう。

SPEEDIとヨウ素剤の責任は誰なのか

そんな検証委員会とは一体何なんなのでしょう。もっとも検証委員会委員長の畑村洋太郎・東大名誉教授は原発推進の御用学者の一人。失敗学が専門でも原子力の専門家ではないし着任した早々から「個人の責任は一切追及しない」と腰が引けていました。個人の責任も含めてすべてを検証されないとなれば何のための検証作業なのだろうかと思っていましたがやはりその通りの報告書に。誰がSPEEDIの活用とヨウ素剤の使用に反対したのか、肝心なところが一切抜け落ちています。こんな“御用検証委員会”の報告より、むしろ朝日新聞の追跡シリーズ記事「プロメテウスの罠」の方がずっと核心に迫っていて発表も速いものでした。そもそも政府が畑村氏のような人物を委員長に担ぎ出すという人選からして甘かったといえます。

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優しいインディアンの包摂思想

2011年12月23日 | 教育・文化

アメリカインディアン文化のNHKカルチャーラジオ最終章、「先住民文化の世界への発信」を聴いての感想です。

ネイティヴアメリカンであったインディアンが、保留地に追い込まれて表舞台から忘れ去られて久しかった1960年代、ベトナム戦争の帰還兵やヒッピーたちによって先住民文化が見直されました。

ヒッピー(hippie)は既存の制度、慣習を拒否した60年代の若者文化。それまでの米国社会の主流層、アングロサクソン系の恵まれた富裕なワスプ(WASP)の生活スタイルに反発したヒッピーは、(1)戦争より愛(2)競争でなく調和(3)権威でなく平等(4)管理でなく自由(5)人工でなく自然、の価値観を掲げました。この価値観はよく見るとアメリカンインディアン文化とそっくり。都会の家庭を離れコミューン(共同体)で生活をする。西洋文化への落胆が先住民文化に回帰したともいえる現象でした。

戦士に向かいない男の子に強制しない

ラコタ・スー族では、男の子の中に戦士に向かない子がいることを認めていました。右手にお人形、そして左手に弓矢を示してどちらを選ぶか。その時、人形に興味を感じる戦いの嫌いな男の子には、無理に戦士はさせず別な役割を与えました。また障害を持つ子に対しても欠陥でなく差異としてとらえインデァイアン共同体は広く受け入れます。いわば包摂(ほうせつ)の思想が行き渡っていました。知恵のある者として年寄りも大切にしました。子供も老人も弱者に温かく優しい共同体を形成していたというわけです。

先進的だったSANYOの文化イベント

村の諸問題はパウワウ(powwow)の形で円陣を組み祈祷したり会議を開きます。ところで三洋電機は宣伝の一環でサブカルチャー的なイベント、SANYO POW WOW TIME を東京都内で何回か開催しました。1990年初頭、ヒット商品でいうと双眼鏡のようなビデオカメラ(ジーマ)が話題を呼んでいた頃です。まだ10代の初々しかった渡辺満理奈がゲスト出演していた時、立ち会ったのを思い出しました。このイベントなども今考えますとアメリカンインディアン文化の影響だったことを改めて感じました。

講座の中、阿部珠理先生=写真=が、自身の教育実習で得た経験から身体的に劣った子でも神に近い存在としていたわり受け入れるインディアン文化に接して「アメリカのもっとも貧しいと思われたインディアン社会で、弱者を優先する人間の愛情から発した安全保障のつながりを感じ、先住民社会から学ぶことは実に多い」とまとめられていました。

【写真】SANYO POW WOW TIME のポスター(1990)

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NHKカルチャーラジオ 歴史再発見 アメリカ先住民から学ぶ―その歴史と思想 (NHKシリーズ)
講師 阿部珠理(立教大社会学部教授)
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今度こそ本気で取り組め!拉致問題

2011年12月19日 | 政治

めぐみさん母「事態動いて」=拉致家族ら、進展に期待―北朝鮮総書記死去(時事通信) - goo ニュース

パソコンも原発も必ず壊れる。もちろん独裁者の体も不死身ではない。

「影武者」説もあり、金正日の実体はどこまで本当の話かわからないが、もし移動中の列車内で急性心筋梗塞が原因で亡くなったとしたなら、多くの独裁者の末路が悲惨なのに比べ天寿を全うできたということになる。ちょうど今読んでいる本の一冊が、『北朝鮮崩壊のシナリオ』。著者は脱北者の黄長(金日成総合大学元総長、金正日の家庭教師、恩師 1923-2010 87歳没)。

ちょっと喜劇王「エノケン」にも似た風貌の黄長(ファンジャンヨブ)。彼の記述する理論水準は極めて高いと感じる。本書では「国際社会は金正日の人質戦術を断固鎮圧しなければならない」として北朝鮮の民主化のプロセスを示している。

黄長は、日本に対しては、金正日政権と急いで国交正常化をすることはない。次の新しい政権と交渉するべき。また北朝鮮が崩壊したなら難民がどっと日本に押し寄せることを(日本人は)心配することはない。ベトナムやカンボジアでは相容れない思想対立する勢力同士の争いで、敗者は国内に居られず海外への逃亡となった。しかし北朝鮮の場合は体制内部の崩壊になり、これまでの国家の崩壊の歴史を見てもこのパターンでは海外への逃亡はない。むしろ国外に亡命している同胞が続々祖国に帰ってくることになるだろう、と。

日本と韓国はしっかり「戦友関係」として結び合うべきで、竹島(独島)の問題などで対立している余裕はない。島がどこかに雲隠れするわけでもない。(韓国人が)日本を糾弾する情熱は北に住む2300万人同胞を救援ための闘争に向けるべき。竹島問題は南北統一後、ゆっくり話し合えば良い。

おそらく黄長は、このたびの日本大使館前に慰安婦像を建てた問題でも、「今は韓国と日本がいたずらに対立している時ではないだろう」とあの世できっとあきれ嘆かれているに違いない。

とにかく金正日の死去によって「次の新らしい政権」にはなる。日本の政権交代劇同様、大きな期待は禁物だが懸案の拉致問題が進展するチャンスではある。日本政府、外務省は、最高責任者が交代する今、この機会に本腰を入れ、弔問外交を含めあらゆる努力を払って失踪者全員の奪還を実現してほしい。

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北朝鮮 崩壊へのシナリオ
黄長
河出書房新社

 

 

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突然の画面真っ黒停止はHDを疑おう

2011年12月16日 | IT関連

今週はディスクパソコン(メイン機)のトラブルシューティングの復旧作業で忙しかった。リカバリーを決断してから完全修復まで通算5回、それぞれ長いリカバリー作業を行った。

4年前に子どもたちから贈ってもらったDell Inspiron 530=写真。2年前にビープ音が4回鳴る異常程度で戸惑ったほかは特に問題はなかった。ただここ数ヶ月はブラウザ(IE8)が、閲覧中に時々暴走するので常時使用ブラウザをGoogle chromeに換えてはいた。

3日前の火曜昼頃ネット閲覧中、突然画面が暗くなって停止。購入以来初めてガイド本に従って診断プログラム(Dell Diagnostics)を使ってみた。結果は、トラブルの原因はハードの問題よりもソフト(Windows)の可能性が高い・・と示された。

そこで覚悟を決めOSのリカバリー(全面再インストール)をすることにした。第1回目は順調に工場出荷状態に戻すことができた。次々にドライバーを入れなおしネットにも接続。メールソフトもうまく設定して、やっぱりリカバリーして良かったなあ、などと思っていた矢先、ちょっと目を離してパソコンの前に戻ると画面は真っ黒すべてが停止。狐につままれたよう

それでも気を取り直して2度目のインストールを。VistaのOSまでは進む。しかし各種ドライバーインストールの最終段階、ビデオ解像ドライバーの入れた後の再起動で立ち上がらない・・。3回目、4回目もOS後のドライバー過程で再起動が利かない。根を詰めて集中状態がつづいたせいか、体力の消耗を感じてきた。昨夜は目も疲れ風呂に入る気力もなくなった。

自宅での格闘はあきらめて今日は、早朝から専門店で診断してもらった。原因はハードディスクとグラフィックボードの破損だった。それぞれ交換してもらい家に戻ってまたリカバリー作業。5回目。疲れました。。

突然の画面真っ暗停止はハードディスクを疑うべきでした。機械物、人間も同じですが必ず寿命が来て壊れるものです。それなのに原子力発電所が事故を想定しなかったというのはとんでもないおごりでした。パソコンの故障が一段落し、また原発のことを考えてしまった。ニュースでは「低温停止」ですと?相変わらずのまやかしアナウンスで国民の「思考停止」を誘おうというのだろうか。

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放射線測定器、身近なお店に

2011年12月12日 | 私のスナップ

【スナップ】

暫定規制値は専門家による科学的な評価を経たものではありません。3月11日直後の15日、役人がにわかに定めた“どんぶり基準”。それていてSPEEDIは隠す、実態を知らせなかった政府・各関係省庁。こうなったら空間線量も食の線量も自分たち市民自身で調べることは必要なことです。

ベラルーシやウクライナでは、ふつうのホームセンターで日本円にして1万円以下で放射線測定器が売られていると聞きうらやましいと思っていましたが、ついにわが群馬でも身近なお店で手にすることができるようになりました。

本来はこのような測定をする必要のない「原子力に無縁な社会」が理想なのですが・・哀しい現実ですが又一つわが家に新しい線量計が増えました。

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アメリカ・インディアン悲話から学ぶ

2011年12月10日 | 研究・書籍

毎週火曜日の20:30~21:00はラジオ(NHK第2)を聴いています。アメリカ先住民、インディアンの歴史が放送されている。講師は阿部珠理先生。声だけ聞いているとやや乱暴で早口、中性的なフェミニストの感じがしタレント研究者の田嶋洋子氏のような人かと思っていた。テキストにも紹介されているが声の印象とはちょっと違っていたかな?=写真。

もしアメリカの歴史にイフ(if)があったらなら・・

もしインディアンが、白人がやってきたとき民族として大同団結していたら北アメリカ大陸は植民地化されていなかったのではないか。当時、北アメリカのインディアンの数は1千万人、数では圧倒していた。もし、結束して戦ったなら勝っていたかもしれない。いずれにしてもイフは起きなかった。。

インディアンは民族意識よりもそれぞれの部族意識が強かった。そのため300から500の部族がばらばらで外来侵入者の白人に立ち向かっていった。ラコタ・スー族だけ見ても白人との条約を受け入れた友好派チーフ(酋長)レッドクラウドと、あくまで伝統を重んじる徹底抗戦派のシッテングブルーに分かれた。シッテングブルーは、リトルビルホーンの戦いで、カスター将軍率いる第七騎兵隊を破った勇士である。

カスター将軍は南北戦争の北軍の英雄。彼の死は、白人社会の反インディアン感情を一気に高揚させた。「カスターを殺した男」のスー族・シッテングブルーは、国定忠治にも似た慈悲の長(おさ)として部族内の信頼は厚かった。保留地も次第に狭められていく中でシッテングブルーは「人間は自立しなければ尊厳は保つことはできない。友好派のように白人からの食糧支給を頼って生きているようでは犬でも狼でもなくなってしまう」と語った。植民地支配を拒否する強い言葉だ。わが国の昨今の食糧政策をもチラっと連想する・・。

アメリカ・インディアンの悲しい歴史からひるがえって日本に目を転じると・・

日本は、黒船がやってきた時すでに徳川幕府下で天下(国内)統一はなされていた。江戸の人たちは部族意識よりも日本民族としてのアイデンティティが確立されていた。そのことが白人側の狙い、領土領民を「分断して統治する」という定石の手の内にはまらずに済んだのだろう。

さらに、アフリカ、アジアへと目を移すとどうだろうか・・

19世紀アメリカ大陸の先住民の歴史をたどると、今日的な社会状況の意味するところを知るヒントも含まれているように感じる。まさに歴史再発見だ。

次回最終章は「先住民文化の世界への発信」。

12月13日(火)20:30~21:00(再放送14日10:00~)ぜひお聞きを。

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NHKカルチャーラジオ 歴史再発見 アメリカ先住民から学ぶ―その歴史と思想 (NHKシリーズ)
講師 阿部珠理(立教大社会学部教授)
NHK出版

 

 

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原発輸出に反対の民主党議員

2011年12月08日 | 政治

先進諸国の多くは斜陽産業である原発からの撤退に向かっているというのに、日本はいまだ原発事故の収束も見ない中、途上国に原発を輸出しようとしている。

ベトナムやヨルダンに原発を輸出する法案に、民主党議員がまだ数は少ないとはいえ反対したことは救われる。勇気ある行動をとった代議士は京野公子、石田三示、川内博史、斎藤恭紀ら各氏他。

原発予定地の一つ、ベトナム、タイアン村(中南部ニントウアン省の首都ファンラン市北西20キロ)は、にんにく、ねぎ、ぶどうの農産地帯。海岸線にはウミガメが生息する自然の美しいところ。村民は「福島原発はもう収束している」「福島の事故は神様(自然)のせいで技術のせいではない」と、ここでは破綻をきたした日本の原発安全神話がしっかり根付いている。

日本はみたび(三度)の被爆国。人様に、一度事故に見舞われたら誰も制御できないぶっそうなものを売るのではなく、飼いならせない怪物のような原子力に頼らないで数多くある他のエネルギー開発をお勧めするべき立場だと思うのだが・・

参考記事(読売新聞12/6)-------------------------

 日本とベトナムなどとの原子力協定の承認案を巡る6日の衆院本会議での起立採決の際、10人を超える民主党議員が反対や退席などをして造反した。

 造反者には小沢一郎元代表グループの当選1回の議員が目立ち、平野博文国会対策委員長は6日の記者会見で造反者の処分を検討するとした。

 小沢元代表は本会議を欠席した。元代表側近は「元代表に造反の意思はなく、グループとしての指示もない」としている。

採決で反対した同党の京野公子氏(小沢グループ)は「原発を輸出しても事故が起きたときに解決できない」と語った。石田三示(同)、川内博史(鳩山元首相グループ)、斎藤恭紀(同)各氏らは採決前に退席した。石田氏は「信念で反対(の意思表示を)した」とし、斎藤氏は「党内で十分に議論されておらず、認められない」と語った。

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【写真】原発建設予定地、ベトナム・タイアン村(「避難の権利ブログ」から)

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三洋退職者を富士重が雇用へ

2011年12月06日 | 地域・一般

三洋電機東京製作所の早期退職者を対象に、お隣りスバルの富士重工業が200人の採用をする用意があることが、各新聞地方版で報道されました。

三洋電機はパナソニックとの1月完全統合を直前に、先月末で退職者は約800人とのこと。富士重工はそのうち希望する人たちから200人を雇用し同社群馬製作所(大泉町、太田市)で受け入れるとの意向。「2社連携、地元歓迎」(上毛)、これは明るいニュースです。

三洋電機のルーツは創業、井植家とパナソニックの松下家とは元々が親戚縁者。戦後、財閥解体指定を先に読んでの義弟の離脱・独立からの出発。考えてみれば元の鞘に収まったとも言えなくはない話し。同じように三洋電機東京製作所の所在地、大泉町坂田の土地のルーツは、富士重工とともに旧中島製作所が母体。個人的な意見ですが万、万が一、東京製作所の土地をどこかに渡すとしたなら、一番の買い手は富士重工がふさわしいと思います。大泉小唄でいえば「むかし中島、今三洋~♪」の回帰です。

敗戦によってGHQ(占領軍総司令部)の前で中島製作所も一種財閥解体的に分割されたようなものでした。かつての戦闘機生産会社が当時、太田工場はうさぎのマークのラビットスクーターに、そして他方の大泉(小泉工場)は家電のテレビなどへとそれぞれ平和産業に脱皮し分かれて再建して来た道のりでもあります。

単純計算で、あとの早期退職社員600人の人たち全員にも、ぜひそれぞれ再活躍できる場が得られることを期待します。

【写真】地域の会社が協力し合っていたあの頃。バレーボール大会(1972年9月東京三洋構内 大体育館で)

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陸軍登戸研究所の真実

2011年12月04日 | 研究・書籍

明治大学は2010年3月、生田キャンパス内に登戸研究所(正式名 第九陸軍技術研究所)の跡地に資料館(正式名 明治大学平和教育登戸研究所資料館)を造り一般公開しています。入場無料ですが、休館日が多いので要注意。

陸軍登戸研究所は、陸軍中野学校、関東軍情報部、特務機関と連携して生物化学兵器、電波兵器、風船爆弾、紙幣の偽造など謀略戦の兵器を開発していた秘密部隊の一つです。

『陸軍登戸研究所の真実』の著者、伴繁雄氏(元幹部所員、陸軍少佐)は「大人には話さないが高校生には話そう」と歴史の証人として原稿を書きあげ、直後14日目に急逝された。「数日前から晴れ晴れした気分だ、と申しておりました。長い間の肩の荷を下ろした責任を果たせたことでホッとしていたようでした」(夫人、伴和子氏)。1993年、享年87歳。

(1)欧米各国の技術的情報の収集に専念せよ(2)総合、分析、評価するたんなる「インフォメーション」でなく「インテリジェンス」化を実施せよ(3)諜報、謀略をプライオリティとせよ(4)いかなるテーマでも基礎研究と応用研究をともに実施(5)今日はアイデアとイマジネーションの時代であることを考え、努めて研究予算を節減し時代にふさわしい新規性、独創性兵器の実現に一層努力せよ・・以下省略。

(1)からの上記は、著者の長年の上司であった篠田所長の説示の抜粋です。ここで感心してはいけないところかもしれませんが、この「説示」は現代のビジネス・イノベーション競争社会でも十分通用するようなコクのある内容に感じました。

「電波兵器の研究」の章では、すでに放射線に関する研究が八木アンテナの開発で知られている八木秀二氏(大阪帝大教授)の所轄として検討され始めていましたが途中で中止。一方、強力超音波(殺人光線)の研究は終戦までつづいたといいます。

本書の寄稿者の一人、渡辺賢二氏(法政二高教諭)は、非人道的な実験や開発も戦争悪ととらえる必要があるとして「731部隊や登戸研究所の関係者は一人も戦犯にならなかった事実。それは米軍に資料を提供したことによる免訴であった。ここに秘密戦・謀略戦の本質がある。1945年8月15日に日本は戦争を終結したが、秘密戦・謀略戦の構造は変わらず米軍に引き継がれたのである」と、ズバッと核心に迫っています。さらに渡辺賢二氏は「戦争を生み出したものが人間なら、廃棄できるのもまた人間である」として「科学の平和利用の在り方を研究することが21世紀の課題」と、提起されました。技術過信に陥り原発禍に見舞われている今日、これからの科学の進歩とその果たす役割を本書を通してまた考えさせられました。

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陸軍登戸研究所の真実
伴繁雄(元陸軍技術少佐)
芙蓉書房出版

 

 

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「除染」では県内リードの大泉町

2011年12月02日 | 地域・一般

今日の上毛新聞、一面トップは富岡市と大泉町が、国の目安を上回る独自の除染基準で住民不安を解消しているという記事、着眼点の良いニュースです。

国の除染基準 地上1メートル 0.23μSv/h

大泉町同基準 地表0センチ  0.23μSv/h

富岡市同基準 地上5センチ  0.23μSv/h

大泉町は除染に要した費用は東京電力に賠償請求するという。勇気あるまっとうな方針です。これまでの一連の大泉町の放射線対策は、町民ニーズにかなったもので好感がもてます。地域では医療機関が中心となって空間の放射能汚染を自分達で確認する「放射線量測定運動」も始まっています。できることならこれからは、内部被曝の状況も把握してほしい。特に子ども達の給食等の食品のベクレル数値が気になります。

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おススメ動画ねつ造で知事職を追放された佐藤栄佐久氏(前福島県知事)が真相を語る。

原子力国家日本 1

原子力国家日本2 (記者質疑)

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食の放射能測定は難しいけど・・

2011年12月01日 | 原発震災・原発問題

私の関心は空間線量(外部被曝)から食の線量測定(内部被曝)に移っています。連日、国の暫定規制値(1キロ当500ベクレル)を超える食品汚染は後を絶ちません。この暫定規制値とやらも、まゆつばものです。原子力安全委員会がICRP(国際放射線防護委員会=原発容認団体)の勧告に基づいて設定したアバウトな基準。あくまでも「暫定」とはいうものの、おそらく長い長い暫定になりそうです。

遅れている給食のベクレル検査

現在の食の検査はサンプル数がきわめて少ない。子どもたちの給食が不安です。汚染検査を実施しているのは、福島、宮城、茨城、群馬、栃木、千葉、埼玉、東京、神奈川の1都8県約80市区町村で全体の2割にすぎない。8割は何もしていない後手後手の状態。「東京、神奈川など財政的に豊かな自治体での実施が目立つのに、最も検査の必要な福島では、検査機器の納入が遅れていることなどから6市町村でしか行われていない」(「社会新報」11/23)

食品測定にチャレンジ

早速、入手したベラルーシ製ガイガーカウンター、PKC-107を使って、パック入りのロースハムを測定してみました。大きなガイガーミュラー計数管が2つ付いているバイクで言えばツインキャブタイプのようなパワーを持つ機器と期待しているのですが・・。

放射線は時間、空間によって濃度にばらつきがあり線量の上下幅が激しい。最初は5回測定し100ベクレルの値になった。もう一度5回測定するとなんと580ベクレルまで上がった。3度目5回測定、ファイナルアンサーでありゃ?0ベクレル・・???。とりあず今日のところはこれでお開きにしました。

内部被曝で精度の高い数値を得るのは難しい。確かに個人が放射線量を測定することに疑問視する批判的な意見もあります。安価な簡易ガイガーでは厳密な数値は得られないからかもしれません。しかしそれでも一般市民が関心をもつことが今必要だと思うのです。たとえおおまかな数値であっても絶対情報が少ないだけに、自分で確かめてみたい。PKC-107は弁当箱のようなガイガーですが、なんとか使いこなして、みなさんにまたご報告できらたと思います。

ベラルーシは汚染先輩国

ベラルーシの製品がわが家に入ってきたのは初めてです。ちなみにベラルーシとはどんな国か調べてみました。人口約1000万人、面積は日本の2分の1。チェルノブイリ原発事故の影響では国土の23%が汚染。心臓を中心に奇形児が多く「15~20%の子どもたちが五体満足だが・・何らかの障害児多い」との医師の報告もあります。 それだけに測定器製造についての取り組みも早かったのでしょう。

【写真】ミンスクの食品市場で測定するベラルーシの女性。

おススメの一曲FRYING DUTCHMAN humanERROR  京都のバンド。ちょっと品はありませんが、良く勉強したメッセージです。長いですがお聴きください。歌われているように本当の今年の流行語大賞は「ただちに人体に影響はありません・・」でしょうね(笑)

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